暑い暑いと胸元はだけ
      えりあし抜いて横座り
      片手で団扇あおぎつつ
      茗荷の香る素麺すする
      今さら色気もなかろうに
    ....
腹を割って本音を口にしない キリストもわしの弟子じゃった ねえ お味噌汁の具って なにがいいと思う 君が尋ねる

そうだなあ なめこや納豆汁 かぶなんかもいいね

僕は味噌汁の中に青汁をいれて飲んでいる 青臭さが消えてのみやすいから


そんな ....
妄想も思い出にしている     おとこに捨てられた、
    だからノラ猫になった
    夜空をみあげにゃあと啼いては
    まんまるお目目に三日月うつし
    うろついた夜の街には
    千鳥足の奴らがい ....
11:11も22:22も時計と目が合った 土曜日の午後
コーヒーショップに子象が入ろうとしたが
ドアに胴体がはさまって
そのまま動けなくなってしまった
店の外から象使いの少年と通行人が
しっぽを掴んでエイヤッと引っ張っている
 ....
 僕は一人では立てない
 見えない杖があり
 支えられている

 絆は 時に
 ロープとなって
 絶望の海から
 僕を 引き揚げ

 時に 鎖となって
 生贄の十字架に
 僕を  ....
思い出を一番から五十六番まで
USBメモリに移動して
一息
私のディスクは空(から)になる
空(から)になった空(そら)に
星が一粒
もう一粒
繋がって
絵を描く
尺取り虫が
一歩 ....
 今夜の月は何か変だ

と 思ったその時
小さく ひびが入り
――欠片が落ちた
何かが動いている

 えっ ひよこ?

一生懸命
殻をつついて
転がりながら
可愛いらしい姿が
 ....
  蜘蛛の足が
  多すぎるからと言って
  面白半分に引きちぎる子供

  休みの日が
  長すぎるからと言って
  魚を釣り上げたあと
  血まみれの口から
  針を引き抜く釣り人 ....
  耐えきれないくらいに
  煩わしい 日々の騒音

  例えば誰かが
  誰かを蔑む声

  私の方が正しい
  そう主張する声が
  街を包む空気を
  重くするのさ

 ....
「あいつどこ行ったんだろ」
「ずっとオニやってたもんな」
「怒って帰っちゃったんじゃないの」
「あいつヘンジンだからな」
「もうそろそろ帰ろうか」
「帰ろ」「帰ろ」
「それじゃ」「また ....
美しく生まれてきたがばっかりに君のまわりは狂ってばかり  俺は
 一粒の砂
 浜に埋もれて
 見分けはつかない

 陽ざしに燃える
 ベージュ色に乾いた
 波線のうねり
 
 その繰り返し

 俺は
 一枚の枯葉
 沢山の緑の
 ....
今宵の月は魔物。
天空の漆黒はその臓腑を抉られうっすらと白い血を流す。
私は憤然としてそいつに立ち向かおうとするのだが
姿すら現さないなんて卑怯ではないか。

今宵の月は魔物。
愛すべ ....
うつむいて泣くひとの影が
だんだんと鏡のように
わたしを映して濁ってゆくので
おそろしい気持のままはしってきた

どれだけの水を注いでも
波はとまらない
空は落ちない
愛で人は死ん ....
廊下に立っています。

正座をしています。

坊主にしています。

説教をされています。

牢屋に入っています。

反省しています。

それでも、やはりやりたいのですが、どうで ....
眠りたい欲求

眠りたくない欲求

そのせめぎ合いの繰り返し

仮に人間に「価値」を見出そうとしたら

起きている間しか

見てくれないのだろうか?

