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三年は居ると思ったのに一年で帰ってきて

高校を卒業して都会で寮生活をしながら働いて
帰りたくて故郷に帰ったけど 親は怒った

だからお前には無理だから行くなと言ったのに
どこまでも行くと ....
世の中に流れる金を

集金することに長けた金持ちたちに

伊達直人たちはいま精神の下剋上をしている

伊達直人たちのなかに

金持ちなんかいる訳はなかった

ささやかな楽しみやみら ....
 しわくちゃなので静かな紙面に舟を浮かべると
 宙の上で均衡がとれるように
 その点において
 静置する

 対になるその
 たゆたう舟の影も
 水底でしわをつくって静置する ....
メガネとキャスケットを身につけて
君は 書く人になる

ちょっと意地悪で
2枚目をきどった
君に

ホントは 純で
やさしくて
あったかい 人

まるで別人だ

いっしょにい ....
部屋中にしきつめられた花びらを掬って
私の頭の上で振りまいて
白い隙間から じっと見つめていて
きっと
僕らは水なんだ
低い方へ
低い方へ流れる
水なんだ
今は遠く離れていても
おなじ海に
たどり着くまで
青空に顔を向けて
無邪気に咲いた早朝
陽射しが眩しすぎて
不甲斐なく萎んだ午後

無力を思い知って
力なく項垂れた黄昏
もう夢なんか見ないと
突っ伏して泣いた真夜中

花が落ち ....
昨日さがし

今朝、起き抜けに
自分は右左が分からず
(ほんとに)
今朝、目覚めたとき
自分は表裏が分からず

自分の仕事が何なのか
すっかり惚けてしまって

濁った頭の中を
 ....
空が削られる
パラパラと降ってくる削りかすは
鉛筆のそれに似ている
積もることもなく
街の音を少しだけ消していく

人々は傘をさす
溶けていく空の断片を吸って
傘は成長を続ける ....
ひえきった背骨から、ひとつひとつ
きわめてあいまいに
呼吸の輪郭をかたちづくっていく
雪が降るかもしれなかった
駅前広場で、
ぼくは行き先を忘れたふりをしていた
夕飯に何を食べようか決めて ....
思えば君は
薄いゴムと縮んだ性器の隙間や
欠陥商品の微細な穴からたまたま生じた子ども
でなければ
ナマ入れ中出し好きのバカ親から出来た子どもだ
総じて我々は
無計画な家族計画や避妊のヘマで ....
ひと昔もふた昔も前みたいに霜柱立ったり
ちょっとした水溜りに氷張ったりするわけじゃないけど
それでも今どきの朝って起きるの辛かったりする

とりあえずは出かける場所があって
帰ってこれる場所 ....
ぼく、生理がはじまった
おちんちんから血が出るから
ひにょうき科の先生に診てもらったら
おめでとう、と言われた

