すべてのおすすめ
明日はどんな顔をして
ボクを待っているだろう
笑って迎えてくれるカナ
それとも怒って殴られるカナ
そもそも待っててくれるのカナ
こんな こんなボクなんか
ボクはどんな顔をして
キミに ....
都会のスピードに慣れようとして
おもりを外した身体で生きる
良く見えない星に掴まるよりも
ネオンの明かりが無個性に光り
次から次へと流れていくから
タクシーを止めるのが下手だった
....
きみの頑張りを
ぼくは知っている
ずっときみの側にいて
ちゃんと見てきたから
そうでしょう?
夕陽の沈むこの街並みに
オレンジ色の花が咲き
夏も終わりの優しい風が吹く
....
水に溶かした
これまでのこと
光に透かした
これからのこと
誰にも言わないのに
君は知っているから
明日よりも
もっと先にある
希望のベクトルで
待っていてくれる
....
月に、なにする?
月に、って?
吠えはしないで、
月に、嘆く?
ああ、人生って、
嘆いたほうが勝ちだったっけ?
負け、だったっけ、生きるって?
子供のころ、
きっとい ....
幸せにするよという
約束とは違う
地獄の底でも
おめかしをして
腕を組んだり
傘を盾にして
絶望の雨から
君を守りたい
刻々と変化する
心の形を
交換しながら
返 ....
意味を為さない言葉の灯が
夜の行方を照らしている
歯並びの悪いひとりの捕食者
誰もいない街を割る白い瀧
涙の側を飛ぶものが
光を手のひらに受けている
もう発つものも ....
いちゃいけない人が
ここにいるでしょ?
あたしのことだよ、もちのろん。
ダメなのに、
こんなところにいちゃ、
嫌われるのに。
わかっていても、
どうしても
逃 ....
隙間
一杯のおっぱいに俺をふりかけて
パーティを開く 金で孫を買う
馬車馬のように働いた後は 孫を買う
誕生日プレゼントに孫を買う
引き金を引いたのは俺
イカした売女 ....
{引用=悪徳商法}
架空請求書が送られて来た
金額は自分で書き込むようになっている
魂の値段と 生の負債総額
その差額を生きている間に振り込めと言う
この後なに一つ善行をする予定はない
....
何もなかった
透明な関係性に
絵の具を混ぜて
色になりたかった
忘れるから
約束はしないという
約束だけ覚えて
どこへ行くつもりなの
連れて行ってとは言えなくて
縫い目が ....
恋の出口を飛び出して行った
君は人生ゲームのサイコロを振って
反省とか謝罪を忘れて
誰かの腕の中で眠る夜に
届かなくても張り上げた僕の声が
木の枝に引っかかり折れてしまった
幸 ....
僕らがきかされた
歌のやさしい結末を
たえまない線香花火の香りが
明日へいざなってくれる
誰も地面に灯る明かりを愛しげに
みおろしているのは
「そこにはみるべき花火があるだろ ....
次から次へと生えてくる緑この夜に
次から次へと消えていく琥珀この夜に
確かめなきゃ確かめなきゃ
消えてしまいそうな約束がヒラヒラ
舞っている舞っている
次から次へと育ててる緑孤独かい?
....
おばんでした。
はじめましてお久しぶりです。
私が私として、
あなたがあなたとして、
互いを認識しあったのは、
もう何度目になるでしょう。
あなたの顔が、声が、においが、
私の中 ....
一日を生きるための
命の値段を計算したら
給料じゃ全然足りなくて
死のうと決めた日の
電車はモノクロだった
東京に飲まれた人生
遊び過ぎて馬鹿みたいと
浮かべた涙が
今は光 ....
創造の小箱がきみの中にあるんだ
しこたまきらめきをため込んだ素敵なやつだ
誰にもさわれない特別な意匠がたくさん隠されている
想像の炎はときにきみを炙りあげるかもしれない
それでもそれを消さ ....
星の痛みで
香る車があった
黄泉では見るなと言われる
でも見る
「デモテープは聞くもんだろう?」
と言う異界か
詩歌を嗜む私
干し烏賊を食べる
胸の傷に拘れば
私は猫と別れざるを得な ....
「あいばせ」とは会津の方言で
「さぁ、行きませんか」という意味
「いっしょにあいばせ」
いっしょに
あるきたい
いとおしい
ばかみたいに
せつない
娼婦の臍の下に咲く薔薇のタトゥー
聖書を一枚ずつ破って巻紙にする
燐寸に踊る白い蛾のささやき
さ迷うオーブ雨の匂いどこまでも
――おやすみなさい
――追伸
あなたには太陽を
終わ ....
測れないものほど
求めようとした
譲れないものほど
守ろうとした
例えば君との最短距離だ
顔を近づける時に
輪郭を辿れば
地球の裏側にいるような
気の遠くなる一瞬を
秤に ....
この不安や焦燥が
単に薬切れの症状であることが
容易に察しがつくために
僕の心は余計に悲しい
実際には父母を失うかもしれない
状況も手伝ってか
何もかもタイミングとしては
これほ ....
線香花火の玉落ちて
地平の向こうは火事のよう
昼のけだるい残り香に
なにかを始める気も起きず
夏の膝の上あやされて
七月生まれの幼子は
熟れた西瓜の寝息させ
冷たさと静けさの
内なる潮 ....
月が満ちても、
暗闇を抜け出した
明るい夜であるはずであっても、
かたつむりが、
紫陽花の葉っぱに液をすりつける
雨の夜は、
けっして、月が見えないジレンマが
山頂より流れ来る白 ....
何でもないこの日を
何でもないように祝おう
この世界のほぼ何十億人が知らない
単なる日を特別な日に変えて祝おう
何でもないこの日を
何でもないように祝おう
日々の雑事にかまけて忘れてし ....
斧で木を切る少女の夢を見た
ノースリーブの白いワンピース
振り向きざまにわたしを見て
少女は霧散した
夢の中にわたしを置き去りにして
顔は思い出せないが
少女の目にわたしはどう映ったのだろ ....
そんな夜も眠ったほうがいい
旅立ったあの女の部屋は荒れはてて
酔っぱらいの方言で
意味不明な尊い言葉が
炙り出されて
真っ黒に縮こまっていたあとが
ゴミ箱に投げ込まれている
....
夏は白濁した光と喧噪をまとい
人は肌もあらわ日焼け止めをぬる
傾くのはグラスだけ海は静かに燃え
彼女は囁きのなか人魚になる
《テキーラ:2018年7月25日 ....
同心円をえがいて僕らはまわる
軌道上の夏はいつもただしく狂ってゆく
微調整のきかないままに歴史は確定してゆき
人生は大概は傾斜しているものなんだって気づく
僕らはいつも延着して船荷 ....
○暑い!
独り言しか思い浮かばない
それでもボケ防止に今日も書く
○自分の心を
空にしないと
相手の心は
入ってこない
○いい悪いで
相手を支配する
○いざというときに頼 ....
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