半分の距離まで来た　つもりが
実は
飛行機で一時間が
新幹線で二時間に
なっている
と
いう
事実

ふん

しかたないね

あなたは　何も　言わないもの

毎日
100ページずつ　増える　小説のよう
わたしたちは

きっと　読みきれない
ずっと　読みきれない

はじめから
ベッドの下に　放ったままの　3年前の週刊誌

もう
読まれることも　
ありえ　な　い
　

とりあえず　限界まで想っていようかな　なんて

君が笑ってる写真見ながら
呟いてみたりね
　

恋人がほしいわけではないです。
さみしいわけでもないです。
あなたがほしいだけなんですけど。
　

雨宿り　あと十センチ　そばにいて
　

悪いけど
外でも俺の目がハートマークになってたら注意してくれ
　

望むことが多すぎたのなら

神様

もうあたしは

一つしか望まないから

あの人が　

もう一度あたしに笑いかけてくれるように

それだけで良いから
　

くびすじが寒くて
髪をほどいた

気がつくと
こんなに長く

はやく逢いたい
明日にでも

裸にして
さびしと泣く背中

感じさせて
この髪のゆれる感触

はやく逢いたい
今夜にも

あなたの腕の熱さを
頬にあて

この髪の香りに
あなたが酔う

そして二人で
理屈のとおらないことをしよう
　

山桜


し
に
た
い
ひ
と
が
し
に
た
い
ひ
と
と
い
っ
し
ょ
に
み
る
と
う
つ
く
し
く
な
る
は
な
で
す
　

遠く遠く 思いを馳せて
あの日の あなたを 思い出しているわ
あなたの 一人 旅の背中に
ほんとは わたし･･ ･
　

もう　わたし
このままじゃ

あなたを嫌いになれない
　

星占いは　信じない

信じないけど
ちょっとドキドキするわね
　

私は ここに いるわ
　

君は今なにをしているだろうか
　

恋して かなりや 泣きたいときに鳴きな って 唄うから 鳴いたよ
素直に鳴いたら ほんの少し まろやかな気持ちになれた
それが なにより 嬉しかった
　

同じか否かそれが問題
目の前の獣を招き入れる
女である武器に楔を打ち込み離れないよ
抱きしめる度に遠く離れていく
感情を置き去りにして獲物になる
優しい言葉の破片なんて一つも無いね
いつも同じ
頬を流れる涙は現実か否か
　

へぇ

僕みたいな人のこと
月夜がらす　って　いうらしいよ

ちょっと　かっこいいよね

きみを悲しませることさえ
なければ、だけど
　

エッチらエッチらあすなろ君

ぼくはもう、ずうっと半年も、ザビーネさんが好き
エッチしたいけど、そんなこと言えません
ザビーネさんは大きくて、ぽちゃぽちゃおふろのマシュマロのようです
ぼくは大きな大きな大木のような人がすき
ちっぽけなのはいやなんだ
ザビーネさんは大きく、かしこく、カームな静けさが魅力的
お目はぱっちりダークな栗色、ヘアーはつややか魅惑的
きっと、いい娘だと思う
きっと、やさしい娘だと思う
１９才よ！魚。ぼくはますますエッチがしたいよ！ウオウオよ。
ヨダレがたれちゃって牛牛、って言ったら悲しむかな
ぼくを好きってことはないだろうけど、
あなたのことよりエッチらエッチらあすなろ君では
あなたは悲しむかな、ぼくもなんだか悲しいです。
きっと、いい娘だと思う
きっと、やさしい娘だと思う
エッチしたいけど、そんなこと言えません
ちっちゃなちっちゃなあすなろ君はぼくの愛です
おとなしくしてな、愛愛よ
ズボンの中のぞいてつぶやいた、ほっ。
　

