気をつけてねって云われて火をつけてしまったぼくらはどんな色も内包することができない孤独な白であるところのたてしまという島へ行ったらしまうまになってしまった
ぼくたちはうまくいっていた。春のにおいするような冬の休日のあったかい午後には中庭のハンモックにゆられ、ひなたぼっこしたり、ウクレレで大橋トリオの歌をうたったり、しゃかしゃかふった缶ビールの泡をかけあっ ....
はじまりのまりを蹴りました。誰も傷つかないよう、わたしがきみをよびよせるたび、わたしは嘘つきになって、きみがきみのいるところだけが透明になってゆく。テトラポッドは波しぶきをくい止めて。非常口のひか ....
はさみこまれた、ひる、そらぞらしいアンバランス、ゆれたえだ、について、まだ、なんのこたえもみつからないはなし、などが、ばらばらと、あかるいみち、はだしであるくあしのうら、にささり、予想天気図の気圧 ....
せわしない日々のなか、外にでたらそれが昼であっても真夜中であっても早朝であろうとも空をみあげて月をさがす。たまに日光をあびてしまい、くしゃみがでる。かならず。なんでだろうね。太陽光線とくしゃみの関 ....
はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 ....
マークはユリイカすカスミソウみたい束ねられるのお断りします
わたしがわたしを忘れてしまうまで回転しちゃいますピンポンパン
さがしていますピンクの指輪つけたくまとまく(ら)と ....
【 愛 】
☆愛している
i see tail
尾を参照してください
オオサンショウウオしてください
★i see tail
尾を参照してください
Please refer to ....
□
◆
■
◇
□愛している
□i see tail
□尾を参照してください
□オオサンショウウオしてください
□
□
□
◆i see tail
◆尾を参照してください
◆ ....
みかんを剥いてスジを取りながら、
動物に食べられるために存在しているような不思議な
みかんの実を食べる。
みかんを剥いてスジを取りながら、
果物の好きな母が夏みかんを剥いているのを見ている ....
エンディング月
シェリー酒にどっぷり浸かった午後3時
頭の中でひしゃげた低気圧なカレ
にょろん
耳から抜き出し
42℃の風呂にいっしょに入る
ぷちん
弾け
「おはよう」
大きく延 ....
水溶性キネマ
記憶の階段を一段一段昇るたびに
潮のように満ちてくる
おじぃちゃんの机のうえには
馬の毛
たぬきの毛
頬にやわらかいリスの毛
お米にも描けそな ....
夜更けのキッチンの窓辺に置いてあるクロッカスの白いふさふさな根っこが揺れた
ボイルしていたエビが跳ねた
ハードボイルドな銃声に
星もわたしもたじろがない
それはフィクシ ....
ビールは水曜のネコ。
おつまみは柿の種。
映画は、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のスプートニク2号で月にいったきり帰ってこなかったライカ犬に比べたら僕はまだましさと言うイングマル少年、「トレイン ....
ひつじがいっぴきもいなくなった
こまったしつじはこんせきをたどった
まだあたたかいねどこやら たべかけのくさをみつけては
あしもとをみて ちをはうようにそうげんをいく
たくさんあったあ ....
ピース、ランドセルのぼくらは歯科医院があくまの要塞だった
痛みもかなしみもいつかぶっつぶせると思ってた
竹馬にのりたくて血豆をつぶしながら
太陽にゆびさきふれた、ふれたぼくらはピースをした
....
これが、わたしにとっては、この世の中でいちばん美しくって、いちばんかなしい景色です。1962年11月27日岩波書店初版本「星の王子様」130ベージの景色に似ているけど、すこし違います。
....
なんども息を吹きかけて。熱いチキンドリア。周縁からスプーンで崩しながら口に運んでゆく。お水とって。コップに水、を注ぐ。水、を飲む。また、なんども息を。冷めるまで。そのくり返し。飲食、するあなた。その体 ....
いとおしくてあたたかなかたまり。例えるなら生まれたばかりの赤ん坊。訳もわからないまま抱きしめたくなる。愛よ、それは。名前は日だまり。
重ねても重ねても重ならない、色。赤は赤だし黄色は黄色。追い ....
ゼリー色の夏休みだから
子供うさぎたちは公園に集まってラジオ体操をします
大きい子から小さい子、耳が垂れてる子からピンと伸びてる子
重そうなお尻の子や、軽くて風で転がりそうな子
大人うさぎがラ ....
今日のことは指に任せて
一日のことを愛していく
翌日のため生き残る誰かの声に歌うのだから
さあはじまるよ、と誰かの声で
懐かしさからつくられた美しさに埋もれていないで
日向の集 ....
