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今朝の風が運んできた
遠くの君のことのは

くすぐったくて
うれしくて
大事に大事に胸にしまう

どんなに苦しくっても
歩いてく
今の私のままで

君との思い出
いつか薄れてゆ ....
答えようのないことばかり聞かれていると
右でも左でもいい気になってくる
なのにそこから動くことは許されず
愛想笑いだけを張り付けている

世渡りは
シーソーみたいなもんじゃない
上か下か ....
小さな人は
蛇口を見上げてみている
透き通った水を
それよりもきらきらした瞳で

私は
流れる水を下がる視線でみていた

キット違う
その世界を知りたいけれど

なぜか小さな人の ....
夜風にあたって
許されたような気持になる

なんにも変わっていない
なんて言わないで

夜は更けて
時は流れて

始まりも
終わりもつながっているのなら
終止符みたいな星の点
 ....
素直がいいって言われて
月に相談したけど
かたちを変える月は
黙って去っていった

明るくなれよと言われて
太陽に相談したけど
いっそう強く燃えて
はねのけていった

私の今は
 ....
小さな頃は
空は遠い存在で
夕焼けに真っ赤に染まるとき
なぜかさみしくなりました

いつから
こんなに近くなった
手を伸ばしてつかめそう
雲がもくもく語りかけ
すいこまれてゆきます
 ....
泣いてるけどさ
君もどこかで泣いてるのかな
そんな想いさえ届かない
空は配達なんかしない

願い事だけ
かけられて星は重そうに
震えているから
笑っちゃうね
同じ数だろう人びとの数
 ....
人ってきっとドロドロしてる
液体たっぷんが人なんだ
皮膚でささえていなくっちゃ
こぼれてみんな溺れてしまう

たいていそれはいやな言葉
いやな気持
キタナイ
引き金になって

アフ ....
今日は何度も芋虫をみた
全員私にむかって這ってきた
山になり谷になり
もくもく もくもく這ってきた

おおこわ
そう思ったのに見つめてしまう
もくもく もくもくと 背中が移動するから
 ....
笑いながら傷ついて
そうして大人になってゆく
だからみな
笑顔が儚くなって
発しない言葉をまとって
薄くなるのは
影だけじゃないのでしょう
重みをましてゆく年輪は
だれかを想うという
 ....
たくさん歩いたら
遠くへゆけると
思っていたのに実際は
足踏みしてるだけ

放り投げたい心だけ
それもかなわずに
だれかがなげたボールを
受け損ねて傷ついて

自分だけが苦しいと
 ....
道に迷っているときは
道しか目には入らない
そのうち心の中に
悪い気持ちがあふれる

あの時こう言ったのに
私はこうしてあげたのに
私はではじまる言葉が
ざわざわとわいてくる

救 ....
想う ということは
一銭にもならないという
想う ということ
ただそれだけでいいという

想う だけじゃ
想っている だけじゃ
不安だという少年は
来る日も来る日も屋上で
想う が降 ....
惹きつけられる絵があって
なにに感じて
涙腺がゆるみそうなのか
言葉でいいたくてたまらないのに
海に泳ぐ砂みたい
文字がさらさらおちる

