すべてのおすすめ
後悔しそうないろ
夕焼けのいろ
朝から今までを
リセットしていいかな
昨日のあやまち
庭にうめて
明日きれいな花になる
空は捨てられた
想いのかたちの
雲でいっぱいだよ
....
雨のてんてん
つなげば文句ばかり
だから言いたくないの
なんて結局言うくせに
女は無口じゃいられない
静かな雨はないように
景気よくうちならせ
壊れたバケツもうたいだせ
心には穴があいている
わざとあいているんだ
いろんなことを
おとしこめるように
わすれたふりで
ねむれるように
お風呂にはいると
それはぷくりと浮かんでくるから
そっと両手でな ....
不安の正体が
自分だということは知っている
自分となんか
戦いたくはないよね
気付かないふりで
丁寧にお茶で もてなしてみる
少しきむずかしいお客様みたいに
それじゃあどうも ....
服を捨てた
どんどん捨てた
着ていた頃の自分を捨てた
服に心をひっぱられたけど
ええいと切って
ばっさり捨てた
タンスはからっぽ
骨になったハンガーが
風にゆらりと揺れている
....
母の日用のカーネーション 店先の
半額になっている
次の次の日
その次は
お店の裏側でひっそり咲くんだろうな
おかあさんの
姿に似ている
赤いカーネーションの鉢植え
おかあさんのことを
ちゃんと想っています今日
カーネーションやリボンつきの包装紙を
横目でみて通り過ぎ
なにをいっても
もう遅いと
それもいいわけ
とにかく
おかあさんはげ ....
意地をはったら息がつまる
背中がぴりぴり痛くなる
いったん意地をはると
ひきかえせなくなる
はらなければよかったけど
吐いた言葉をどうにもできなくて
残った意地とだきあって
折れ ....
いろいろとくやしい
わかってもらえない
わからない
くやしい
せいいいっぱいくやしい
夢中でくやしがって夜になってしまった
だからこそ生きている
そんな気さえしてくる
だれかを ....
ツツジの花が
赤白赤と
クラッカーみたいに咲いていました
祝福も歓迎も
されていないのかもしれないけど
道の端にずらっと
クラッカーはならんでて
ぱーんと
紙吹雪がでてくるよう ....
今日が不安なのはいつものこと
ドアをあけたくない気持ちになる
雲っているから
雨がふりそうだから
制服の頃なら通じたいいわけ
もうため息はつかない
そんな約束は無効になって
背を ....
母にあいにゆく 明日
なんとなく息苦しい
なんとなく憂鬱
母は
やっぱり母だろうな
そうであってほしいし
そうでないことも願っている
今日は鏡をみない
私の中の母をみたくないか ....
指は
口ほどにモノを言う
って書いたら目があった
そりゃそうだよね
おなじ場所からはえてんだもん
みんなうまれた場所はおんなじなのに
とりあったりしてるから
減ったようにおも ....
ドアをあけたらまた今日でした
かわらない君がいて
少しほっとする
ハムスターにエサあげて
いわれて小さないのちにむきあえば
もっとやさしくしてくれと
するどい爪でひっかかれた
き ....
こんなにたくさんの
文字が 並んでいるのに
どうしてさみしいんだろう
文字でなんか温度を感じられない
そう言われて涙したのは私
向こう側にいるはずの
だれかの息遣いを知らない
....
葉桜になっちゃった
なんていわないで
咲いてなくてもね
さくらというなまえの木
ずっとそこにいた
わたしたちをみていた木
すん
と鼻がなった
とおくをみていた
くびをながーく ....
雨になんて
うたれたっていいのに
逃げている 背中丸めて
桜だけが
受けとめている
雨滴
弱虫だね
私たちみんな
それをよいことにして
よりそうきっかけにして
雨滴 ....
いやな人にあいにゆく朝
少し曇っている
少し寒くもある
食欲もない気がする
頭が重い気がする
のろのろ ぐずぐず
そんなときあるよね
ね
うん っていってよ
あな ....
コトバにしなくちゃ
わからないんだって
コトバにするから
けんかになるんだって
いいたいことためて
風船になった
どんどんふくらんで
はれつしちゃった
ひりひりするから
....
私にとっての
文字はいつでも切実すぎて
弄んだりできないかんじです
常に
タスケテをはらんでいます
あなたに
むけての
真っ白になったページがほしい
いつからなくなってしま ....
しあわせという言葉に
やたら敏感でした
今朝もさむくて
首をすくめる
花咲いて 桜を想う
目の前で 怒っているこぶしの白が
私をみて
そう思っているはずの
みんな
みんな
....
夜に私をからっぽにして
ひとつの音をひびかせるように
がらんと広い空洞にしたい
なにをいれてもみうしなう
まるで
つかめない空の星みたい
君の目に自分をみては
ここにいるかと確か ....
一長一短っていうけど
ながいの
みじかいの
まとめて とんとんとしたら
いっぽんの線
多少の差があってもね
ぐいっと腕をのばして
空をきゅっとむすんだ
もういくよ
....
よく思われたいからか
肩がこる
からだに何枚も皮膚ができる
できもしないのに
できます
という顔をする
顔がこる
並んでしまう
ほしがっている
みんな という札の順番待ち
....
しんどいんや
と いう君のまっすぐな心も
曲がることを覚える
慣れない乱暴な言葉に
正直にバカがつくと
まるで加害者
どうしていけないの
おもったことを言うのが
梅が咲き
こ ....
お前の道でひかれたたぬき
その道は
車が走る
人が走る
たぬきがいた
それを知った
お前の道で
たぬきの道で
なつかしい
お菓子のような言葉いただいて
泣けてきそうな気がして
ひきしめる
今日はまだ
終わっていないから
おひなさんが右か
おだいりさんが右か
日本の位置によって違うらしい
隣のおっちゃん婿養子
気にしているのは
居場所なのかな
だいじにされてる
ペットの犬を
連れながら
ふ ....
ありがとうとか
そんな言葉に心ふるえて
でもやっぱり
だれかをうらんだりしている
いいひとだけではいられない
それってみんな おなじ?
あたたかいお茶いっぱい
それだけであなたが ....
怒っていた
思い通りにならないことに
いうことをきかないひとに
いいたいことをいえないじぶんに
怒って
むくれて
投げ捨てて
あ
やばい とおもいなおして
なきなきひ ....
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