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たいせつなものを失って

それを得るためにした努力が霧散して

そしてからだと心のバランスを失って

なぜだろう

ぼくはそこまで落ちて自由になれた

たいせつなものを捨てたのだろう

たいせつなもの ....
耕運機のように

ゆっくりと掘り返し積み重ね進んでいれば

あなたが悲しいとき

ぼくも悲しみ

疲れ

あなたの思うぼくになれたのかも知れない

でもぼくは耕運機じゃなかった ....
きのう駅までの坂道をのぼりきったところで倒れた

こんな感覚はじめてだった

喫煙所のスーツたちが対面の病院に連絡してくれた

あまりに近かったものだから乗用車で迎えに来てくれた

そのあいだも馬鹿み ....
裏切られるたび疑い深くなる

そしてそんな依存はやめようと思う

溜め息を吸い込むようにして

他人のこころをからだに通してゆく

ちいさな自分に開き直りながら

そのなかに常住のこころを探している
大きな地震がありました

とんでもない津波がありました

爆発して放射性物質が飛びちりました

自然もにんげんがつくったものも

にんげんも

こころの行き場に無関心でした

 ....
こころを見つめていた

だからなにをやっても

伝わっていなかったんだ

傍観者ではだめだったのだ

こころをこの肉体に

いちどはぜんぶ通してみなきゃ

傍観者ではだめだった ....
鼻がかったほのかな声

それを聞いていると

口では言いたくないことを

つよく固く思ってしまうのだ

おまえのすべてがうまくいきますように

すべてのなかのその一つが

しょ ....
絶望のしずかな荒野に

インスツルメンタルが鳴り響いていた

降りつもる痛みや悲しみ

こぼれ散るひかり

ゆっくりとゆっくりと

絶望のしずかな荒野に

インスツルメンタルが ....
すごく苦しいよ

失うより

ほんとにましなんかな


すごくぼんやりしてる

黄砂とか

そんなん関係なしに

すごく会いたいよ

歩くとか

そんなのですまないから


すごく苦しいよ

失うより ....
できないさようなら

縁側でひかりだけ

生きていてほしいから

さようならできない

ひとりで今から

ひとりで眺めて

ひとりで歩いて

がんばっていたんだ

生きていてほしいから

縁側でひかり ....
黄砂で夕日が月みたい

悲しい痺れにうわの空

なんにも手につかない

なのに頭は頑張ってる

体が乗り物みたいだよ


こころを感じろ

こころで感じろ

それだけなん ....
墓荒らしにあったみたい

理不尽すぎるからだと心

あしたはここで

最後の朝だ光だ

あしたはここで

最後の目覚めだ

これで最後だ最後の夜だ

あれが最後か最後の夜だ ....
からだじゅうがジンジン哀しい

だあれも悪いわけでもない

空がまあるいわけでもない

それでも謝ってしまうのだ

なみだで夜道の外灯たちが

お花畑んなってにじんでいるよ

 ....
ぼくは

いちばんひとりぼっちになる

ともだちなら絶交レベルの身勝手さだ

前に進もう

前に進もう

ごめんね

ごめんね

誰か

誰かもう

誰かもうぼくをひとりにしない

誰か

さよなら
 ....
なんにもない大地に寝転んで

耳をつけて目を閉じてみたい

風のおとひとつしない大地に

耳をつけて目を閉じてみたい


水の流れるのが聞こえる

流れるおとを嗅いでみる

肩のちからが抜けてゆく

 ....
息子が帰り支度をするのを見つめながら先生からきょうの息子の様子を聞いていた。

お礼を言って先生にぼくは微笑み保育園を出た。

ぼくは笑顔をよくほめられる。あるとき仲間に黒人であることの利点を ....
会社から出ると

タワーマンション、星、ときどき月

夜風に見送られてなぶられて

いちにち使い終わった命

あっという間に洗濯されている


ぼくは地震から助かるために

 ....
結婚したら意識が変わるだとか

子供のために働くだとかそんなの嘘だ

そんなの趣味のないやつが趣味の欄に

ドライブだとか映画鑑賞だとか書くくらい嘘だ

8億ぐらい借金しなけりゃ意識な ....
スキヤキ食べに来なさいよ、と入居者の方にまた誘われた。

ぼくは屈んでこのご婦人に笑顔を返す。

ご婦人はもうしかめっつらの真面目な顔になって午前のひかりのなかに消えてゆく。

ぼくの仕事は介護福祉士 ....
すぐいらいらしてしまう

すぐあたまが張ってくる

息も浅い

からだだけ軽い

あなたの胸につかまって

気の済むまでため息吐きたい

そんなときあってもいいだろ

しば ....
命は大切ではない

肉や魚を植物を

食い散らかして

なにをいまさら

体罰が照射して

自殺がこだまする


どう使おうか

この命ちゃん

なあんにも答えなくていい

どう貫こうか

この命ちゃ ....
小学校のとき春のことを

春の感じを

ぱっぷくどんって呼ぶのだと知った

理科じゃなくて国語で

国語の教科書にのってる詩のことばだった

だからこのみずみずしい不安や

ぽ ....
託児所に息子を迎えに行くと新しく来たと思われるこどもにジロジロと見つめられた。

ぼくが肌の色のちがうアフリカ人だからだ。

