空のツリー
その足元に水族館だと
日本人は好きだな
サンシャイン市にも作ったっけ
新名所には水族館
呼び水の呼び水
徒に易くは帰すまじ
展望ついでの家族巡礼
妖しく爽やかデートスポット ....
愛するものに あらんかぎりの表現をあたえるために
図書館はある

道の途中で
トンビがピープルって 巻き舌ぎみに 私を呼ぶ


鳥に言われるまでもなく 私は人間さ
書物のよさ ....
君は踊る
薔薇を 菫を 雛菊を踊る
揚羽蝶を踊る
木洩れ日を 気ままな風を踊る

君は踊る
虹を 青ざめた夜明けを 葡萄色の黄昏を踊る
波を 湧きあがる雲を 嵐を踊る

君は踊る
 ....
 
迷うたら負けやと、きつい一言

今でもうちのお守り

そんなあんたは迷わずどっか行ってもうたけど



 
いくつもの
肥え太った想いが
出口に殺到して
立ち往生している

よこしまで
メタボリックな想いが
喉の奥でせめぎ合って
脂汗をかいている

バイパスを回り込んだ
耳障りの良 ....
割れて つまづいた障子紙の陽射しに
つけられる風 ことり ごとり 

削りこまれた細工 ひろがる窓の内
ビンの底のガラス 集めた昼の鼓膜

ホコリ マ ミレ
柱の影絵に 散らかっていく
 ....
会社をたたむと決心して以来
もののたたみ方に注意するようになった
これまで自分でたたまなかった布団を
たたんでみたりするようになった
いつもはそこら辺に放り投げている
パンツや靴下もたた ....
 
 
水ようかんの沈む海を
泳いできました
手作りの名前を
握りしめて
どこから来たのか聞かれても
お母さん
としか答えられませんでした
今日という日がまた溶けて
明日だけが
 ....
 
 
休日のオフィスでひとり
コピーをとってる
何度とり直しても
文字や記号は
羽をはやし逃げてしまうから
白い紙だけが高く積まれていく
明日までに終えなければ、
と思う
明日が ....
夜は雨
どこからか雨
水を弾くタイヤの音
通りの向う
どこかで屋根を落ちる滴

私はここにいて
眠る人のことを思う
生き満たされぬ人を思う
又ここにいて
眠れぬ人のことを思う
燃 ....
すててすててすててすててすてきなラパン

富士急Highland観覧車さき樹海においよりこくなるラパン

トラックぬくたび冷えるきのう

駿河うみかぜのせてラパン

かみもぶっとびさる所沢

かるさが ....
かはかし
かばはばかし
ししはししし
ねこはこねし
いぬはぬいし
うまはまうし
くまはまくし
りすはすりし
かめはメカし
やぎはギアし
わしはしわし
くまはまくし
わにはにわし
たかはかたし
うはう ....
所沢航空公園で昼寝していた犬と目が合ったからにゃんと挨拶してミドリの窓口から森へムンクの森へ備えないから憂いもある改造屋からにげます

逃げるげるげるげるげる荷げるげるげるげるげる逃げるげるげるげるげ ....
*
彼の部屋を訪ねたら、押入れの中に裸の女の人がいた。
その人は手招きして、私に臍を覗けと言う。
「サイコグラフィアに出ていたのは、私のおかあさん。」
彼女が言う。
「かあさんは春画を見せた ....
あさがくる。
わたしはかがんだ姿勢で、静かに息をのむ。

空からおとされた、その夢から覚めきらず、
湖の底から、
裂けた形をした空を見上げる。
藻にからまり、
わたしは力なく、湖面をあお ....
雨の道を歩く、水溜りの歩道。
灰色の雲は灰色の光を閉ざす。
届かない熱は届けない大気を怨む。

振動に驚く大気の呼吸。
こもる音。飛び去るフラミンゴ。
やがて、届かない、熱を想う。

 ....
飛ぶ鳥は水平線を濁しながら渡る その足が青いのを見て追いかける 何か落とした! 青色一号の入っていた分別されていない容器につまずくと 足が染色されてしまうことがよくある もし洗っても取れないなら その ....  
 
 
 
線をまたぎます。季節も七夕をすぎれば夜のための日々が延々と続くのです。アスファルト、アスファルト、きみは熱という熱を呼吸していますか?と話しかけてはこのマンホールのように丸い月 ....
こうだたけみさんのおすすめリスト(140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水族- salco自由詩9+*12-6-9
難破する図書館- るるりら自由詩31*12-5-25
踊るひとのための連祷- 塔野夏子自由詩23*12-5-23
お守り- 殿上 童自由詩24*12-5-23
おしゃべり- nonya自由詩23*12-5-4
マ_ミレ_ル_メ- 砂木自由詩20*12-4-29
会社をたたむ- 壮佑自由詩39*12-4-23
遠泳- たもつ自由詩612-4-22
背伸び- たもつ自由詩1012-4-18
脈絡- salco自由詩28*12-3-25
♪ラパン- 阿ト理恵携帯写真+ ...2*10-12-15
どうぶつくらし- 阿ト理恵自由詩4*10-12-14
逃げる- 阿ト理恵自由詩8*10-11-15
彼は芸術家- ミゼット自由詩2*06-11-3
朝がくる- 光冨郁也自由詩15*06-5-28
滲む音の、震える香。- チャオ自由詩6*05-7-30
青足は且つ踊りて- 黒川排除 ...自由詩504-7-12
シュガースポット- nm6自由詩9*04-7-11

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