心の中の流れは
少しもとまらなくて
なぜ な ....
歩かなあかんと思ってきたけど
歩きたいって思えたらいいな
立ち止まってもかまへんな

うずくまったら
だいじょうぶか?と
きいてくれる人もおるねんな

おんなじ背中があったなら
一緒 ....
小さな謎がとける

氷の塊は
とろけたとたんに
別のモノになりすまして

心の
わだかまり
は 塊とは違うモノかしらん

ストローでつっつきながら/液体の中の氷を
暑い暑いという ....
無表情な夜の空の
下に風鈴がさがる
いってしまった祖父がつりさげて
忘れられた風鈴がある

夏でもないのに
でも冬にもあった
そんな確認はいつも
悲しいとき

風鈴は祖父のことも
 ....
言葉には温度があって
軽々しかったり 重々しかったり
しらじらしかったりするという

かき言葉に
それだけの意味を私が込めたとして
どの線からもそれは滲んではこない

私の指から離れた ....
胸が痛いのに
胸のありかがわからなくて
ところどころに穴のあいた
記憶の袋をさがす

堪忍袋が破れても縫え
破れても縫え
そう書かれたお寺の黒板
ながめてあきれてた
制服の私

 ....
さみしいね
そういうと君は黙り込む
まるで口をひらけば終わるみたいに

はっと顔をあげるから
僕はたちあがれない
まるで夜が明ければバラバラになるみたいに

僕らの手はなぜ
こんなに ....
今日私は
めちゃくちゃ疲れているので

あかん という言葉を
十数個つかい
あなたからいろんなものを吸い取ろう

眠る前に忘れてはいけないことは

オール電化の時代ですよ 
と書か ....
呼びとめてほしいと思った
知らぬまま行こうとする私を
踏んでしまったものからの声で
呼びとめてほしいと思った

抑えることが美と思うのかと
桜はおもいおもいに散る
だれも連れず
自分の ....
この桜は
雨に濡れているだけ
はるかの地で
咲かなかった仲間を
忍んではいない
感じてはいない

そうだよね と
目で触れる私に
ふぁさりと首を振る
風がこたえたのか
雫は球にな ....
四角い部屋に集って
さようならの会をした

丸く集まってた殻の中から
去ってく人を見送る

もたれたりもたれられたり
重く長い日々の
太陽や雨や風の
話を延々繰り返した

おじさ ....
さみしがってもかまへんよ
そやけど けんかはあかん
おばあちゃんは よう言うてました

自転車こいでこいで
も少しこいだらついた
どこどこのこおやて言われたくないから
いそいでおりました ....
今日あったいいことを
風船に隠してあなたに贈る

ぱんと割れたなら
幸せになってほしい
割れないのなら
天井で控えています

いつかあなたの
悲しい窓辺で割れますように
ほめられることが少ない子どもでした
目立たない子どもでした
選べない子どもでした
得られないとあきらめていました
うらやむこともたくさんありました
少し
たくさん
泣いたこともありました ....
新鮮な魚はウロコをむかれて
真っ赤っかに 血に染まりながら
大きな目をぎょろりとさせていた

それを真っ二つに
切って 切って 切って
太い骨なんかごりごりいわせて

海で泳いでいたん ....
なんにもない
なんにもないと思うから

ひとつひとつ確かめる
自分の中を
もしこれがなかったらと
あるうちに考える

おおげさにしなさんな
お年寄りは言う
年輪ってすごいな
耐え ....
雲は
おおいそぎで手をつないでゆく
下では子供が
ゆっくりと転がしている/雪を

だるまになるまでそばにいたいよ
雲の塊
待っておくれよ

冬は
想いをカタチにできる季節
二段重 ....
真山義一郎さんの朧月さんおすすめリスト(43)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風の香り- 朧月自由詩211-10-18
成長痛- 朧月自由詩111-8-22
少女は水にとける- 朧月自由詩411-8-22
終止符- 朧月自由詩311-8-8
星に似た命- 朧月自由詩311-7-18
空が私に近づいた- 朧月自由詩211-7-17
よくよく眠れ- 朧月自由詩311-7-16
ヒトのカラダ- 朧月自由詩411-7-14
蝶を夢みて- 朧月自由詩211-7-1
木はいつから大人なのだろう- 朧月自由詩411-6-18
遠くへ- 朧月自由詩211-6-17
迷い道- 朧月自由詩211-6-16
少年と雲- 朧月自由詩411-6-10
絵画の中の少女- 朧月自由詩411-6-4
ぼちぼちいこか- 朧月自由詩611-6-4
ひにちじょう- 朧月自由詩311-6-3
夜に下がる風鈴- 朧月自由詩311-5-25
もじの魚たち- 朧月自由詩611-5-14
破れはぁと- 朧月自由詩411-5-9
よりそいたくて- 朧月自由詩211-5-1
眠る前の予定- 朧月自由詩411-4-22
私を呼んでほしい- 朧月自由詩311-4-14
桜の雫- 朧月自由詩511-4-8
送別の会- 朧月自由詩211-3-30
おもいで- 朧月自由詩411-3-21
蒼い風船- 朧月自由詩211-2-25
少女期- 朧月自由詩511-2-6
作り置き- 朧月自由詩111-1-30
緑の魂- 朧月自由詩311-1-23
ゆきだるま- 朧月自由詩411-1-16

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