コンビニの明かりに照らされたりしながらぼくは息子と家路をたどる。
 ....
日差しだけが強くて涼しげだった

まだ朝のような夕方

木々の緑は身を揺らせて

一日じゅう空は青のままだった

ぼくは泣きたいほど懐かしかった

ひかりがひかりだけになっていた

それいがい

僕等 ....
晴れ空、日差し、涼やかな影、

街ゆく人々はどんな顔して起きたんだろう

晴れ空、日差し、涼やかな影、


15ねんまえの

東京を思い出す

彼女の手からは

なつかしい匂 ....
振り子が振れる

おおきく振れる

ぐわんぐわん振れる

ちから強く

太くおおきく振り子を振ることが

生きてゆく俺の活力だ


幸せなんかない

俺はきっと幸せになれ ....
そんなに長いあいだ

怒らないでください

あなたには遊びや友達がいるでしょう

でもわたしには

あなたしかいないのです


銭湯の脱衣所に

犬の十戒と題されたポスターが ....
ことしは少ないような気がする

旅の途中や旅先で

なんかあったのだろうか

それともこの国が

嫌になってしまったのだろうか


なにを感じて渡り鳥

どっちがふるさと渡り ....
いつのまにか

中心に据えられて

またいつのまにか

中心探しからは外されて

うん・・・・

ぼくは太陽のようだ

いや、太陽ほど影響力もないから

太陽の子供のようだ ....
よくある話さ

きみのヒーローになりたいだなんて

地球や宇宙をまもるわけでもないのに

よくある話さ

きみのヒーローになりたいだなんて


ヒーローって

だれかのために ....
泡沫恋歌さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(189)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由だ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-3-14
耕運機のように- 吉岡ペペ ...自由詩8*13-3-14
路上- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-3-13
常住のこころを- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-3-12
こころはいつか- 吉岡ペペ ...自由詩513-3-11
こころを見つめていた- 吉岡ペペ ...自由詩1013-3-10
からだとこころと社会性- 吉岡ペペ ...自由詩813-3-10
絶望のしずかな荒野に- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-9
帰り道- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-3-9
さようなら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-3-8
こころ- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-8
墓荒らし- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-8
お花畑- 吉岡ペペ ...自由詩1013-3-6
前に進もう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-3-5
耳をつけて目を閉じて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-2-24
看取り(3)- 吉岡ペペ ...自由詩1113-2-24
タワーマンション、星、ときどき月- 吉岡ペペ ...自由詩713-2-19
みんな平気で嘘をつく- 吉岡ペペ ...自由詩5*13-2-19
看取り(2)- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1213-2-17
あなたの胸に- 吉岡ペペ ...自由詩213-2-17
命ちゃん- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-2-17
ぱっぷくどん- 吉岡ペペ ...自由詩1213-2-13
看取り(1)- 吉岡ペペ ...自由詩1613-2-11
本当の自由- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-6-26
東京、晴れ空- 吉岡ペペ ...自由詩512-6-26
振り子を振る- 吉岡ペペ ...自由詩7+12-6-25
犬の十戒- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-24
ツバメ倶楽部- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-24
太陽の子供- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-17
ヒーロー- 吉岡ペペ ...自由詩212-6-15

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