手のひらを 空へ かざそう。
瞳を軽く交わしあい、
そして、僕たちは生きていこう。
....
さっきからわけもなく
ティースプーンで
カップの中をかき混ぜてしまう
テーブルをはさんで
向 ....
また去年と同じ
桜が咲いたらあの公園まで歩こう
伸び過ぎた黒い髪を夜風にさらし
二人どきどきし ....
足りない
足りない!
足りないの!!
今すぐキミを
街中から探し出して
....
しけもくを すいながら
ひがないちにち なにもせずに
すわっているのは すべての
ひみつをしっ ....
右耳が
キミの声で
犯される。
この世界で2人だけになれたらいいのに
と
笑顔で言える幼さの
無垢さと純粋さの
....
夜を走る、
トンネルを走る、のとは
訳が違う
わずかな光に
希望をかんじなが ....
街の明かりを
遠くに見ている
近づいては
時間のように消えてゆく
行為だけが ....
雨あかりのなかを
ふたりの足が歩いている
濡れているのは
傘だけでもなくて
....
時が流れば折り返し
春を教える梅が咲く
匂いを風が染めあげて
空には花の色がつく
春を描ける ....
人の流れに逆らって 夜の隅で
束の間の休暇を 弄ろう
僕達は あまりにもお互いに貪欲で それ ....
現場、吉祥寺
マクドナルド井の頭公園店、店舗改装におけるはつり、解体作業。
ともに働くおっさ ....
夢が舞う歩道橋の上で
東に浮かんだ夕陽を眺めていた
崩れた表情を整えながら
笑う君の ....
たぶん僕はずっと幻を見ていたんだ
他人同士が仲良く集まって
微笑んで喋っているその内側で
....
認めて 拒絶して
理解して 批判して
感情のままに人は生きている。
機械ではない証拠。
生き ....
エアー、夏のように
薄い服を着たあなたが
少し口を開けて
世界とつながっている
あなたの唇も ....
消せない想いが今もある
消せない記憶がいつもある
消せないメールがいくつもあって
どんなに ....
ピクルスはお入れになりますか。
何にといってハンバーガーにでございます。
ハンバーガーを注文され ....
日差し
西側に深く傾いて
水平線の手前
あの焦燥の中で
握る掌は粘って
開くことを引き止め ....
俺はきっと幸せ者なんだ
色んな物を失っても
生きていられる
失う物すらない人間が
死んで ....
カフェラテの香りと、
タバコの臭いと。
ほのかな緊張感。
シックな店内と、
イヤホン ....
素足のまま
駆け出した
貴方の 聲 だけ
鮮明に
思い出して
思い出して
朱く
....
世界中に爆発音が響き渡るよ
僕らの背中を押す夕日が泣いている
僕らの帰る場所は
粉々に砕 ....
どんなに美しい一瞬も
どんなに醜い一瞬も
ただ通り過ぎていく
戻っては来ない
どれほどの喜び ....
*
むーん、むやーん、る・る・るん
さかんに どうぐをとって とったてで そらにかかげ ....
少し考えればわかりそーなことは
少し考えてもわからなかったことで
それにしてもアレがなんだったの ....
うちの体重計はくまのプーさん
いい子だけれど
ときどきうそをつくのが玉にキズ
おもた〜いた ....
こころにについて
厳しい言葉と
優しい言葉の
両方を兼ね備えたあなたに教えてほしい
....
(以下、2006年RTでのひとりごとを転戴)
(1+1)/4 [17:01:16]
ふんふか ....
つかの間のお礼を
僕に言う必要は無いよ
君の左に居る ....
車にひかれた 仲間のからす
誰か あいつの死を
悲しんでくれないか
ひびのはいった 車のガラス ....
修正ペンで
過去を塗り潰した
逃げ込んだのは
真っ白な家
白い壁
白い天井 ....
この歌を超える詩を書こう
僕は虹の彼方にあるものに向かって歩き始めた
山を越え虹を潜った
....
眠ろうかそれとも詩を書こうか考えた
結局詩を書くことにすることに決めた
暮夜のこの時間はこ ....
切なくなると詩を書きたくなる
君想う時詩を綴りたくなる
部屋の闇に入る時死と隣り合わせ ....
書くという行為を問題にするとき、いくつかの進め方が考えられる。
「なにを書くか」「どう書くか」「な ....
雪は山を白く染めてゆく
いま銀縁の壁掛け時計に蠅がとまり
文字盤を透かしたガラスの上を音もなくあるくまず12から
....
50を過ぎて
39度8分はちときつかった
もうちょいで
タンパク質は凝固するな
なぜだか ....
仮想現実
仮想家族
僕等まだ
おままごと状態
プラスチックの人参
食ってりゃい ....
まるで私に、
泣いてもいいよと
語りかけるように
雨、私に溶ける
雨、私を抱きしめる
....
ホントはずっと前から知ってたよ
だけど信じたくなかったから
現実を見たくなかったから
知らない ....
