気づけば豪雨のような音響にぐるりと包囲されていた
オグロヌーの疾駆するさま
出発するときは頼 ....
道端 潰れた死骸から
抜け落ちた魂の在り処が
見えるような気がした
そんな傲慢な感傷に浸る
 ....
細腕を背中に絡め
まどろみぬ遥けき
人と思ひたれども
艶容の君し一目見
忍ばぬ花の蕾むや
 ....

きみと違ったゆめをみた。
かなしくて、せつなくて、なきそうだったけど
(あはは、とわらっ ....


目の前が真っ暗さ、チェリー。
かすんだソーダ水がもたらした微かな希望は
拳の間から する ....
たくさんの 夏のあと


  口ずさんだ 旧い流行歌


   すれ違い様
 どれだけ ....
喪服で参列する
一人ひとりが 
棺に横たわる亡骸へ 
花を捧げるごとに  

百歳の老婆の ....


君は特別な自分に
なりたがってる

君は特別な誰かに
なりたがってる

 ....
道が続いていく
どこまでも
延々と続く道を

いつまで走り続けて
どこまで走り続けて

 ....
なくしたのではない
置いてきたのだ

あの時の眼差し
あの時の声や言葉

誤解
曲解
た ....
ある日突然喰ったんだ
腹が減るから喰ったんだ
少し多めに喰ったんだ
でも足りないから喰ったんだ ....
水を注いだグラスの中を
過去の思い出が通り過ぎてゆく

時には努力の思い出
汗を流している友 ....
だいじな あやまちを
わすれないように
おしたら すぐ
いたみを おもいだす
ぼたんを ひた ....
水の本を開く
文字は流れ出し
意味は溢れ出し
あとには
水の思想だけがのこる
川によっては ....
胸の高鳴りがジワジワと耳に近づいてきた時
それが北と南の混じりあった時に 泥舟となって浮かぶ

 ....

 悲しいほど
 君のことばは
 ぼくにあてはまる

 苦しいけど
 君には 
 僕が ....






 叩きつけた拳は、ざっくりと裂けた。引き
抜くと何かが落ちて、コン ....
あなたの行きつけのジャズ・バーへ
初めて連れていってもらった
薄暗い店内は煙草の匂いが染みつき
 ....
追い込まれる意識に
途切れた過去の記憶
何かに縋っている
心が自分に奪われていく
感情が失わ ....


天に向けて咲く花の

香は地に這って 熟み淀み

ひれ伏して嘆く夢の

その清浄を食みながら

 ....


蒼夜に月は上弦で
雲をゆらるとナガレテル

時の経過と動かぬ森と
月の記憶と揺るがぬ ....

                070824


金がない
お金のために
金のなる木を ....






 うなされていた。醒めると、冷たいはずの
手が、あたたかく汗ばんで ....
ウキウキどきどき
はらはらルンルン
ちょっと贅沢な時間
車に乗って

少年は高島屋を
高 ....
忘れてしまいたい事
沢山あり過ぎて

言葉は溢れても
体は縛られて

悲しくて
捕らわ ....






コードぶち切りPC振り上げ窓からぶん投げいらねえ!こんなもん。

 ....






線香花火よりもはやく落ちるナホのナミダも効かない「あいつ」は、

 ....
はさみ
兵藤ゆきより
大きなはさみを
買う
ポケットには入らないので
背負って
帰る
 ....
かたいものは冷たい

ノートに走り書き

それから探しはじめる

かたいけれど、

 ....
すき間だらけのひとが立っているすき間に
種を埋めこんでみる
やがてたくさんの花に包まれるそれが
 ....
長い階段の下に
長い歩道が延びている
山の雲は算数がとても上手で
足し算のような雨を降らせてい ....
ビルの隙間から
切り取られた空が見える

曇天

そういえば、
晴れていても青くは見えな ....
足音の沈む
その、一瞬のあとに
居眠り運転の波は
名残を
綺麗に拐ってしまった
 
笑い ....
暗闇を抜け出して
やっとグレイのなかで

でも

絶望と希望の
境界線が見えない

 ....

カラン コロンとドアを開け
馨 珈琲豆

カウンターをすりぬけ
マスターがシャカシャカと ....
今夜眠れないのは
熱帯夜のせい

ううん違う
だってエアコンだってついてるし

たぶん
 ....
ビー玉の中で
歪む町並み
世界は
終り

蝉の羽根
透かして
見える
極楽浄土

 ....
落ちて
落ちて
昔日
夕暮れ
鐘のこえ

夏空
どこに
秋空
そこに
すぐ そこ ....
熱い地面で
ほどけたアイス
白の甘い
甘い海
黒の小粒を
優しく呼び寄せ
黒が白にのめり ....









彼が去りゆく

彼とは雲のことだ

君は歌う

君と ....



白い 塗りかべの 建築や 小路を 抜けて

とまどいながら 最初の 一声が いまだ
 ....
ウィンカー点けて
スピードを落とす

助手席から夫を不思議な顔でみる
どうしたの

後ろ ....
好きだけれど好きって言えない
忘れたいけれど片隅に残っている
枝毛が一向になくならない
いつも ....
ジャンプして
空の高さをめざしていた
虫たちの翅が透明になった


さみしいね
ぼくたち ....

ねぇ会いにきてね
朝陽の中を
風と足並揃え
木漏れ日を走り抜ける
切り揃えられたリズムで ....

 一杯の紅茶には 一杯だけの夢があった
 一杯の紅茶ができるまで
 たくさんの人の幸せが在っ ....


わたしに世界を否定されても、
しらないものは知らないのだというだけ。
わたしが世界に定義 ....
髪を乾かすところは見ないで欲しい
爪を切るところも見ないで欲しい

僕の妹は繊細すぎるか

 ....
地図はいつでも正確だ
何分の一という尺度から道がどのように走ってその脇にどんな建物があるのか
こ ....



