すべてのおすすめ
兎なら死ねてた 夜が止まらない 空にカーテンを引いたら
みんな 夢を見なくなった

星の明かりも 眩しい朝日も
厚い布地に遮られて 広大な密室の中で
息を詰まらせていく 人々の 心の息付き

飛行機が飛び回り
打ち上 ....
猿に会いたくなると
猿山に登るように

女子に会いたくなると
女子高に行き
ロッカーの中で
ひとときを過ごす

身体を動かす度に
セーラー服が絡まって
出てくる頃には
すっかりと ....
半沢直樹というタイトルのドラマを
ようやく第4話まで見る
ていうか
詩人は見るの?見てる?ねえどおなのよ?(お姉調)
まあともかく

生きるってこんなに大変なんだよ
騙したり貶めたりお金 ....
真昼の荒野に陽炎が立つ。
茫洋たる荒地の果てに大海の在るを望む。
私は干からびた海月だ。
海月に語る者は在るか。(それは心の語り手であるか。)

自らの体に楔を打て。その裂口を見よ。
 ....
はやくはやく

わたしは
ゆめでもここでも
あなたをまつ

はやくはやく

わたしは
こころもからだも
あなたをまつ

はやくはやく

わたしは
きょうもあしたも
あな ....
はりきって出かけた わたしは
きゅっと胸をはって歩いた
つぎつぎと 景色を変える町
太陽はいま 一番高い場所に

バターナイフを持つ母の指
コーヒーカップを持つ父の指

立ち止まって自 ....
傷だらけの赤い液体を
大事そうに抱えてる君と
言葉ではなにも伝えられないぼくが
ぐらり 抱きあって よろけている
仲のいい酔っ払いみたいに
ふたりしてよろけている

酔えるのならば実は簡 ....
  するどい刃は
  闇のなかでじくじくふくらむ
  夕暮れ時、しろい壁には
  おおきすぎる影がひろがる



  電話越しに言葉をぶつけながら
  床にはみにくい落書きをし ....
嵐の日 雷が空気をゆらして
瞼をとじても 光がときより私をゆさぶるの
わたしの心にあった 汚いものの 
沈殿させる濁った想いを
荒々しい雨風が 洗い流してくれる気がする

今日みた ....
                130830


明日の気温は36度を超える予報です
夜間の最低気温も28度ですから
熱中症には充分お気をつけ下さい
丁寧な ....
うつろな目を見て鳥はおびえる
束の間の充足、命も短い
泣いて濡らすおりがみ
紙の色は涙を染める
太陽の黒点の明滅とオリジナルが存在不可能であること
最終列車は夜を渡る
明けるまでそのまま道 ....
こんな沈んだ気持ち程度、扇風機で浮くと思っていた

あのすてきな帽子、いったい誰のなんだい

つま先でつついた

みんな同じような次元を突き破るために

だんだんと口角を上げ始める
 ....
ヒトの形をしているのが奇跡と思える位
あまりにも小さくて柔らかかったあなたを
退院後初めてお風呂に入れた時
私の緊張が伝わったのか
あなたは火がついたように泣き叫んだ
以来あなたが極端に水を ....
空気がゆがんで見える夏の日
その横断歩道には
日傘を差した若い母親と
目線のしたで無垢な笑顔で話す少年
ひまわりが重い首をゆらつかせ
真夏の中央で木質のような頑丈な茎をのばしている

山 ....
かつて誰のために祈れただろうか

飾りのついた服を着て 街を歩いていなかったか

自らさいなむひとを見捨てなかったか

酒におぼれて遠ざけたものの数々

いまどこを旅しているのか

 ....
玄関からちょっと全裸で出ただけ ひもじいといって、啼く蝉はいない

白亜紀の時代から
ひとはひもじい生きものだったという
そのひもじさに耐えて、恐竜から逃れて
生き延びることのできる生きものだったという

生きて
生 ....
東には青色の竜
南には赤色の鳥
西には白色の虎
北には黒色の亀

そして
中央には黄色の麒麟

日本橋の
中央には翼を持った麒麟が
鎮座している

かつては
五街道の起点 ....
美人が遠くに座った 静かなブームに静かに乗り静かにやめる きみはあまり泣かなくなった
うたもうたわなくなった
ほほえむ時間が増えた
笑いごえをあげなくなった
花はすべてドライ・フラワーにしてしまった
部屋からひとつずつ色が消え
そしてすこしず ....
下町の団地の小さな台所で
母が作ってくれたホットケーキには
必ず人参のすりおろしが入っていた

