苦しい仕事が終わると
何もなかったように
喫煙室
戦友でもあり
敵でもある
君
....
あなたは四十になりました
お祝いに
枯れかけた木に
お酒を振舞いましょう
花が咲き
ふ ....
シャーペンの芯が出てこない
シャーペンの芯が出てこない
シャーペンの芯が出てこない
でてこ ....
気が付けば
僕の隣に
君の変わりに冬がいた
冷たいけど
ほんとは暖かくて
さみしい ....
私にとって彼は大切で
かけがえのない存在
どこにも行って欲しくないよ
ねぇ・・・置いていか ....
テントの外の
雲は鳥のようで
月は、まんまる
ああ僕、
あの月で玉乗りをしたら
きっと ....
大好きです。
あなたの優しさ。
大好きです。
あなたの笑顔。
大好きです。
その大 ....
「トウモロコシ」と言えない子供が
とうもろこしを殺してしまった
大人は嬉しそうに笑っている
子 ....
ささやかな感慨もなく手を合わせ
わたしは今日も死体を食べる
はじけてしまいました
裂けてしまったんです
中身は半透明で
つぶつぶが少し混じって ....
人影も まばらな 駅の ホーム
君との 思い出を耳に
ひざをかかえ しゃがみこむ
....
争いを
世からなくそう
永遠に
かさねの時期に眠る
少女は両腕と引き換えに
どこかへいつかへ
伸ばして得られな ....
掌からうたが溢れ
あおいそらに吸い込まれていく
天上人の哀しみの衣を揺すり
流れ星がひ ....
切り取られた空を
更に4分割してみると
あなた・わたし・からだ・こころ
世界がよく見えてきた
....
頭上に
たった今、生まれた雲は
どうやって消えてゆくのだろう
どこを通り
どこに ....
ててててて
ケケっとするのは
ポポンさん
暗闇で 右も左も 団地妻
脳みそが 光の速さで Uターン
駅前の 血で血を洗う 横恋慕
....
田各 耳又
口宣 口華
糸色 文寸
日月 日音
日愛 日未
木目 言炎
シ舌 足 ....
3階建ての小さなおうちの
屋上にはたくさんの巨木
桜、こぶし、メタセコイア
もうすでに巨木
....
住宅街を奥へ奥へ
あの角を曲がれば一階が医院で
上は青灰色のマンション
隣には水色の薬局
植 ....
買い注文入れたらすぐに大
暴
落
....
夏の夜に
花火みるため
灯台へ
バナナ売り 企画物としての俺 削除事項
ヨーロッパ市場から締め出される 展望台から人様 ....
‥夏も終わり
空っぽになった植木鉢
の、はずだった
『落としましたよ』
なんて
いまさら夏に ....
ピアノの鍵盤はじける
もどらぬ深海の底に
画用紙をはみだした黒と
....
夜と同じものが立ちはだかり
窓の外は暗くにじむ
歌うは神の無い月
瑠璃色の雲 ....
なんだかとっても寒いので
財布の中をのぞいたら
やっぱり寒い
ころりと100円玉
音をた ....
大工は黙々と
もくもく雲を
鉋で削っている
おが屑のような 白い雲
見晴らしもよく
遠 ....
(行ってらっしゃい)
宇宙の森で生まれた あなたと
あなたは今頃どの辺
七丁目の角かしら
....
適当なゴミを40日間蒸留しながら
誰かの帰りを待つのだ
逆光で見えなくなったワルツ
言葉など
....
あまり過保護になっては
ひとり立ちできないなどと
父母が 孫の話をする
だんだん 友人との ....
わたしは 鏡のなかで待っている
あなたを待っている
あなたは なにも知らずに ....
ヒゲが生えている。地面に。
まぼろしだとしても、ふいに
奪われるとこまってしまう。
剃刀を持っ ....
身悶えて夜をすごした
もう少ししたら太陽の光と共に
清らかな朝が訪れる
眠ること ....
食事をほとんどとらない
俺の胃袋の上方で、鐘が鳴る。
すると、92からなる元素が慌てふためく。
....
詩を書いて評価されないとなんだかむなしい気分になる。自信作は大抵評価されない。投稿してすぐにポ ....
さぁ のろしを上げろ
俺達の真夜中の祭りの始まりだ
踊れ 踊れ さぁ踊れ
食え ....
すべてのひとよ 。はばたけ 。
"There is no dark side of the moon really...& ....
ことばには 実体が あるのだろうか 。情報化 革命が(情報化 革命 って いったい。) おこったいま ....
銭 銭 銭
キミは言ったよね
今日には返すって
キミは約束したよね ....
夜闇と思ったのは黒雲
赤帯の朝焼けが眼前にふたすじ
この街の空を美しいと思った
はじめてのこと ....
いつのまにか
あなたがいなくなることが
いつのまにか
怖くなっていて
それは
幾日もの ....
あなたと過ごせた短い時間を細切れにしたい。
そして、会えない2年間に分散させるの。
一日 ....
わたしにとっての寝る前のひつじは
今までずっとあなただった
あなたの寝息で
あなたの鼓動で ....
明け方シナモンちゃんが
僕のアタマをひっかくので
まだ起きる時間
ではなかったけれど
....
どこまで行っても緑がいる
目に入る世界すべてに
緑、あなたがいる
深呼吸して目を開けば
....
いいなぁ ゼリーは
私はすぐに器からこぼれてしまって
器が空っぽになっちゃうよ
自分の形を残し ....
傾くピアノの黄昏の
透明なオレンジの
一滴が
空に
しみてゆく
そうして
ト ....
夜の帳がおりて
静けさの中
意味のない今に
沈む
気持ち良さそうに
寝てい ....
黒頭巾ちゃんが聖句を聞いたときのお話をします。
そこは、盛り場のはずれの、薄汚れたラブホテルの ....
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