そうか 君が
短角牛

そうか君が 楽しさか

市に集まる雑踏に 買い出し急ぐ笑顔の中に

例え蟹を買えずとも 除夜の鐘は鳴るのだろ



そうか君が やすらぎか

人も師走もなんのその 猫はまるまり興を求むる

例えチュールをあげずとも まぁいいかと寝る温もりよ



そうか君が 安心か

親の手を取る童の顔に 無垢の充実見て取れて

30分後に泣きわめくとも それは温度のある叫び



年越し前のやわらぎに 悪くない 外から見るのも

心に熱をいただいて 一人の寒に 暖を取る

そうか君が 寂しさか


自由詩 そうか 君が Copyright 短角牛 2023-12-31 12:38:26
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