すべてのおすすめ
いち日にひと粒と決めた涙たち 青ざめている731粒 まちわびて平たい波のゆく先は きみの白さへ届くだろうか 寒くなり冷たい頬に手を当てる温かい手は愛で出来てる

湯気が立つ朝食並び「いただきます」感謝の気持ち自然に生まれる

純粋に単純に出来ている世界自分自身も純粋になれ

寒さ抜け家に帰れば顔 ....
マカロンの賞味期限のような恋 短距離走は息ができない 

「ゾウなのに鼻短くてゴメンネ」に首の短いキリンが涙

伸ばしてた髪を突然切ったのはショートカットが好みと知って 

「花の命短 ....
太陽に透かしてみている罪と罰 重たいほうをぼくがもらうよ

海べには 夜の残骸、猫の死体、重なって沈む時間たち

きみのふちをなぞって辿りつく先が知らない男の肩甲骨だ

かわり目のいき ....
のみかけのコーヒーにまた水足して待つ午後の日差し

16分音符じゃ足りないと時間まで切り刻むピアノ白い指

白鍵と黒鍵は隣り合わせの不幸だねって笑うきみ

ドアをあけてから遠い時間をあ ....
はらはらと花のすずろに散る夜の
天に半月血膿のおぼろ

鉢巻の日の丸手向けきりもみで
修羅が散花の空挺部隊

施餓鬼会の夜風に濁声放ちます
モンペ逆子の父恋唱歌

皮膚病の犬のあばら ....
トリセツをただの一度も読まずとも正しい呼吸の仕方はわかる

もともとはペアであった靴下も気づくと穴が片方だけに

色褪せたペエジをめくる緑風が塗り替え時期と付箋をつけた

強風でバタンッと ....
あたらしいかたちに明けた一日を 一日かけて同色に塗る 買えません愛がどこかで売ってても お金が無いし働けないし

拾っては捨てる神しかいないのか次は死ぬまで愛されてたい

本なんて読んでる場合ちゃうかった正面の席美女座ってる

右腕にマリコ命 ....
ベランダに並んだ鉢植 ベッドにはただしく冷えた子どもがふたり とどくきみ電話の声にねころんで
正しく蒔いたわたしの母音


はじまりの予感にまみれ匂い立つ
いとおしい小さな過ちよ


今日もやっぱり晴れたよねわたしたち
多摩一番の ....
宇宙国銀河太陽三丁目地球日本師走なう。

癒されて励まされてるひだまりのような笑顔にそっとありがとう

太陽をたっぷり吸った綿布団幸せもっと増やす気がして

冬の朝鍋の湯気にて温まり「 ....
今日の議題は今日の空! 昨日でもなく明日でもなく

誰にでも優しい男がいたけれどこの空みたいと思えばよかった

命って一人がひとつ持ってます持ってる間は生きています

病室の四角い窓が今朝 ....
呟いたことばが届ききらぬままふたりの間で凍りゆく朝


からだから夜を追い出せない朝になけなしの理をかきあつめている
 

露の世の流れ淀みも知らなくに水面(みなも)に映る鳥の浮き寝や

 
うつむせのしずかな背には薄い毛となめらかに降るみじかい死たち

閉じられたまぶた、唇、深い息 明けがたの音が通過していく

触れられず 逃げも進みもできないぼくらを死たちはじっとみている
 ....
カラフルな電気の粉をすいこんでヴァーチャれデジタれエレクトリカれ

流星を見送るきみの部屋の前に信号機いっこ盗んできて立てたい

遠い国の禁煙区域に葉巻型のミサイルが落ちたニュースを見ている
 ....
淡雪の止みたるのちに会えたことなんども傘を振ってよろこぶ

漆黒の庭にさらさらとき充ちて空の底よりこぼれる花弁

ざわざわと嵐のなかの花となり座りこんでは夕景を観る


山萌えて取り残さ ....
さんかくにだまって座っているそこの不安ちゃんたちこっちおいでよ

どれぐらいさみしかったら死ぬかなと観察しているなかなか死なない

諦念はナプキンにくるみデパートの女子トイレへと捨ててきま ....
秋最中産湯の部屋に坐しており産湯つかいしわが子思ほゆ

初恋の妻とちぎりし路地の家今は荒れ果て人も住まざり

卜伝の人生短し剣をとりあゆみし道のけわしかりけり
踏み出せず 躊躇する君の背中を{ルビ戦=そよ}がす 小粋な潮風 「ちりぬるを」 いろはにほへと 、でも君は死なないだろう それが君だろう みとめよう 夏は終わってしまったし あなたをぜんぜん愛してなかった

溶けているアイスクリームの傍らで 吹けばとぶような恋をしていた

場所なんてかまわなかった 季節なんて名前なんてかまわなか ....
短歌共作


題「花」(大羽 左膳)

明日死ぬのに花を摘むのは不条理ですか君と出会った君の罪だよ(る)
咲くまいと疲れてしまった僕たちは悲しみの中の徒花だろう(る)

どくだみの花の ....
さわやかな朝さわやかになれずにぼーっと見てる空中のひび

朝の風胸の毒素を吐ききって濁る自分を脱がせて剥いで

丸もる身体空いた頭は寝不足あと一寸の涼をただ待つ

車道から通行音だけ響いて ....
知らない事は多いけど解るのよ世界が悲しみだけでできていること。



母となり女を捨てた哀しみと 幸せそうなオルゴールメリー

泪眼の「生まれてくれてありがとう」、「産んでくれて」と返す気 ....
人間の詩人でも 時間が自由な夜は魔法使いになりたい。 勤め帰りのバスはゆりかご、まどろみの中で 死ねたらいいのに 青空に 一抹の雲が 光断ち わずかな未来を 奪って笑う

流れゆく 心の川を せきとめて 悲しみのダムが 溢れて落ちる

つながって いるとわかって メールして 見えない心と 何を欲すか
もっぷさんの短歌おすすめリスト(98)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひと粒- はるな短歌313-3-11
- はるな短歌113-3-11
冷たい頬- 夏川ゆう短歌113-2-8
うたらば「短」_15首- 北大路京 ...短歌9*13-2-7
重ねる- はるな短歌312-5-31
待つ- 梅昆布茶短歌1312-5-27
血判- salco短歌7*12-5-19
夕焼け心中- そらの珊 ...短歌1212-5-9
いちにち- はるな短歌412-3-10
データがありません- 北大路京 ...短歌27*12-2-13
鉢植- はるな短歌311-12-14
多摩のうた十二月- たちばな ...短歌1811-12-13
師走なう。- そらの珊 ...短歌411-11-29
今日の空- そらの珊 ...短歌6*11-11-29
朝に- はるな短歌311-10-26
一休み- mortalis短歌311-10-23
死たち- はるな短歌311-10-21
エレクトリカれ- 魚屋スイ ...短歌411-10-20
四季- かぐら短歌6*11-10-1
不安ちゃん- はるな短歌211-9-29
妻の家- 生田 稔短歌311-9-25
やさしさ- subaru★短歌12*11-9-24
ちりぬるを- はるな短歌311-9-23
かまわなかったけど- はるな短歌6+11-9-15
「花」「5(ファイブ)」2011.9.10・9.14- 榊 慧短歌3*11-9-14
11911(朝)- 唐草フウ短歌6*11-9-12
ぐんないべいべ- 村上 和短歌311-9-7
魔法使い- 山岸美香短歌311-9-7
穏やかに死ぬ- 山岸美香短歌211-9-5
終わりが始まる時- アヤメ短歌111-9-4

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