ともだちの　カレが
わたしの　昔のカレに　似ていた

それって
何か　意味があるのだろうか
意味　が

そこに何かを感じては
いけませんか
　

あの日

手紙に添えた キャンディ-

あなたに届け 私の気持ち


こんな気持ちでなかったのに

覚えてるかな あの日の手紙


今頃


やっぱり私 恋したのかな？
　

ビタミンRが散った網膜に
一枚の絵画の映る朝
死守すべきものは
この寝顔
唯、側に在ろうと思い
薬物訛りのミンネを
さあ、どうしよう？
と
寝ず問答
煽動者には
分からん藍が白く
差し込むのを視た
A、椅子に座って
飽和していた。
　

さびしいからと
恋人をつくるのは
良くないと言うけど
そうかなあ
きれいごと
言ってんじゃねえよと
思うこともあるよ
ひとりで自分を高めて
ひとりでさびしくなくて
ひとりでじゅうぶん幸せだというのなら
恋人なんか
いらないじゃん
さびしいとき
ひとりでいたくないとき
電話したくなる
異性がいたら
すればいい
会えばいい
ためしに
してみればいい
びっくりするくらい
合って
それですごく
好きになっちゃうことだって
あるかもしれないじゃん
さびしくないなら
ひとりでいればいい
へんてこな理想を
語ってる余裕があるんなら
相手に失礼だから
恋人が欲しいとか
言うな
　

いま　まさに
この瞬間

きみのことを考えてるのが
ぼく一人であるとしたら

それだけの理由からでも
ぼくを好きになってくれたって
いいんじゃないかな
　

愛しさが連れて来る恐怖
を飲み込む濁流
曰く「多分、劣等」
貴女は麗しい。
　

百年はたぶん待てない
でもあと三十年
あと三十年

やらなくちゃならないことがわたしにはある
やらなくちゃならないことがあなたにもある

さんじゅうねんなら。
待てる。
さんじゅうねんなら。
あなたもわたしも
待てる。

百年待ったら花は咲くのだろうか
夢十夜の白い花のように
あるいは
彼岸花のような
死にまぢかい
血のように赤い花が
咲くのだろうか

信じている
たとえばあなたとわたしが
かさかさと白く乾いた骨になったとしても
（仮定ではない、いつかきっと骨になる）

三十年待つ
あなたが死んでも待つ
だから
わたしが死んでも
どうか待っていて
　

克明な時計は　
私が狂ってから　
少し大回りをするようになった
ので　
私はもっともっと鈍くなって　
大きな球体を懸命に走っている　
今、こちらはまるっきり真夜中ですが　
貴方は傘をさしますか　
　

愛以外のものならば
きっとあなたは何でも受け取っただろう
恋以外のものならば
きっとあなたは何でもくれただろう

冬ではなかった
春ではなかった
夏ではなかった

実現されなかった邂逅は
幻の秋に飲まれ変質し
足下に泣き伏している
あの黒い服を着たのが私だ

愛ならば
きっとあなたにいくらでもあげられただろう
恋ならば
きっとあなたにもらわなくてもいられただろう
　

さよならが　聞きたくて
こんなところまで
来たわけじゃ　ないよ

それは　
まぎれもなく　計画的犯行

あなたの　負け
　

背中の眼で見てないで
こちらを向いて
｢おはよう」とか
｢こんばんは｣とか
｢おやすみ」．．．
とか

また　短い言葉ください

私は　
あなたを振り向かせる言葉が
何も出てこないのです
　

全てを壊したくなる衝動

俺の愛です
　

やがては僕らも
もの言わぬプラスチックになって
商品棚に陳列される
初めて見る１００円ショップの夜明けにも
二人で並んでいらるよう
店長という名札の人に
こっそりお願いする
　

