オレンジとチョコの組み合わせは嫌い(布団を干して降る雨ぐらい)     あのひとの吐息はいつも菫です溶けゆく雪の儚さうつし


    この想い雪花に告げて溶けてゆく好きでした、あぁ好きです今も


    せつなさを櫛で梳かして目をふ ....
     寒かったから
     息を吐きかけ
     こすり合わせる
           
     店先のディスプレイは
     パステルカラーが
     華やかさを競って ....
私は十三年間
薄暗い工場の中で
機械の一部になって働いてきました
小さな子どもを連れて離婚した
若くもない女には3Kの仕事しかなかった
子どもを保育園に預けて働いた

毎日々
ベルトコ ....
洗濯物の模様になって
取り込まれたテントウムシ
手足を縮めて
ぼく死んでまーす

アジサイの葉に
赤と黒の水玉模様
手を触れれば地面に落ちて
ころころ転がり
ひっくり返ってぼく死 ....
言葉や想いはどこへ行くのだろう
風と共に消えてしまうのか
それとも人と同じように
行き先のない旅をして
いつか自分の元へ帰ってくるのかな

そして旅を終えた言葉達は
きっと今までよりも ....
疲れ果てて帰ると
男がにゃんにゃん擦り寄ってくる
うざー という顔をすると
男は しゅーん と窄まる

テーブルの上に包み紙
白い皿に茶色いパンのヘタ
とっておきだったのに
あたしのカ ....
今日は姪っ子と詩人の誕生日
姪っ子は一歳 詩人は何歳だったかな・・
時々 神と繋がっているはずだから 脳の杖は黄金の如意棒
だから 私たちを唸らせるんだ
生まれ持った持たされた才能に違いない
 ....
道をほると
どんどんとほると
一体なにがあるのかとのぞきこんだ
黒々とした土の中に
なにがあるのかと期待した

ユンボでかきだされる黒い土は
内臓のようにみせてやっぱり土だった

そ ....
好き嫌い多い親父に好き嫌いするなと言われ育てられ鬱 プロフィール用紙に本音書かないでウケそうなこと控えめに書く 冒険者たちは
いつも渇いていて
雨や
波間に
漂いやすい

けれど
冒険者たちは
それらの雨や波間について
潤いだとは語らない

なかなかに認めない
強情さがある

そ ....
挨拶したのに
ぼくを見て
顔を横にして
何もいわない人の
その一瞬が
ぼくのこころに
小さな傷を作る

返さない人の
こころのうちは
苦しくはないのだろうか

その人のことを
 ....
忘れられない。
「 無理して忘れようとしなくていい 」
慰めるように
自分に言い聞かせる。



けれど、忘れたい。
やっぱり忘れたい。



忘れないことには
 ....
消耗品リストを
作成しました
エクセルで

ボールペン
メモ帳
コピー用紙
ホチキスの針

ふと
私は手を止めて

愛は
消耗品ですか

ボールペンも
コピー用紙も
 ....


帰宅した私は食卓に着くと
両手でテーブルを鷲掴みにし
一匹の大蛇を吐き出した

黒々とした身体
ぬらぬらとした光沢
それは私の分身であり
一部なのだった

゛はらがへったよ ....
フった理由?
思い当たるの全てだよ
ひとつふたつじゃないからだよ




もうすこし
おとなになってと
祈ってます
あなたにも
そんな日が来るかな
サラリーマンのコスプレして会社に行っている 太陽は暖かいのに
僕を焦がす事が出来ない
月は綺麗なのに
僕を癒せない
風は全てを吹き飛ばすのに
僕を動かせられない
地震は地面を揺らすのに
僕を揺らせない
なのに君は僕の心を
焦が ....
夕暮れの空を見上げると
今日はお月さまがいない
と思ったら
真上やや後方から呼ばれた
「ココニイルヨ―」
ふりあおぐと三日月
こないだ見たときは
真っ黒な空の真ん中で
薄笑いの口みたい ....
冬になると私の全てが痛む。
銀杏の葉が落ちゆく時期から、曲がった末端を責め立てる。
暖房で窓は曇り、外は遠慮のない風が吹く。
家の中にいても、親の冷たい視線と言葉が突き刺さる。
もがき苦しんで ....
時間がない?
バカを言え。
時計を見るな!


