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見つめていた風が
 いつのまにか
ぼく の頬に触れた

やがて 
このまま 真っ直ぐ 下にある谷に
ぼく は抱かれるだろう

巨きな魚が蝶を呑むように
 腹の中に
ぼく は消えてい ....
予感は、急角度に侵入する胎児だ


樹々が複雑に伸ばした細い腕の先のほうに留まると、其処で眠る


それがいつ後悔に姿を変えるのか瞬間を見たものはいない


気づいた時にはもう

 ....


 空っぽ



頬では乾いた涙が
カラッポの
胃のなかをまだ流れ落ちている

愛混じりの雨が ポツポツと
また落ちてくる気配がする

昔、ぼくの玩具箱はカラッポで、
 ....

「イメージングLABO」




山? さん、 三 描っけ 欠っけ、、
さんかっけ ――が、

頂点から崩れるような感じで上に吸い込まれていく
だんだんと上の方から 上に向かっ ....
:四行詩:


 #


「迷宮入事件の深層」
詩の、死亡推定時刻に、
あなたは、いったい何をしていましたか?
偶像崇拝?異端審問? えっ、罪の無い作文を書いてた?
みんなやってる ....


「みんな咲いている」
     ハァモニィベル



手のひらが咲く 
咲き乱れもせずに
花びらになって


咲いている父の大きな手の上に
母の手のひらが咲き
その ....



その痕のことは、
何も知らない
水たまりを、
陽気なアメンボが通りすぎたあとのことは、何も……
みずうみに、
きみが爪先でたてた水の音も、
寝転んで何かを囓ったり、口のかなで ....
熱中症の蜂が 花びらに躓く
ちょうど昼寝時
樹陰のない夏の蜂が 躓いた
まるで羽の折れた言葉のように
何でもありの蜜の中へ
フラフラに 脱水した蜂は 真っ逆さまに
琥珀の決意とともに
 ....
形の無いものから逃れようと、必死に奔るうちに
地平線は、もう、どこにも、見えなくなってしまう。
「待機せよ」と、ひとりの純白の少女が起ち上がり祈るが、
またふたたび、真理が降ることは、ないのだ。 ....
局所的に覚醒がくり返されるボロボロ
愛されたがる女の計算したがって聞かない
塗り潰した美の奥底で
折詰にされ、お土産になった溜息が泡立っていた

残虐は過去と未来との境界を袋とじしたまま
 ....
梅昆布茶さんのハァモニィベルさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_「ミネルヴァとヤヌス」- ハァモニ ...自由詩5*16-10-3
_純粋な記憶- ハァモニ ...自由詩5*16-9-7
空っぽ- ハァモニ ...自由詩2*16-5-16
イメージングLABO- ハァモニ ...自由詩3*16-5-15
四行詩- ハァモニ ...自由詩3*16-5-13
「みんな咲いている」__【うた部門】- ハァモニ ...自由詩2*16-3-29
『オパール』- ハァモニ ...自由詩10*16-3-15
ロースト・サマー- ハァモニ ...自由詩5*15-8-8
ある古代詩のソネット- ハァモニ ...自由詩6*14-5-23
ボロボロ- ハァモニ ...自由詩4*14-4-10

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