約束は　すてきだけど
時間には
ちょっと弱い

はかなくて

あなたの　ひとことに　依存している
　

目もあわせられぬほどの
羞恥と　輪郭のぼやけ
貴方にきちんと会える日　まだきっと遠いわね

狂おしさに負けてしまう前に、早く。
　

しずかなあめ　ずつうのまえぶれ
きみとのごご　あたたかいカフェオレ
すこしあまめ　うすらぐずつう
　

結果って　なに

悪いことだったの？
だって

したかったから　しただけだ
　

キミと
はじめてのものを
たくさんみて
はじめてのことを
たくさんしたいから

ボクは　
今までずっと　何も知らずにいたんだ
　

もし君にキスを拒まれたらどうしよう

僕はきっと　あっそ　なんて

気まずいのを隠して

なんでもない風にたばこを吸うに違いない

そうなったらいけないから

食器洗いでもして機嫌とっておこう

お風呂もいっしょに洗おうか
　

　　
やさしさじゃないんだ
　
決めきれない　だけ
　
　
　

どうして
そういうこと言うかなぁ

こんなときに
彼女の話なんて
することないじゃん

「シャワー浴びてくる」
って言うしか
なかったよ
　

穴が空く程　見つめていて…

溜息が出る程　髪を撫でていて…

苦しい程に　抱締めていて…

駄目になる程　唇を重ねていて…

狂おしい程　私を愛していて…

愛に飽きる程　側にいて…


穴が空く程　見つめるから…

溜息が出る程　髪を撫でるから…

苦しい程　抱締めるから…

駄目になる程　唇を重ねるから…

狂おしい程　貴方を愛してるから…


駄目になる程　唇を重ねていて…

狂おしい程　私を愛していて…

愛に飽きる程　側にいて…
　

たとえ　キミが
ここから　いなくなったとしても

ぼくは　ごはんだって食べられるし
ぼくは　呼吸だってできる


好きにすればいいよ
　

　　
ほどほどの愛なんて
　
ないのといっしょ
　　
　　
　

きみが
私達が恋人だった時ね？と呟いた
膝で眠る結晶を撫でて
だから私達が恋人だったときを思い出そうとしたのだが
思い出は過ぎ去った記憶を取り出す作業なので
どうしても浮かばずに困るわたしを見て
しょうがないなぁと言うその姿にも
わたしの胸が音をたてる
君の膝でうずくまる結晶が
起きやしないかちょっと焦る
　

あなたを想っては　

泣いて

あなたを想っては

泣く


この想いが　かなわなかった時のための

予行練習は

もう　十分すぎるほどよ
　

疲れた　でも

あなたは疲れたわたしをあまり愛さない
わたしも疲れたあなたをあまり愛さない

どこかで火花が
どこかで弾薬が
どこかで劣化ウラン弾が

疲れた　でも

いまは休ませてあげるから
わたしの胸に眠っていい
明日は休ませて
あなたの胸に眠らせて

激しくていいのは
きっと恋だけなのに

激しく雨が降る
激しく風が吹く
どこかの国のどこかの街で
激しさのあまり今夜も人は死んでゆく
　

酒乱だって
言ったでしょう？

飲ませるのが
悪いのよ

いいから来てよ
悪いようにはしないから

脱げよ

いいからぁ

だからいいって
言ってるでしょ

めんどくさいこと
言うなって

あー、水、水
水持ってきて

ありがと

うー。

だからぁ

好きだって
いってるじゃん

あ、でも気にしないでね
とりあえず

だからぁ
早く、

早く・・・。
　

あいしてる　そのままのきみを　そのままに
　

もし君がババアになったら
名前をつけることにしよう


ヒマワリ
アップルパイ
冷たいオクラのスープ
国境を越えられない靴
気まぐれなテントウムシ
九九を忘れてしまった数学者
ソフィア・ローレン
ジブラルタル


ジジイの僕が愛する
皺のひとつひとつに
　

しかたないなー　と
　
言いながら

キスしてくれる　あなたが　好き
　

ヘッドフォンの音忘れるくらいに
何故だろう何時からだろう
帰りの電車君の事だけ
ただそれだけに思考埋もれて
　

痺れてゆく　痺れてゆくよ
明日から目の前に　君の目があるんだ　ね
毎日　苦しいのだよ　片思い一辺倒
指先だけでも　握っていてくれないか
　
　

愛してほしい
愛してほしい
愛してほしい


愛したい。