しの病
朧月

迷っているひとほどしをほしがる

おなかがすいたらしは遠くなる

絶望のとなりにしはある

しという文字はまがってる

それは釣るためひとを

私は釣られないぞ

そうおもった釣り下げられながら

首元にしの予感をだいて

それすらうれしく想う

しの病


自由詩 しの病 Copyright 朧月 2017-01-29 10:26:46
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