しねとかいうけどさ
しぬってきえることじゃないよ
しぬって
いまがずっと続くことだよ

もうやりなおせない
ぽっかり
あながあいちゃうことだよ
眠れない夜には 僕とお話しようよ
季節の風に乗って眠気が近づいてくる

声が出せなくなったら聞いているだけでいい
羊が長い旅をする物語がいいかな
それとも宇宙が丸い理由でも話そうか

君 ....
この風を知っている
そんな気がするのは
夏を生き延びた生き物たちすべてが
その手をつないでいるからかもしれない

地球のどこかで生まれて
地球を何億回も旅をして
悲しみの涙を流す人のほほ ....
力による勝利は、人間性の敗北だ フラれた 月曜日の女にフラれた
週刊少年ジャンプのせいでフラれた
最近はONE PIECEしか読まないようになっていたのに

フラれた 火曜日の女にフラれた
踊るさんま御殿のせいでフラれた
 ....
剥ぎたい

もしくは

突破したい

 この皮を削ぎ落として生まれ変わりたいくらい

 直立不動に酔いたい

  頼もしかった諸刃を振り回していた鏡の世界に

  会い ....
ある日{ルビ馬鹿=うましか}は恋をした
とても美しい理念に

薬はなかった
あっても飲みはしないだろう
なにせ

夕日を浴びた{ルビ馬鹿=うましか}の群れが
一斉に嘶いた

美しい ....
怪獣がすきだった

一生懸命に敗北へと向かう
その信念がすきだった

破壊される街も
逃げ惑う住民も
どうせフィクションだから
心配には及ばない

それなのに
怪獣の優勢が劣 ....
ミッキーをM字のハゲと呼ぶように少しズレてる僕らの明日 ささやかれている
この世の終わり

大きい火山が噴火したり
全てが海に沈んだり
この世の終わりというけれど
始まりでもあるんだな

全てがまっさらなくなる
というものも
気持ち ....
青空が燃えている
遥か天空が
ガスバーナーの火みたいに
青は温度が高い証
僕達は炎に向かって落ちないように
重力にしがみついている
僕らが時々
眩しさを堪えて空を見上げるのは
あの ....
     きらきらと
     ひかる星たちかくしもち
     きみは泣く
     ちからのかぎり
     きみは泣く
     まっすぐに
     ひたむきに
     た ....
想いを切り刻んで 記憶は泣く
スマートホンもデジタルカメラも 人の目に映らなかった頃
思い出を自販機で買い取った彼女の空は
空白のまま歳月を渡る
数年前傍にいたはずの笑顔は カラカラに ....
真理を見たのです
燃えて輝く光を
そうして心は石と化し
硬く刻まれて死の使者となりました
冷たい墓石のセールスマンが
来世を高らかに謳うように


ある日ミミズが降ってきて
声のよう ....
泥まみれの夕立一粒に願懸け命懸け
立ち上がろうと 己に跪き独眼に見渡す

屍の点描
永遠の夕立 その隙間で呼吸を呼吸を途絶えないように
大事に大事に膝に触れ 感触の泥まみれを皮肉にも このだ ....
(孤独を知りたい)
その声のする方へ
足を向けると
ビル街から住宅街に迷い込んだ。
そこでは人々の匂いはあるが、
人の姿はなく、
窓辺から聴こえてくるやかんの音と、
乾きき ....
木影に影を重ね 静かに見送る 
蟻たちに運ばれて往く
ことば 肉から零れ落ち

    熱い 取っ手を掴んだ

わたしは夏に生まれた
きっと夏に死ぬだろう
光の色彩が教えてくれる

 ....
いっちょまえに
子(娘)が親(母)に意見(もんく)をいう
いっちょまえに
子の方が稼ぎが多くなってきた――

一緒に道を歩いていたら
いきなり娘に腕を掴まれた
「なにするん?」
背後か ....
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。

涼しいうちだけの華、肌が感じているその一時。後片付け、そこには誰もいないのさ。

いっそ簡単に、あなたの心を奪えてしまえれば、それとなく呟いた ....
なにもないよりは少し傷つくほうが生きている気がしたりするのかな 要らないものが多過ぎる!

