すべてのおすすめ
冬の空病んだ蜥蜴に話しかける
体育の日体育に縁の無い僕がゐる
金魚の子いつの間にやらいなくなる
パソコンがまた固まつた梅雨のせい
唐辛子外に干したら陽に ....
かがやきを熱さを廻す途切れ指
夜からむ夜かきむしる夜がゆえ
岩の上また岩の下数億年
硝子にはひとりのすがた波ばかり
....
青空が刺さりつづける神無月
誰も見ぬ星を数えし神無月
ちりあくた忘れた夢を見る浜辺
失くすもの無くても失くす神無月
....
三ッ首の猫の背に降る緑かな
真夜中の林檎のにおい見つめあう
一弦と二弦のはざま眠る鳥
散る音を散るままに見る入り日かな
....
1 2 3 4 5 6 7 8