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二人の”おば”は
しらない行き先のしっているバスに乗り
どこかへ連れられて行ってしまった
けいたいでんわの
ぼたんが押すたびにこぼれて
ただの二つ折られになった
心配されても
わ ....
咲いたあとのしなびたアサガオ
ひらひらとゆれる紫のスカート
ただ今はパンをたべる
わたしは夜が明けたのでたべる
すー とする空気
誰かのたんじょうび
そのことばのままに
手を ....
目を覚まして こすり合わせる
貧弱なものたちの強い毎日
そんなあなたに ごほうびです
と
満月が二つ出た
願ってもいないことだったが
ひとつは自分用に
大きなポイで掬った
知り合いの ....
さわやかな朝さわやかになれずにぼーっと見てる空中のひび
朝の風胸の毒素を吐ききって濁る自分を脱がせて剥いで
丸もる身体空いた頭は寝不足あと一寸の涼をただ待つ
車道から通行音だけ響いて ....