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大好きな人よりも本当は
お弁当の方が好き

はっきり言ってももちろん愛は消えないさ
僕の方のね

でもさ愛がはっきり確かめられるんだ
たとえ見栄え悪くてもね

おかずはいいさはっきり ....
会社の発送所に荷物がいっぱいでフォークリフトも空いてないし
積むのを諦めて明日にまわす

帰りにブックオフによって金魚屋古書店のコミックを買った
105円のコーナーだからきわめて安上がりなクリ ....
いつもとっても自分を限定しないんで欲しいんだ
つかの間の優しさだって信じて欲しいんだ

不毛を嘆くまえにかんがえて欲しいんだ
あなた自身が井戸だってこと

ぼくはいつもあなたに勇気付けられ ....
子供はお菓子でできている
あるいは機関車トーマスとか仮面ライダーとか

おとなは憂鬱でできている
打算と愛がごちゃ混ぜの変な生き物だ

一本の鉛筆の語る世界は広くて遠くて
芯の通ったその ....
月はあなたのように
影をしたがえて夜を照らす

夜はあなたのように昼をしたがえて
星のもとに戻す

愛は醸成された悲しみの塊で
いつもその貌を変える

僕の道程は幅広く豊かで優しい表 ....
良い人は扱いやすさで軽んじられる
良い人は時に利用されて捨てられる
良い人はもてない分だけ深みが増す

男女交際において
良い人という呼称は決定的なダメージの象徴だが
良い人が好きだ

 ....
お友だちあつめて内閣つくるなよ

パパくれた国という名のおもちゃ箱

棚ぼたを民意と言い換えほくそ笑む

某首相尖閣諸島に島流し

変わり身のオセロを凌ぐ鮮やかさ

日銀を悪魔に渡 ....
おそらく僕の知らない
無数のははがいたのだろうと思う

まあ今も昔も聞いたってこたえないだろうが

母の遺品を整理している

書道用具

浦和のなんとか堂とかいうところで購入した
 ....
沈黙の惑星は
能弁なのかもしれない

その星の水際にはとりどりの
言葉の端くれが堆積しているという

それを採集することが
盲目の考古学者たちの日々の務めなのだという

中央の大陸に ....
優しくできないことを辛く思わないんで欲しいんだ
どうせ人間はいつかは干物だ
乾いた挙句火に焼かれるのだ

誰も僕の替わりをしてくれないことってあたりまえのこと
いつか誰かに会えるってのも素敵 ....
僕はだれにもあいたくはなかった
きみいがいのだれにも

僕にはうたさえなかった
でもちんもくにもたえきれずに
ことばをさがしていた

絶望なんてぜいたくななやみだった
くうきょよりはま ....
喜びを主体と願いながらせせこましく生きてしまっている

加藤登紀子の72年のライブいまさらにすげー女の代表だって思ったんだが

革マルと民青の両方の姉ちゃんを恋してた頃まだ僕の声は小さかった
 ....
人気の無い埠頭から望んだ街はただ灯ばかりが無機の光を放ち

まるで人間の営みとは無関係な顔をしているみたいで

かすかな海の匂いを抱いてそれでもふと
人を遠い空間にいざなって行く

僕に ....
彼はどちらかといえば
常識的な犬であった

子犬の時代には無邪気さがそのまま
天衣無縫な彼らしさとして愛された

けれど訓練士によって人間の基準を
与えられた代わりに彼は常識的な成犬にな ....
遠く遠く僕たちは白い道を歩いてきた
乾いた地面だけが妙に優しくていつも言葉を交わしていた

ロードムービーのしらけた優しさが僕のはじめての街の外だったのかもしれない
泣く場面さえ無い役者はただ ....
女子十二楽坊のはなしではない。
もちろん彼女たちもまるで天女のごとく神々しく映るのではあるが。

僕の中学時代のマドンナはピッコロを吹いていた。
紛れも無くルノアールの美少女にも似た麗しのいと ....
君は少年のような頬と
薄い胸をしていた

感情が高まった時に
鋭く視線をさまよわせては
まるで炎を吐くように絶叫するんだ

震える肩からは
幾筋かの血が流れ
世界を汚していった

 ....
たまたま進化考古学という謳い文句の本で
出会った言葉

物の形の変化を三つのレベルで示している

時代地域を超えて普遍かつ不変な要素をフォーム

スタイルとはフォームの機能を満たしながら ....
寒中恋酒女

壊中金銭薄

身中満妄念

偲遠過去多々罪障

望月落涙虚

残少人生希清廉

要身辺整理整頓


遥山冠雪語狭小我

宇宙大深志更遠

自由何処在 ....
フレドリック・ブラウンの死にいたる火星人の扉という創元社の文庫本
推理小説だが
彼には火星人ゴーホームという超絶な作品もある

火星年代記というレイ・ブラッドベリの名作

火星の赤い砂はア ....
僕達の世界は
連結された断片が
縫い閉じられた模様を織りなすタペストリー

つぎはぎだらけの時間を
つなぎ合わせて生きている

僕達の過去は
累積されない想いで満ち溢れ
飽和している ....
月曜日が休みになった
連休などありえない流通業で日曜の休日も
夕方は次の日の積み込みに時間を割かれる