下駄箱の中の履かなくなった靴
クローゼットしまい込んだ流行遅れの服
屋根裏部屋に放置された古い布団

断捨離にも体力が必要で
一日延ばしにする内に
どんどん ....
故郷(ふるさと)の人無き駅にたたずめば霊(たま)あるごとく花の舞い散る 倒れた聖母像の下敷きになった  
わたしらしいわたしがいるらしい

わたしらしくないわたしもいるらしい

わたしは、どちらも知らないけれど



 
猫になる理由は無数にある
仕事がイヤになったとか
満員電車がツラすぎるとか
一人になりたい時があるとか
どこかに行ってしまいたいとか   
生きてく理由がわからにゃあ
どうするべきかわから ....
ひとつも
うまく言えない気持のする
2月
ぼうと立ったまま

こころのなかで
頁を繰って
見つけます
いとしいかわいいやつら

あなたはもうあなたになりましたか
森の手前でと ....
ちょっと贅沢な

暖かい家が待っているから

買えるんだよ

身体を温かくして

ひんやり喉元を通るアイスは

夏のアイスとはまた違って

軽やかなひととき

豊かな感触を ....
人殺しの夜に
天使が降ってくる





(141204)
    

      すべてが寝静まり
      寝返りと寝言の中で
      やかんを磨く
      あしたはどんな一日に 
      なるだろう
      油で汚れ焼けた ....
雨を迎えると豊かになる

けれど まだ足りないんだ 晴れには導かれやすい単純さは

ただの人間

 私は腹を立てていた些細漣連なる鉛の莫迦波
 深呼吸を施せば澄む問題にもならない
 
 ....
Neutralさんのおすすめリスト(341)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
深い穴- 朧月自由詩215-9-26
眠れない夜には僕とお話しようよ- 北大路京 ...自由詩7+15-9-25
夏越しの約束- そらの珊 ...自由詩14*15-9-23
勝利とは- まーつん自由詩7*15-9-22
月火水木愛されたい_金土日も愛されたい- 北大路京 ...自由詩515-9-22
痛い思考~神秘と現実- 朝焼彩茜 ...自由詩12*15-9-22
美しい馬鹿- ただのみ ...自由詩13*15-9-21
怪獣がすきだった- 千波 一 ...自由詩1315-9-20
ミッキーをM字のハゲと呼ぶように少しズレてる僕らの明日- 北大路京 ...短歌515-7-26
この世の終わりが来るときは- 瑞海自由詩6*15-7-26
青空が燃えている- 凍月自由詩12*15-7-26
きみの星- 石田とわ自由詩14*15-7-24
使い捨てカメラ- 為平 澪自由詩1015-7-23
律法- ただのみ ...自由詩14*15-7-22
行の白煙に打たれ- 朝焼彩茜 ...自由詩11*15-7-21
住宅街- あおい満 ...自由詩11*15-7-20
消失の夏術- ただのみ ...自由詩17*15-7-20
【_いっちょまえに_】- 泡沫恋歌自由詩16*15-7-20
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。- 陽向∮自由詩16*15-7-20
なにもないよりは少し傷つくほうが生きている気がしたりするのか ...- 北大路京 ...自由詩915-4-9
【_断捨離できるか_】- 泡沫恋歌自由詩22*15-4-8
限界集落- 星野つば ...短歌715-4-8
倒れた聖母像の下敷きになった- 北大路京 ...自由詩615-4-5
知らない- 殿上 童自由詩16*15-3-9
理由- やまうち ...自由詩7*15-2-4
- はるな自由詩1315-2-4
冬のアイス- 灰泥軽茶自由詩715-1-29
bless_my_suicide- 自由詩115-1-28
やかんと夜と- 石田とわ自由詩17*15-1-27
雨の日の透明な墨汁- 朝焼彩茜 ...自由詩18*15-1-26

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