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緑の角柱

ビルの屋根
聳える街の
ショー・ウインドー
マネキンガールの姿には
なんとなく
緑の角柱のように
細い姿が浮かんだ
川の流れの水色に
澄んだ水が
ショー・ウィンドーの ....
あわい昼時

昼食をすませて静か秋の風窓辺によりてものを考う

ゆるやかなる季節の節目感じさす陽の光には潤いありて

妻外出聖書教えに家訪ぬ吾は机に歌を作りぬ
盛りそばを給仕するリリー

白い歯を見せてほほ笑む

今日はお客が少ない

そう思って、笑顔を絶やさないリリー


秋は深く青春の風のような

リリー

見上げれば青い空白い ....
浅茅生の己が命の短きを知りてやあらむ明日のあさがお 佳代
                          
雲の間に出でたる月を眺むまにあけば別れの春の夜短し きみ
             ....
 妻と居て

 秋の日の午後3時に妻と居て今日は彼女がきれいに見える

 窓越しのゴーヤは枯れて涼しい日空気は清く部屋は静かな

 九月より妻は黒髪あきらめて白髪を抜かずともよしと言う
大輪のピンクの朝顔咲きにけり

ショパンのピアノ・コンツエルト窓のゴーヤ

家族の絵沢山飾り晩夏の日
 
 
 伝道カバン
 

煙草屋の
売り口に
座って
今は昼ご飯
この雑誌を
と差し出すと
ご飯茶碗を
置いて
昼ご飯ですのんで

40円です
お若いのに宗教に
お ....
 秋近し
 
 秋めいた青い空
 今日も私たちは伝道を続ける
 夏は心地よい
 流れる汗も涼しく
 風が吹いてくれる
 わたしの日傘は
 バーバリーだという
 笑ってしまった
 妻 ....
歌誌よみて見れば向こうの妻しんぶんの束をめくりておりぬ

図書館の向こうの青き林にも何かゆめ見るきょうのわれらよ

妻の死を悔やむ歌からよみとれるそのひとと夫人の関係など

愛の詩集を手に ....
「歌集五年」(”tanka anthology five years”)
(1)A driving tour along the roads of the back land near Lake B ....
77歳になりて

 今年5月77歳になる。72歳の時『72歳になりて』と言う一文をここに載せた。読んで下さった人がかなりいた。あれから5年、引き続き『現フォ』の同人を続けている。原稿もかなり溜まり ....
岩手の湯

やまぼうし白き花つけすっくりと木々のまにまに立ちおりにけり

ソロモンの詠い残せし雅歌なども思い出づる朝のしじまに

もの音も何もせぬ朝一人して歌を詠みたり窓辺に坐して

 ....
皐月なり朝早く起き曇り空妻は疲れてまだ起きぬとき

早起きの習慣を付け健康に恵まれている妻とぼくたち

息をして深く吸い込む空気には春たけなわの清々しさ
うるわしき小間物店から

訪れし店
品ありて面白し
皿・造花・カバン

今日は雪ちらつき
妻ととも品を選ぶ
火曜日、本を読みたし

詩ができてゆく
昼下がり
枯れ木に残る葉
 ....
梅昆布茶さんの生田 稔さんおすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
緑の角柱- 生田 稔自由詩712-9-26
あわい昼時- 生田 稔短歌112-9-25
蕎麦屋のりりー- 生田 稔自由詩7*12-9-25
別れ- 生田 稔短歌312-9-19
妻といて- 生田 稔短歌1012-9-4
夏のなごり- 生田 稔俳句612-8-22
伝道カバン- 生田 稔自由詩212-8-16
秋近し- 生田 稔自由詩8*12-8-9
図書館- 生田 稔短歌512-7-9
歌集五年(1)"tanka_anthology_f ...- 生田 稔短歌212-6-25
「77歳になりて」- 生田 稔散文(批評 ...512-6-4
岩手の湯- 生田 稔短歌1*12-6-2
早き朝- 生田 稔短歌312-5-3
うるわしき小間物店から- 生田 稔自由詩10*11-12-27

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