寝ている間の人間の「価値 ....
     濡れて花 あざやかに
     なびく風 匂い立つ
     雨そそぎ しめやかに

     夏を待つ 水無月の
     その色は 深く濃く 
     ひかりの雨 纏う ....
あっちゅと畑で取ってきた
モンシロチョウの卵は
タイミングが悪く
キャベツの葉が萎びるまでに
孵化しなかったので
学校で廃棄処分になりました



モンシロチョウの卵を
 ....
私は孤独を愛する
静けさに 怯えながら

私は世界を愛する
この手で 汚しながら

私は自分を愛する
鏡に 閉じ込めながら

私は友を愛する
その富を 妬みながら
 ....
大きく見せる必要はない
かっこいい言葉
使いたい言葉
綴りたい言葉
伝えたい気持ち
衝動
恥ずかしさ
評価

できないことはできないし
やっていないことは埃を被ってそのままだ
 ....
「ママ、なんでみどりなのに、あおっていうの?」
信号を指さして
そう問う
まだ乳くさい我が子を
天才だ! と思った遠い日

わたしは
なんと答えたのだろう

仮に
みどり、と名づけ ....
僕は毎日怒られます

どんどんガミガミ
びくびくしょぼん

僕は本当によく怒られます(´・_・`)

でもそんなのたいした問題か?

世の中いろんなことが本当にたくさんあります

 ....
やわらかな声

その声を聞きながら

今日も無事か?

ぼくは死んでしまうことばかり考えていた

どうなってもよかった

悲しいわけではない

声にださずに

いとしいいと ....
この幼い文字には記憶がある
漢字を覚えられない少年はそれだけで言葉を文字にする事が許されず
間違いばかりを指さされては 心を深く胸に隠すしかなかった


開け放なたれた部屋の小窓

文字 ....
 口には出さなくとも
 目つきで解る
 軽蔑の刃

 四角い花壇の隅を汚す
 ゴミを捨てたのは誰
 落とし主は現れず

 誰も手を汚したくない
 でも傷つけずにはいられない
 だか ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕涼みには向かない女- 石田とわ自由詩13*13-7-29
腹を割って本音を口にしない- 北大路京 ...自由詩613-7-29
キリストもわしの弟子じゃった- 北大路京 ...自由詩313-7-28
味噌汁- 梅昆布茶自由詩1813-7-27
妄想も思い出にしている- 北大路京 ...自由詩1513-7-27
ノラ猫の歌- 石田とわ自由詩20*13-7-27
11:11も22:22も時計と目が合った- 北大路京 ...自由詩613-7-26
あんた誰?- 壮佑自由詩25*13-7-23
境界線- まーつん自由詩8*13-7-21
こぐま座- Lucy自由詩24*13-6-22
宇宙ひよこ- ただのみ ...自由詩27*13-6-18
生きろなんて、言えない- まーつん自由詩22*13-6-17
静寂の泉- まーつん自由詩12*13-6-17
また明日- nonya自由詩23*13-6-15
美しく生まれてきたがばっかりに君のまわりは狂ってばかり- 北大路京 ...短歌513-6-12
太陽はどこにある- まーつん自由詩7*13-6-12
罪業- ヒヤシン ...自由詩6*13-6-9
正夢- はるな自由詩513-6-8
芸術からの逃避- 松元奉久自由詩213-6-8
仮に人間に「価値」を見出そうとしたら- 小川麻由 ...自由詩4*13-6-8
しめやかに- 石田とわ自由詩19*13-6-8
モンシロチョウの観察2- 鵜飼千代 ...自由詩24+*13-6-5
How_To_Love- まーつん自由詩10*13-5-28
こんなんどうでっか私さん?- 秋也自由詩3*13-5-26
【仮にみどりと名づけてみる】群青五月のお題、緑から- そらの珊 ...自由詩20*13-5-25
おこ- 2012自由詩5*13-5-25
今日も無事か?- 吉岡ペペ ...自由詩113-5-25
ノート- ぎへいじ自由詩18*13-5-25
屑の輝き- まーつん自由詩14*13-5-24
現代詩の現代詩による現代詩のための現代詩- 左屋百色自由詩13*13-5-22

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