あなたは
詩
からできていた
あなたのことば
髪の毛も
どこまでも
あなたは詩で
....
馨を愛でようと
桜並木を歩く
鼻風邪にて
匂い叶わず
やわらかなる花の
ひとり散歩 ....
怖いものばかり溢れているから、
せめて、心の中にはきれいな景色を。
痛い言葉の刺を抜き、
現実 ....
くびれたウェストの砂時計は
オシリをフリフリ
エ ....
本当の姿を毛布に絡めて
誰にも知られないための夜が
いつも通りに朝にむかっていく
眠れない ....
糖尿持ちの母ちゃんが
昔より疲れやすくなり
今迄ほったらかしていた
使った皿や洗濯物を
....
リアルな結果ばかり並べて
独りで焦ってみたりする
リアルな数字ばかり並べて
勝手に絶望した ....
小屋立てば芝居の怪人隠れ住み若者誘う
劇スパイラル
板の上かたく抱き合うお芝居の稽古を夜 ....
ぼくたちはおぼれていく
息ができなくて、
そんなときに浮かぶ顔はいったい、
だれな ....
アナグマさんとマッチちゃん
アナグマさんは紳士です。
ちょっと白髪まじりの前髪を撫で ....
まだ二十代になりたてだった頃は
自分が周りに溶け込めない原因を
責任転嫁することばかり考えていた ....
詩人は実のところ職業ではない。農民が作物を売って生活費を得るように、労働者が労力の対価に賃金を稼ぐ ....
寝てる間に熔けて口いっぱいに溢れた金属のようなチョコレートが嚥下しても嚥下してもしきれない
私の前 ....
虹を発見したら
「きれいだねきれいだね」
と騒ぐ君が嫌い
お願いだから
黙って ....
いっそこのまま
身体ごと
海の果てまで
落ちゆく夕日
きらめく波に
目を細め
静かに ....
光は
はじめ
緑の葉の露をはじき
眠る子の
夢をくぐる
やがて
君の眼にやどり
始まり ....
タイムマシンを買いました
十年先が懐かしい
タイムマシンを買いました
最新型を買う為に
....
いつのことか
忘れていた
色彩の花は
不分明な闇に
溶け始め
たおやかな
曲線の匂い
....
暇を弄んでいる
雨は上がった
日差しのなかに春を見つけ
香りのなかに沈丁花を見つけ
....
恋はほんのいっとき 愛は永遠に続いちゃうらしいの
でも愛して欲しいって思ったらだめ?
自分の ....
青空に向かうクレーンが指し示す方向に
ハンドルを切りながら
その造形の美しさに目を奪われる
....
アッラーがなんか言ってる。えーと、明日、ドラクエ買うのに休むんだって
こんな娘じゃない ....
抱きあっていない二人の肉体
おなじ空間に入れてしまうと
勝手に服を脱ぎだしてしまう
....
いつからあの道を逸れたの?
キミの小さな呟きを掻き消すように口付ける
僕らには愛があ ....
この腕の千切るるほどに遠くまで投げたきものは春のみずうみ
080406
手のひらに載る
小型風力発電所
プロペラが ....
そう 霙って言うのかもしれない.。
それがね
ふわふわっ とした 大きな雪のかたまりとなって ....
ねぇ
あなたがいてくれたから
わたしこうして持ち直せたよ
あなたがいなかったら ....
青い鳥は家にいた
ないものねだりで
外を探したが
友達の話を聞くと
これほど楽な生活はな ....
産まれてきたのはいつだったかな
泣いていたのは何故だったかな
真っ暗な世界で求めていたのは何だっ ....
無心の空に 雲がとおくまでたなびいていた
いちばんの孤独を慰めてくれたのは君だった
きみ ....
1.“僕たちは物語を作るためにこの星にやってきた(独白)”
誰もが星の子供なん ....
そっとくちづけるかのように
首筋に立てた牙が血液を辿ってゆく
やさしいじかん
一度だけ閉じられ ....
まだ気持ち
残ってるよ。
だからこうして
眠れない夜に
君の好きな曲を
聞くんだよ ....
ぼくを好きでいることをやめた
きみを許す
旅びとだから
きみを許す
たましい ....
しずけさって つめたいいろ
… ひんやりしたおと
ぽつんとたった ま ....
{画像=080406010521.jpg}
激しい自己嫌悪に疲れた
物憂い晩春の夕暮れ、
壁に ....
遠吠えの先端を夜に梳きこんで星にまぎれた魂ひとつ
恒星は渦巻く夜を抱きしめる ....
この空のどこかに
きみはいるのだから
僕は丘の上で腕を広げて
知らない鳥と
知らない言葉で ....
夜空を見上げる
君はどれ?
都会の汚い空気じゃ見えないのかな?
交差点の信号待ちで
ふと見下ろす足元
踏まれた煙草と
俯く僕の影
同じ姿勢で向きあ ....
僕はなにをするだろう
大きな自然のなかで
いまの悩みをすべてちいさくして
僕は ....
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