走り書きをしてしまうほど
暖かかった朝も 気づけば上着を着る冷 ....
薄明かりの中、夜目が利かない私の手を引いて
いつの日か連れ去って下さい。
貴方の幸せがい ....
今日を薙ぐ 薙ぐ
立ち昇る陽炎に眩んで
ゆるりと沈む先の陽に怯えて
明 ....
陽は風に流されて
雲は地平線に沈み
月は天の川を渡り
湖は海へとそそぐ
....
氷水に線香花火を浸せば
弾いたような音がなるでしょう
私の心臓の音
冷えたまま ....
黒と白のダンスが始まり
君と私が交互に入れ替わる
私が君で君が私
君が私で私が君
く ....
生活するために
自分の夢を諦めて
ただ命を維持することは
それはそれで
苦労と忍耐が必要なの ....
一、 某月某日 冬
凍る雨を浴びつづけて、一年を跨ぎ、
わたしの頬は、青ざめて、
虚ろな病 ....
ブルーとピンク
アルミニウム缶に映りこむ
開け放たれた窓際
置かれた甘いパイナップ ....
僕の傘
傘見て気付く。
これ、僕のとちゃうわ。
どこかで誰かが僕の傘
ドライ ....
秋なのに花びらが舞う
とても綺麗な花びらが
さようなら
願わくはど ....
輪廻の等級を破砕させ並走する
熱の一筋の恥ずべ ....
ペポさんは全く悪くないから
ペポさんの味方だから
と会社の人
君はそっとお茶を出してくれた
....
自ら檻の中に入って
ビクビクしながら水道から
水滴の落ちる音を数えていた
定 ....
【Apoptosiem(会議室スレ)の説明】
・ここではメンバー同士の「テーマの募集・選考」「次回 ....
{ルビ夜嵐=よあらし}に{ルビ旱蓮木=かんれんぼく}や{ルビ破=や}れ尽きぬ夢食ふ人も恋ぞ捨つらむ
ジョニーは今年の書初めに
「酔狂」と書いた
なんのこっちゃ、
とたずねたら
きみ、
人 ....
指先が離れた瞬間
とてつもなく押し寄せる切なさ
夢のような時間は
切断されるように終わ ....
消えてしまいたくなる朝がくる
いつまで経っても夢は夢
布団がいつまでも剥がれないから
私は昼ま ....
富士に会いたいと思っていた
ずっと、昔は会っていた
のぼりにいったこともあるくらい
私たちはか ....
京急線高架の下に
救急車が止まっていた
それだけなら
人通りの多いこの界隈で
不思議なことは ....
早朝
のろしが上がり
台所は戦場となる
わが子の出陣
しゃもじもて見送り
子供より早く ....
秋の蚊を打ちそこねたる女かな
まっすぐ投げるのが一番簡単だし
まっすぐ受けるのが一番簡単だって
ついついそう思っているけど
....
わたしの中に棲む猫は
夜の闇のように黒い
{ルビ天鵞絨=ビロード}の艶やかな毛皮をもっている
....
いつの日も 青空は明るい
紅茶に溶けた 角砂糖
スプーンの渦が ....
雨が通り過ぎた朝
ちいさな秋が浮かんでいた
ひとひらの紅葉
雨が上がったばかりの空の中
....
過去に無くした物は返っては来ない
時折、それを拾いたくなるけれど
只管、前へ前へ歩くしかでき ....
あんたの笑顔 スキ
あんたの泣き顔 キライ
だから だから
....
あなたに
結ばれることの
よきことと美しさを
なにかのために
で ....
がさゝと猫の{ルビ上=のぼ}りし{ルビ芭蕉=ばしょう}{ルビ哉=かな} 子規 明治二十八年作。 ....
ぼくらは話し合う
”しあわせとはなんですか”
”わかっていたら考えたりしません”
”あ ....
この類の話に猫がよく似合うのは
僕らには秘密が多いからさ
だって考えてみて
君 ....
とどのつまりね、
ハードルの高さの問題なんだよ
君はいまでも男の子に
たいそうもてるのかもしれ ....
8月 某日 103号室 郵便受けのメモより
{引用=
前略 ママ
毎週の訪問感 ....
空が落ちるまえに
芝生に背をあずけて
歌いながら
指先から順に
空に飛ばす
歌声に支えられ ....
大好きって
それは響きだ
大好きだなんて
叫ばなきゃ良かった
声 ....
羊の群れに飛び込んで
いつかそれは白い雲になり
最後の命を燃やすように
白い線になって ....
プラスティックケースの上に
並んでる、ふたつのせっけん
小さいほうが、お婆さん
大き ....
ご覧ください。
これが新しいケータイです。
これが新しい欲望付きケータイです。
購入いたします ....
ああ、傷だらけの天使たちよ!
天使のながす涙をボクは見た
愚鈍なボクたちは、
天使がひどく ....