なんでもない日だった。大きくのび、した。ボンデングワイヤーのような糸月のひかり、からだの底まで届き、魂のきしむ音、微かにきこえた。すこしだけ走ってみた。裏の森へ行ってみようと。が、すぐ、たちど ....
月が毎年4センチメートルずつ地球から離れてゆくことを知ってしまったわたしは、屋上でゾウが飼える家を建てた人は湘南動物プロダクションからゾウを買い取るのか気になりはじめた。消臭スプレーを振り撒いたキッチ ....
・さよなら
さよならという始まりがある。あったって誰かに聞いたことないかもしれないけど。樟脳の香りが指先に伝わるまで、ゆっくり肘から駅のホームの端っこまで手を振っていよう。
....
壁に小さな穴が空いていた
落ちていた髪の毛がちょうど入るくらいの穴だったので入れてみた
すると穴は少し大きくなった
折れたシャーペンの芯を押し込んで
しばらくするとまた少し大きくなっていた ....
ミツビシに勤めているのに みつひしと云う父が
三つ菱形があるから、三菱
そんなことを教えてくれたのは、やっぱり
みつひしだったからなんだな
カッターナイフを ぽきん
「これが ひしがた ....
きみのすきなもののなかできみがいちばんすきなわたしは雨の匂いするきみの目にうつる同じ速さでかわいてゆくからだは違う速さにならされてさよならしたあとにふりかえるタイミングがいっしょだったらまたあ ....
しょくぶつといえば みどりとはかぎらないけれどカノジョの部屋はみどりにみちあふれていてカノジョのためいきをすいとりうつくしい朝をさしだしてくれる
テラリウムはきらいといい ....
せつなこと分解してことのはよむ永遠のきみの首をどうにかしてしまいたいぼくは、水彩が部屋から逃げて冬めいた色のなまえをかってにつけるきみを階段から突き落とすしかなくて、きみは笑いながら泣いている ....
【たまきはる】
珠さんが きはりましたのや
珠のような肌のお方でしてな
おおけな光の珠のようでしたな
魂というものに あたたかみというのが
あるのでしたら きっと夕日のよう ....
こうだたけみさんのおすすめリスト
(140)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
よこしまなきみとさかしまなぼく
-
阿ト理恵
自由詩
8*
15-2-2
バニーガールの二等辺三角形_
-
阿ト理恵
自由詩
4*
15-2-2
A_DOG_DAY
-
阿ト理恵
自由詩
12*
15-1-28
hot_oolong_tea
-
阿ト理恵
自由詩
6*
15-1-20
せわしなく掻き出す前足が穴をどんどん深くしていく
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
6*
15-1-20
冬、はじめました。
-
阿ト理恵
自由詩
18*
15-1-16
そして、みんな逆立ちしている_
-
阿ト理恵
短歌
3*
15-1-8
ツイッター連詩より創作『詩っポsoup』
-
とよよん
自由詩
4*
15-1-8
ているすーぷ_(□こひもともひこ◆とよよんさん◇森朱鞠さん■ ...
-
こひもと ...
自由詩
18*
15-1-7
みかん
-
こひもと ...
自由詩
11*
15-1-2
ひきだしあいた
-
阿ト理恵
自由詩
7*
14-12-18
水溶性キネマ
-
るるりら
自由詩
15*
14-12-12
重星のこすれる音
-
阿ト理恵
自由詩
8*
14-12-9
水溶性キネマ
-
阿ト理恵
自由詩
6*
14-12-9
ひつじのひるね
-
木屋 亞 ...
自由詩
3*
14-12-7
ピースサインのむこう側
-
吐水とり
自由詩
5*
14-11-29
海と星
-
阿ト理恵
自由詩
17*
14-11-20
海と星
-
sample
自由詩
5*
14-11-20
冬、はじめました
-
あ。
自由詩
2
14-11-18
童話(ラジオ体操のうさぎ)
-
クローバ ...
自由詩
3*
14-11-16
新しい一日
-
クローバ ...
自由詩
3*
14-11-12
眠れない夜の果て
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
7*
14-11-12
穴
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
7*
14-11-12
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ ...
-
百均
自由詩
6*
14-11-12
穴
-
木屋 亞 ...
自由詩
3*
14-11-8
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋
-
るるりら
自由詩
14*
14-11-7
ふりかえる距離
-
阿ト理恵
自由詩
2*
14-11-2
ひきだしにテラリウム
-
阿ト理恵
自由詩
3*
14-11-2
きみのすべてよ応答せよ_
-
阿ト理恵
自由詩
7*
14-11-2
夕陽のように温かい物語_三篇
-
るるりら
携帯写真+ ...
11*
14-10-28
1
2
3
4
5