僕ら二人いると
君は雨のように濡れ
僕は雨に打たれ濡れる

君の中で僕は傘 ....
頭痛の理由は
きっと記憶の右裏にあって
鎮痛剤は捜し当てられない
 
 
迷路を更に複雑に ....
少女は影と仲良し
毎日毎日一緒に
日が暮れるまで遊んだ

少女は
周りの大人たちの ....
僕は戦っている。本当だ。

誰よりも耳を澄まして、何よりも早くみんなの敵を打ちのめす。稚拙さなど ....
・2007-07-21

おうさまは裸だぼくも脱ぎましょう

生きている人のものだね神様も
 ....
電光が一線走り
斜めに水溜りの上に視線が泳ぐ
手繰り寄せる繊毛は
見えたかい
水溜りの上に染 ....
世界の片隅に咲く花を
うつくしいと言うことはできない
ぼくはその花を
見たことがないのだから
 ....
元気が無いんなら泣けばいいのに
泣け無いんなら元気を出せばいいのに

考えるんなら行動に移せば ....
それは一体なんだったのか
解らぬままに
見たことのあるような
しかし記憶の引き出しはそれを何処 ....
折鶴の

{ルビ誰=た}に習ひしか忘れしも

{ルビ右手=めて}と{ルビ左手=ゆんで}に刻ま ....
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2007年8月24日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ストライプゾーンmizu K自由詩107-8-24 23:44
リインカーネーション松本 卓也自由詩1+07-8-24 23:42
夜に咲くなる花蘆琴自由詩2*07-8-24 23:23
ひだりめの遠吠え。哀詩自由詩1*07-8-24 23:21
ソーダ。自由詩1*07-8-24 23:18
夕闇 宵闇 哀しくも ひとり李伍 翔自由詩0*07-8-24 22:56
献花 服部 剛未詩・独白407-8-24 22:54
so special som,,, 君と僕とのセレブレーション 特別な自分なんてどこにいるんだ?じゃんじゃっ...自由詩007-8-24 22:41
道が風音携帯写真+...1*07-8-24 22:41
きょうの終わりにweed &...携帯写真+...1*07-8-24 22:17
人→怪物damuda...自由詩307-8-24 21:42
グラスの中の過去ぽえむ君自由詩3*07-8-24 21:33
そろもん(危機管理の話)みつべえ自由詩307-8-24 20:55
水の本岡部淳太郎自由詩1107-8-24 20:52
それくらい壊せるくらいねこ歩き自由詩007-8-24 19:55
夢ならいいのにくるす.wh...自由詩1*07-8-24 19:20
「 殺夏。 」PULL.自由詩3*07-8-24 19:13
ジャズ・バー渡 ひろこ自由詩7*07-8-24 19:11
Mind Protect流希-Яuk...自由詩107-8-24 18:37
天花携帯写真+...5*07-8-24 18:33
たぬきの会議。クスリ。自由詩107-8-24 18:14
日曜日あおば自由詩3*07-8-24 18:06
「 呪夏。 」PULL.自由詩3*07-8-24 17:03
アドバルーンペポパンプ自由詩4*07-8-24 16:42
闇に紛れて森川仁司自由詩307-8-24 16:29
「 壊夏。 」PULL.短歌2*07-8-24 15:12
「 ナホとナミダと涙と、夏。 」短歌2*07-8-24 14:24
はさみたもつ自由詩707-8-24 13:56
夏休み吉岡ペペロ自由詩407-8-24 12:54
しあわせの形tonpek...自由詩6*07-8-24 12:40
ぼくらの思考自由詩2*07-8-24 12:34
回帰由希自由詩0*07-8-24 12:31
創書日和「砂」 海岸山中 烏流自由詩5*07-8-24 10:28
境界線風音携帯写真+...0*07-8-24 10:24
菩堤樹鈴鈴自由詩4*07-8-24 10:04
眠れないのは風音自由詩4*07-8-24 9:33
夏死明楽自由詩1*07-8-24 8:52
落夏自由詩007-8-24 8:51
晩夏自由詩007-8-24 8:51
書くヨルノテガム自由詩5*07-8-24 8:29
夏の終モーヌ。自由詩10*07-8-24 8:16
買物へ砂木自由詩4*07-8-24 7:16
お手上げ。vi未詩・独白107-8-24 6:57
虫たちの消息yo-yo自由詩7*07-8-24 6:30
会いにきてかのこ自由詩107-8-24 6:04
紅茶doon自由詩107-8-24 5:24
シンデレラシンドローム哀詩自由詩3*07-8-24 5:12
チューリップ型のコンドーム花山草太郎自由詩107-8-24 4:03
地図ワタナベ自由詩4*07-8-24 4:01
■■■    彼女 -- she's rain    ■■■じゃんじゃっ...自由詩007-8-24 2:55
キミ≠鎮痛剤青井 茜自由詩5*07-8-24 2:18
少女の願いなかがわひろ...自由詩6*07-8-24 1:52
「リアル」自由詩3*07-8-24 1:48
雑句(2007-07-21〜2007-08-11)若原光彦川柳907-8-24 1:48
やっと鼻が利いてきたらたけ いたけ自由詩107-8-24 1:41
若原光彦未詩・独白507-8-24 1:10
親愛なる十人十色様酸素の枷自由詩2*07-8-24 0:29
追憶 思い出す獅子丸自由詩107-8-24 0:19
連鶴悠詩自由詩4*07-8-24 0:13

加筆訂正:
くうふうりん/たりぽん(大理 奔)[11:26]
最終連追加
連鶴/悠詩[01:23]
「忘れざる」→「忘れつる」としました。
59rows, 1.01sec.