時間がない?
バカを言え。
時計など捨てろ!



あんたより時間がない中で
どうにかこうにかやり抜いている人が
何 ....
新しい時が迫って来る
寝ても覚めても どんな所にいても
必ずやって来る 小さな頃早く大人になりたくて
時が早く経つ事を祈った
今ではそれが恐い

時が経つほど形を変えて
時が ....
  ストライクが入らない
  言葉の投げ方を、忘れたから

  キャッチャーを
  キリキリ舞いさせながら
  交代を告げる声を、待ち望む

  変化球に入れ込みすぎて
  指の関節が ....
薄紅の花びらの真中で
一匹の蚊が死んでいました
その造花の霊廟には
微かに白く埃が積もり
異なる時が流れているのです

知っていましたか
昆虫は外見が骨格なのです
死んだニンゲンが放置 ....
ある朝、眩しい光が僕の視界を奪った
思わず僕は手を目にあて、少しずつ
指の間から前を覗いた。
そこには笑顔で僕を見てる君がいた
眩しいだなんて
今日は雨なのに不思議だね
ざらざらの掌で
温められ
擦られ
撫でまわされて
摩耗した挙句
まるく つややかな光を放つ
表面に一点の翳りもない
器が
轆轤の上に
遂に生成し得たとしても
掌の持ち主の
荒れた ....
水星
{引用=みんなより泣き虫な私ですが
もしものときは貴方の熱い涙も、全部
私のそれに溶かして差し上げます。
その代わりといっては何ですが
私からいつもより
少しばかり濃い塩の匂いがして ....
寝る前に愛していると言う声は起こさないよう小さな声で  苦しいときに泣くことは、
 いっぱい、やってきた

 悔しいときに怒ったり、
 羨ましくて妬んだり

 そんなことは
 幾らでも、
 やってきた

 今日も、あの時、
 とって ....
Neutralさんのおすすめリスト(341)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オレンジとチョコの組み合わせは嫌い(布団を干して降る雨ぐらい ...- 北大路京 ...短歌314-3-24
雪どけ- 石田とわ短歌11*14-3-5
隠したのは袖口でした- 石田とわ自由詩14*14-2-25
【_私の履歴書_】- 泡沫恋歌自由詩37*14-2-21
擬死- イナエ自由詩12*14-2-20
行き先のない旅- リィ自由詩2*14-2-19
自分磨き♪- 藤原絵理 ...自由詩314-2-19
姪っ子と詩人の誕生日- 朝焼彩茜 ...自由詩11*14-2-19
ちきゅうの内臓- 朧月自由詩1014-2-19
好き嫌い多い親父に好き嫌いするなと言われ育てられ鬱- 北大路京 ...短歌314-2-18
プロフィール用紙に本音書かないでウケそうなこと控えめに書く- 北大路京 ...短歌314-2-16
冒険者たち- 千波 一 ...自由詩214-2-15
無視されたら- 殿岡秀秋自由詩814-2-15
神々しき太陽の重力_痛々しき月夜の浮力- komasen333自由詩3*14-2-14
消耗品- umineko自由詩11*14-2-1
人と蛇の寓話- まーつん自由詩6*14-1-29
honne- Wasabi 短歌114-1-25
サラリーマンのコスプレして会社に行っている- 北大路京 ...自由詩1914-1-15
全て- リィ自由詩1*14-1-12
お月さま- Lucy自由詩24*14-1-9
あとは自由が無いと言うだけ- 海鷹四季 ...自由詩214-1-3
時間を捨てろ!- komasen333自由詩3*14-1-2
迫る- リィ自由詩513-12-28
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安らかに眠れ- ただのみ ...自由詩29*13-12-27
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惑星ラブレター- 愛心自由詩1513-12-23
寝る前に愛していると言う声は起こさないよう小さな声で- 北大路京 ...短歌8*13-12-21
苦しいときに、やれること- まーつん自由詩9*13-12-18

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