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目をあげたらはっとした
大きな大きなお月さま
なにがいいたいのかな
まっすぐにひかってくる
静かなのに強く
私のうろたえる心が
少し泣きそうになりながら
そらせない瞳を前へ
前 ....
ざぶとんにのせた言葉がいききする
母との旅行
ゆきが
遠慮なしにふりつける
にたような二人に
まよっているのでもなかろうに
ふらりふらりカラスの舞い
寒空の下
獲物もいなくて
ふらりふわり舞ってる
手持無沙汰にみえて
とまる高い電柱の先
空にはとどかない
たったひと ....
かくべきでない言葉を
のみくだせずにいる夜
また消化不良になって星をみる
あんな風に
あんな風に
その先の言葉もまた
のどの奥へながしこむ
底辺なんてありはしない
まるい世 ....
人を責めるなんてきもちわるい
なのに時々夢中になってしまう
きもちわるがりながら
おぼれてしまう
自分をも責めながら
だれかのせいにせずにはいられない
きっと理由がいるのだ
生き ....
弱点みっけ
よわいところっていうけど
強くみえるところのほうが
よわいのかもしれないよ
冬の木つよそうに
みえる かならずしも
そうでないかもなんて
自分におきかえて
バス ....
ヒトは
どうしようもないことに出会ったとき
どうして無言になるんだろう
文字も言葉も
そりゃ知ってるし使えるし
だけどそうなの?
ちゃんと知ってる?
そんな確認も意味ないけど
....
鬼をさがす
おいだしたい
鬼をさがす
じぶんのなかに
いるのはしっている
だけどもしかしたら
おいだしたら みんなで
なかよくなれるかもしれないじゃない
平和って
そうい ....
クロールの腕は
背泳ぎの腕は
すでに必要な分の
空間をかきとっている
その直径の
中で泳げばいい
ぜんぶというなの
私のせかいで
栗みたいに
いがいがをだした夜
ひっこみきれずに
あなたもさしてしまった
ごめんなさいが
なぜか言えずに栗のままで
いがいがを
いっぽんいっぽんぬく
いっしょうけんめいにぬ ....
りんごをむいた
よっつに切った
ひとつは おとうさん
ひとつは おかあさん
ひとつは おとうと
ひとつは わたし
ペットのハムスターは
りんごの皮をむしゃむしゃ
だいじに
....
ひとりごとをいう
ひとりごとは
大きな声ではいえない
口元でこっそりいう
だれかにきかれてはいけない
だれにもみられてはいけない
そんな時に限って
空はみているし
猫だって ....
雪の原理は知ってても
ききたくなる
お前はどこからきたのと
ちかい空からも
ふってくる
舞ってくる
わたしのうえにも
みたくないものにも
だいじなうえにも
わけへだてなく
....
お月さんが真上にいたら
あたしはもう逃げらんない
持ってる紙コーヒーの中にだって
はいってくるんだもの
白状するとしんどいわ
だけどまいったな
欠けながらだって
びかびかしてる
....
正しいことってどうして
こんなにも傷つける道具になるの
間違い探しを習った
学校のせいにしたい
みんなとは別の方向が
いきたい場所だと決めて
歩けば勇気にかわると信じた
あの頃の ....
カラスみたいに
どこにいても不思議じゃなくて
どこにいてもかまわれなくて
嫌われてても
黒でいることをゆるされている
そんなお前がうらやましいと
こっそりいつも
思っている私がいるこ ....
人の気持ちになんか
なれるわけないじゃん
なのに
雨がふると反省の気分になる
浄化されそうです
うちがわのドロドロなんて
ほおっておいてと
いいたいけど 少し心地よかったり
....
紅茶だったり
緑茶だったり
ウーロン茶だったり
君と飲みたいものは
その時々で違って
正解があるのかすらわからないけど
丁寧に淹れる
きっと
その行為がすきなんだと
こんな夜 ....
大きくなったら
自分以外の自分になれるとおもっていた
逆さにしたって
ぽろりとおちてくるのは自分だった
裏返しにしてみたのは夢の中で
それでも
やっぱりくるりと自分がこぼれてきた
....
あるページには
私のすきな言葉がかかれてる
ひらけばいつも
それはそこにある
そんな風にあなたの言葉を
ずっとずっとあたためている
私が綴る言葉たちも
そんな栞になってればいいな ....
涙はあたたかいのに
人はそれにきづかない
自分の悲しみに夢中だから
人はそれにきづかない
犬も
猫もそれを知っていて
ないて涙をなめている
幸せってなんだっけ
なんてCM懐かしい
たこあげしている親子がいる
空にきりこんでゆくたこは
ふらりふらり
頼りない
きりりとした目のむすめの先に
おとうさんのひきぎみの腰
....
いつもなにか隠している
私のポケットは
私の手を隠してる
ほんとうのことって
だいたい残酷
綺麗な嘘でラッピングしても
すきまからみえてしまって
かえって傷をつける
不器用な人 ....
古いうたのような
夢をみていた
めざめのときは
薄い舌を何枚も層にしたような手触り
嘘も重ねて
私はいます
今日も
生きねばならない
おっくうだと
思う自分に
冬の空気 ....
指で伝える言葉は
私のほんとうの想い
だけど
嘘もほんとうも
ほんとはないの
書ききれない想いまで
伝えたいけど
真っ暗な空に放つ
星よ知ってくれと
そんな想いがとびかって
....
いい人なんて目指してない
どうせなれないってわかってるから
なのに
嫌われたくないなんて
どういうことなんだろ
空気みたいに
って
いい意味?
悪い意味?
ほんとうにズル ....
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