彼の仕草の一つ一つが、ひとを傷付けるためにあった。
たとえばそれは、果てしなく大きな絶望で、
私はた ....
マウス置きサッシ開くれば秋の夜の雨ぞぱつぱつ庭に落ちんこ
告げるとも言わず
告げぬとも言わず
立ち尽くす老木は
潮風に白くやかれて
ただ待っているかの ....
いくつもの
道を歩いて
噛みしめる
残した足跡
今なら見える
繰り返す日々が
遥かの丘で 鐘を鳴らす
繰り返し僕が
明日の声を 代弁する
繰り返し ....
コスモスが咲いている。
いつか、この花の花言葉を調べたことがあった。
乙女の真心、 ....
2006年10月2日
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
走り書きをしてしまうほど
哀音
自由詩
1*
06-10-2 23:28
宵闇ペリドット
朽木 裕
自由詩
3*
06-10-2 23:17
『陽炎日和』
しろいぬ
自由詩
0*
06-10-2 23:11
心のシャツ
ささやま ひ...
自由詩
6*
06-10-2 23:01
確信犯
Keico
自由詩
5*
06-10-2 22:55
Ocelot tango(オセロット・タンゴ)
プル式
自由詩
5*
06-10-2 22:53
苦労と忍耐
ぽえむ君
自由詩
7*
06-10-2 22:48
青い声が聴こえる日 デッサン
前田ふむふむ
自由詩
19*
06-10-2 22:12
パイナップルの空き缶
水町綜助
自由詩
2*
06-10-2 22:04
僕の傘
カネコ□イ
自由詩
0*
06-10-2 21:54
ビラ配り
丑
未詩・独白
1
06-10-2 21:18
余光
静山和生
自由詩
1
06-10-2 21:08
忍耐
ペポパンプ
自由詩
3*
06-10-2 21:06
無言のまま語る彫刻
こめ
自由詩
11
06-10-2 19:42
テーマ先行型投稿企画 Apoptosiem
過去ログ倉庫
06-10-2 19:24
恋を捨つ
A-29
短歌
1
06-10-2 19:24
ジョニーの酔狂
しゃしゃり
自由詩
2
06-10-2 18:56
別れ
RAVE
自由詩
1*
06-10-2 18:27
40、泣き笑い 【なきわらい】
雨宮 之人
自由詩
0
06-10-2 18:23
富士に会いに
ワンダー
自由詩
0
06-10-2 18:16
紫煙
岡村明子
自由詩
2
06-10-2 18:15
十月
〃
自由詩
1
06-10-2 18:10
女
A-29
俳句
1*
06-10-2 17:06
キャッチボール入門
436
自由詩
4*
06-10-2 16:51
わたしの猫
石瀬琳々
自由詩
12*
06-10-2 15:49
白いシャツの切れ端
カンチェルス...
自由詩
4
06-10-2 14:09
ひとひらの紅葉
ぽえむ君
自由詩
11*
06-10-2 14:00
拾ってはこぼれ、拾ってはこぼれ
Taka★H...
自由詩
0
06-10-2 12:19
泣かんといて
愛心
自由詩
3
06-10-2 11:37
結婚
さかな
自由詩
1
06-10-2 10:22
子規の句 猫と犬
A-29
散文(批評...
0
06-10-2 10:20
ある一節
かえで
自由詩
2
06-10-2 9:45
日曜のテラスにて
tibet
自由詩
5*
06-10-2 9:37
alpha 104号室〜ハードル〜
コトリ
自由詩
1*
06-10-2 7:59
alpha 103号室〜to my mother〜
〃
自由詩
1*
06-10-2 7:52
空が落ちるまで
なまねこ
自由詩
0*
06-10-2 6:55
純情
水在らあらあ
自由詩
23*
06-10-2 5:42
空色ビー玉
りぃ
自由詩
3
06-10-2 4:21
せっけん
服部 剛
自由詩
16*
06-10-2 3:43
欲望のポータブル
ブルース瀬戸...
自由詩
2*
06-10-2 2:27
ブレイク風/即興詩
atsuch...
自由詩
4*
06-10-2 1:42
荊の檻
むくげ
携帯写真+...
2
06-10-2 0:54
落ちんこ
A-29
短歌
0*
06-10-2 0:37
冬告鳥、海風に吹かれて
たりぽん(大...
自由詩
15*
06-10-2 0:32
足跡
緋新
短歌
3*
06-10-2 0:25
39、フレーズ 【ふれーず】
雨宮 之人
自由詩
1*
06-10-2 0:20
コスモス
keiji
散文(批評...
2*
06-10-2 0:08
加筆訂正:
40、泣き笑い 【なきわらい】
/
雨宮 之人
[18:24]
2006.07.24初出。改変なし。
39、フレーズ 【ふれーず】
/
雨宮 之人
[00:21]
2006.07.14初出。こちらは改変版。
47rows, 1.05sec.