小学校と中学校の転入手続きが残っているのだが
嫁さんとの勤務シフトがあわない

ま ....
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国 ....
深紅の薔薇を投げた夜
いくつもの吐息をかさねていた

僕達の想いには名前がなかった
そんなもてあました悲しみが
僕達は好きだった

いくつもの季節を共有し
違和を閉じ込めた小箱を持って ....
またささやかな給料日が来て
しばしの間は
生き延びられそうだ

いっそのこと
草間弥生さんにでも出向してもらって
赤い水玉の流通する世界で生きていたい

部屋の隅のワゴンには読めない本 ....
アクセルを開ける
しだいに風景がうしろに遠のいてゆく

風だけの世界だ
僕はすべてから解放されている

一瞬彼女の指を想う
届かない距離にある白さ

ただ優しい仕種で
微笑んで欲し ....
ぼくは誰の遺志でいかされているのだろう
ふとおもったのだが

生物の基本原理は摂食と生殖
僕だって変わらない

人生や愛に聖書が無いように
僕たちは風に翻るのだ

遠く越冬する鳥たち ....
狩猟民族としてのあるいは
遊牧騎馬民族の遠い遠い血が流れているのだろうか

トラッカーだけれどカーナビなんて要らない
iPadでGoogleMAPだけで探索し移動するのが得意になった

い ....
いちおう様々な料理らしきものは食べてはいるが
いつも冷蔵庫の残り物から逆算してメニューが決まるような気がする

この前は大根一本が処理しきれずおでん風の鍋
その前は残った豚コマですきやきみたい ....
いっぱい有りすぎて涙も出ないのさ
彼女に子供ができてでも僕に仕事が無いこと
あるいは仕事はあってもやつらとうまくやれないこと

詩の題材ならいいが現実は
どこにでも有る歌の通りだ

ぼく ....
そらの珊瑚さんの梅昆布茶さんおすすめリスト(434)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お弁当ってとっても- 梅昆布茶自由詩2013-1-3
金魚屋古書店のクリスマス- 梅昆布茶自由詩26*12-12-25
- 梅昆布茶自由詩1112-12-23
子供の哲学- 梅昆布茶自由詩15*12-12-23
ムーンフェイズ- 梅昆布茶自由詩1112-12-23
良い人- 梅昆布茶自由詩19*12-12-21
もやもや川柳- 梅昆布茶川柳812-12-20
母の行方- 梅昆布茶自由詩2312-12-16
ファンタスマゴリア(たむらしげるの絵本)によせて- 梅昆布茶自由詩1012-12-16
槇原みたいには歌えないが- 梅昆布茶自由詩15*12-12-14
あいびき- 梅昆布茶自由詩1312-12-12
半句半日- 梅昆布茶短歌612-12-9
夜の埠頭にて- 梅昆布茶携帯写真+ ...1212-12-8
自殺志願の犬- 梅昆布茶自由詩812-12-7
月___桑田のおまけの歌- 梅昆布茶自由詩312-12-7
器楽女子的幻想- 梅昆布茶散文(批評 ...312-12-6
パティ・スミスのように- 梅昆布茶自由詩1212-12-5
フォーム___スタイル___モード- 梅昆布茶自由詩312-12-4
えせ漢詩- 梅昆布茶自由詩1012-12-3
火星の銀色の月- 梅昆布茶自由詩2112-12-2
チューブウエイアーミー- 梅昆布茶自由詩1012-12-2
休日- 梅昆布茶自由詩2012-11-28
タイトロープ- 梅昆布茶自由詩1612-11-25
デスペラード- 梅昆布茶自由詩3112-11-23
弥生会計- 梅昆布茶自由詩612-11-20
風と美術館- 梅昆布茶自由詩1312-11-18
ゆだねるもの- 梅昆布茶自由詩1012-11-17
アストロナビゲーター- 梅昆布茶自由詩1612-11-15
サラダそば- 梅昆布茶自由詩1412-11-13
上手くいかないこと- 梅昆布茶自由詩1612-11-9

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