海を隔てた異国の地で
日曜日の朝私が作るパンケーキも
やはりほんのり柑子(こうじ)色

 ....
いい人になんか
ならない方がいいとおもう

どこにでもいそうで
あんまりいないといういい人を
どうしてか目指しているあなたは
ほらさみしそう

無理しないでって
言っている私だってほ ....
低い低い太鼓の音が燦と祈り 鳴り罅いる響き
受け取らずにはいられない 貴殿の懐からの暖かな心

遍くこの風に 草を石で磨り潰した色味が 包む 私の懐を
颯爽と澄むこの神無月の空の下に 惹かれる ....
「ぼくの夢」 と書かれた作文用紙に、続きを書かない。
それを見咎めた先生がぼくに近づいてくる。

お前に夢はないのかなんて熱血ゼリフを言ってる先生がいる。
先生には夢があるんですか?なんていう ....
妄想から引っ張り出した庭に椅子を並べて
母屋でくすねたたばこを吸う

大事な人が減っていく未来に
振り上げた拳が帰ってこないように煙で包む
アルバムをめくるのは
悲しみに見つけた一本の線を ....
帰り道
行く道
いくつもの子供たちが
近づくものを拒んでいる



山の手線は今日も
我を忘れて 走りだす
過去も未来もなくさせられた
どこへ 行くのか


いつも目に ....
搾りだした言葉と色
空に舞い
螺旋状に登っていく
あちらではシャボン玉
ただよい
ただ酔い
宵へと破れる
朝日夕陽星空
月明かり
新月
夜から朝へ
繰り返し
繰り返し
梟が鳴 ....
Neutralさんの自由詩おすすめリスト(304)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
兎なら死ねてた- 北大路京 ...自由詩713-9-5
夜が止まらない- 北大路京 ...自由詩213-9-5
空にカーテン- まーつん自由詩12*13-9-5
しあわせは続かない- 花形新次自由詩213-9-3
イプシロン・シンドローム- umineko自由詩13*13-9-2
茫洋- ヒヤシン ...自由詩9*13-8-31
「はやくはやく」- ともりん自由詩3*13-8-31
小指- 栗山透自由詩5*13-8-31
君の好きな歌を- 栗山透自由詩3*13-8-31
嫉妬- 草野春心自由詩413-8-31
どこまでも続いていきそうな予感- るるりら自由詩21*13-8-31
どこまでも続いていきそうな予感- あおば自由詩7*13-8-30
おびえた鳥の知る言葉- 黒髪自由詩7*13-8-30
外宇宙ヒッチハイク- カマキリ自由詩413-8-29
あなたが初めて泳いだ夏- 夏美かを ...自由詩34*13-8-29
夏の横断歩道- 山人自由詩21*13-8-29
懺悔の相手もみつからず- 梅昆布茶自由詩1513-8-28
玄関からちょっと全裸で出ただけ- 北大路京 ...自由詩713-8-28
朝の日記_2013夏- たま自由詩34*13-8-25
麒麟- nonya自由詩23*13-8-24
美人が遠くに座った- 北大路京 ...自由詩513-8-17
静かなブームに静かに乗り静かにやめる- 北大路京 ...自由詩413-8-17
ドライフラワー- はるな自由詩413-8-17
柑子色のパンケーキ- 夏美かを ...自由詩29*13-8-17
いい人の影- 朧月自由詩313-8-16
神無月の草風- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-16
ぼくは夢は書けない- 創輝自由詩113-7-31
そいつのビタミン- カマキリ自由詩313-7-30
涙の路地- 番田 自由詩313-7-30
インクルワード- 秋也自由詩3*13-7-30

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