いやっほい

と、ぼくは宙返りをして
さっそく父さん母さんに報告した
 ....
やせることにしました
夜も昼も
私の体は、重たい気がします

持っているものも これから
持とうとするものも 少しばかり多すぎるから

知らぬ間に
体にたまった/たまる澱は、いつまでも ....
世界が声を失くしても
消えない音符と手を繋ごう

脳が奏でる
たった一つの音楽

外国語よりうんと近くて
私が使う日本語より
少し遠い言葉達

その歌の中に自分を見た
その人 ....
猫の瞳のように
くるくる変わる
君のココロ

僕のココロは
惑わされ
きりきり舞い

でもいつか捕まえる
そしてぎゅっと
抱きしめる

きっと猫より
あったかい
愛を語る人は一人身を笑う

一人者は愛を語る者を笑う


そして、愛を知らない者は首をかしげ

愛を知る者は、それを優しく見守った



何故、と訪ねれば

皆こう答える
 ....
窓がとぶ
屋根がとぶ
全裸のマネキンが宙をとぶ
狂った風が吹きやがる

傘がとぶ
帽子がとぶ
純白のパンティーが宙をとぶ
狂った風が吹きやがる

笑いやがれ、
笑いやがれ、
笑 ....
多分、初めて思う
病院で、見た景色
残された、老人の

心の景色

隣り合う、夫婦
齢を重ねた、二人
刺身とケーキと、記憶
そこにあった、幸せ

消失

心が壊れ ....
温められた皿が食卓に置かれている
「私を彩って。そして汚して…。」と
上気した白さで語りかけてくる
アンティパストでは物足りないと言いたげな光沢で
ゆるやかなフォルムの輪郭を際立たせている
 ....
突然クリスマス
激しくノックするのは恐らくサンタ
真っ赤に染まったのぞき窓
ニンニクの束と十字架をにぎりしめ
意を決し 開けた扉のむこうに彼の姿は無く
 ドアノブにレジ袋
   中にはリボ ....
きっと傷ついていられるのはまだ甘えていられるせいだ
ぼくは日記のような詩を書いた
それは語彙のない句読点のない作文でもなく詩でもないメモだった
研ぎ澄まされてはいないから宇宙には届くわけもなくて ....
箸に陰部(ほと)を貫かれ
哀れそのまま亡くなった
倭迹迹日百襲姫尊命※
(やまとととひももそひめのみこと)

三輪山大物主神の妻
大和の護神は
出雲の神
大国主の和魂(にぎたま)で
 ....
冬にひとりだけ生き残った蚊のように
殺がれていった私の身体に
悲鳴は一瞬で消えてしまい
なだらかな夕日が
両の眼で揺れる

ヒステリックに哀しみをぶちまけ
涙を流さず嗚咽だけを漏らし
 ....
 
 
(た)

たがめが
たまに
たんぼにいる

たがめがいるなと
おもっている

ひとの
ごせんぞさまとも
しらないで

しんだあとの
ひとのすがたとも
しらない ....
 すれちがったトラックには
 零れるほどのいのちが
 ひしめいていた

 通勤車両ではこばれる
 ひとみたいに
 いっせいに体をゆらしていた

 くろい体毛
 くろい顔
 ....
僕は白い光に守られた戦士

守るべきものはないが
守りたいものはある

理不尽な怪獣なんか
光の刃で一撃さ

地震
カミナリ
火事
おやじ

どんな奴にも負けないぜ
白い光 ....
十二月の今宵、それは生まれる
光りを放つ発光体さながら
何かの対価としてではなく
忘れていたすべてを思い出させる核のようなものとして


すでに街は、待ちわびる螺旋の中心を軸に動き始め
 ....
+

苦笑いの先の
たちの悪い後味が
列車に乗って 体の中を駆け巡る
窓の向こうで手を振る子供たち
飴玉を舌で転がしながら
噛み砕く未来について考えている
さらにその先では
色とりど ....
その唇で
言葉のシャボン玉を
際限なく繰り出しては
あらゆる色と形を
貪欲に飲み尽くす

その唇で
まことしやかな嘘を
丹念に織り成しては
曖昧に微笑んだ後に
こっそり赤い舌を ....
真山義一郎さんの自由詩おすすめリスト(718)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
十九歳- 砂木自由詩23*11-1-16
精神の下剋上- 吉岡ペペ ...自由詩3*11-1-16
火山島、炎の魚/対の影- 石川敬大自由詩21*11-1-15
書く人- 森の猫自由詩5*11-1-14
ideal- れもん自由詩211-1-14
海へ- 小川 葉自由詩311-1-14
落花生- nonya自由詩20*11-1-13
二日酔い- ……とあ ...自由詩10*11-1-13
彫刻刀が刺さったままの雲の下で- 自由詩4*11-1-13
雪を待つ歌- あまね自由詩1111-1-10
長編詩_成人の日に寄せて(抄)- salco自由詩4*11-1-10
あゆむひと- 恋月 ぴ ...自由詩31*11-1-10
ぼくの初潮- within自由詩5*11-1-9
抱負- 月乃助自由詩22*11-1-2
優しい剣- 三奈自由詩1110-12-31
猫子- うずら豆自由詩4*10-12-29
愛の表題- ala自由詩2*10-12-27
狂った風- atsuchan69自由詩25*10-12-26
人の、死について思う- プル式自由詩610-12-26
メインディッシュ- 渡 ひろ ...自由詩19*10-12-13
突然クリスマス- 七味とう ...自由詩3*10-12-7
傷ついてるゲーム- 吉岡ペペ ...自由詩310-12-3
日本昔話- ……とあ ...自由詩5*10-12-3
冬に芽吹いた新世界へ- within自由詩7*10-12-3
たちつてと- 小川 葉自由詩4*10-12-3
運ばれた先で待っているもの- 石川敬大自由詩19*10-12-2
White_Light- うずら豆自由詩3*10-12-2
season's_greeting- 月乃助自由詩16*10-12-2
夕暮れの味- 自由詩4*10-12-1
- nonya自由詩9*10-12-1

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