迷い道
朧月

道に迷っているときは
道しか目には入らない
そのうち心の中に
悪い気持ちがあふれる

あの時こう言ったのに
私はこうしてあげたのに
私はではじまる言葉が
ざわざわとわいてくる

救いを求めてるのに
だれかを怨む言葉で
内側が熱くなって
ますます道が見えなくなる

とまれない
ひきかえすことなんてできない
速足になってゆく
カラダと心はからまわる

太陽に
叱られていっそ
砕けてしまえばいいのに
粒になって光りたい



自由詩 迷い道 Copyright 朧月 2011-06-16 23:02:00
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