「おらあ悪党だすけ、地獄の閻魔様にも嫌われてなかなかお迎えが来ねぇ」
と元気に遊びに来ては、父によ ....
なぜ?
なに?
だれ?
どこ?
いつ?
どして?
いつもいつも
頭うずまく
5W ....
扉をあけると
暗がりのなかに
箱がひとつあった
急に恐ろしくなり
扉をしめた
....
おれは
ふにゃふにゃの魂を
強靭な鞘で守る方法を
身につけたおかげで
狂うということから
....
「 」
それ どういう意味って
聞けばいいのに
恥ずかしがって
「 ....
電線の雪ぶつ切れて落ちて来し
ポケットに凶器あたため暮れかぬる
妻を殺して帰る家 冴え返 ....
のどかな田舎道を歩いていると
温泉が昼寝をしていた
地面に寝そべって
いびきが山々の中を響かせ ....
春の水濁れよ神の指触れん
―RIOJAにて
見渡す限りの葡萄畑を歩いてゆく
....
空からは 降りてくる
土からは 起きあがる
手をさしのべて
のびをして
あくびする
呼ぶ声 ....
―RIOJAにて
?.
....
川のせせらぎを聞いている
部屋の隅で
部屋の隅を見つめて
あるいは目を開いて
焼き付ける首都 ....
あなたの声が聴きたい
かつて私を魅了した神秘的なあの{ルビ詩=うた}を
あなたの声を聴かせて
....
雲の透かした月は淡く
軟らかな草木を育て
飛ぼう何処までも
間違わずに行けるなら
それこ ....
はしゃぎすぎて血を吐いた夜は
これをあげよ
あったかいメロンスープ
どろどろと喉の奥に流 ....
きみの名前をおぼえた日から
ぼくはふたつを呼んでいる
やさしさは偽らないから ....
生きている世界に
足跡を遺して月の影の扉をあける
小さな扉は静かに傾ぎ
永遠の世界に繋がる
....
押入れの中に詰め込まれた
古い衣類はしわしわになったまま
寒い夜にはそのまま冷えて
家で母と一 ....
邪推だけれど
あなた僕が好きでしょう多分間違いないと
思うんだけどな
なんて僕は
言えません
あなた ....
ある日曜日
いつものように遅めの朝食をとりながら
新聞を眺めていたら
君が日本代表に招集されて ....
ざわめきを聴いていた
誰か、いいえ
それよりもっと
わかりやすいものたちと
孤独 ....
田舎道で話しかけられました。
「ピープル!」って言われた。
私しかいなかったから 私 ....
羽をなくした鳥は
もう二度と
飛ぶことは出来ない
でも歩くことなら出来るわ
....
影を
思い切り伸ばしきった
夕日
遠く
沈む
諸々を
瀬戸際でも信じ続ける
お前
....
さよならしようと
心に決めて
見つめたあなたの
その姿に
胸が締め付けられ
この気 ....
午前2時丁度
帰り道ふと上を見上げたら
星が流れてくとこだった
冷えた空気
吸い込んで吐いて ....
地上何万メートルで地球を覗いても
肉眼でも捉えることも出来ない小さな存在
地上何百メートルで ....
いつかの夏の日
むせ返るような夏の真昼間
陽炎の向こうに僕の姿を見た
照り返すアスファ ....
なんのかんの言ったって
春はすぐそこなんだから
モジャモジャ気分じゃ
しょーがないでしょう?
....
いつかあなたは僕の絵を
「痩せた狐の落とし子ね」
笑って僕に言いました
弱って僕は、虹のあ ....
三つの蝋燭が
互いを溶かしてかがやいている
まぶしさを覆うまぶしさが割れ
雪に ....
東京特許許可局
俺はおまえを許可しない
おまえのような早口言葉は到底容認することができない
お ....
指先で辿るだけのものにも
どこかに意味はあったのだ
そう気付かせてくれる君たちの声は
どこまで ....
瑠璃の葉に
願いを託し
進みゆく
流す涙は
空へと上がる
沖からの風は
ずっと前に止んで
マリンブルーのジュースの
べたつきだけ残った
たった ....
地の底の歌を聴き
暗がりの言葉をまさぐり
ざわめく井戸端をなぎたおし
しどけなく横 ....
春一番に誘われるように
滑る軽やかなステップで
やってくるのはスプリングガール
自 ....
雨降りの日はなぜか不機嫌で
できればそばに寄りたくない僕の水玉ガール
ちょっとカッコイイ先輩 ....
本当に好きだったはずなのに
なぜか涙が流れないよ
心は傷ついているのに
影に隠れて分からなかっ ....
熱奪う風が吹き付ける道
乾いた街がカサカサと音をたてて
灰色になっていく
コートの中に ....
早朝の冷たい空気
朱色がかった曇
眠そうに飛び回る雀
まだ半分夢の中の自分
....
文化祭の後、我が演劇部員たちは
月を呼んだ。その長い台詞を忘れずに
思い出せるだろうか?一字一 ....
私は毎日目に触れる、到る処へ
花を飾ります
あなたには赤い花を
あの子には青い花を ....
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