電子レンジに入れないでください。発熱しても
心配ありません。DO NOT FOOD ひとといて、
熟れるようよ、と言った瞬間 切断面を錯覚し
て 覚めやらぬ夢をCT にかけた 飲 ....
相殺しきれなかった存在があたしたちだと思った
相殺されずにのこってしまったのがあたしたちの存在
お父さんのためだけに無駄になるかも知れない晩ご飯をつくっていた
ヨシミはユキオとカワバタど ....
あとだしをするのに負けるきみだから 最初はぐーでちょきを出す恋
気がつけば最初はいつもぱーを出す きみの恋はただしくやさしい
わたしたち最初にぐーを出すわけを 話し合わなきゃな ....
夜中3時まで勉強をする。
疲れ果て眠りにつく。
誰とも付き合わない。
結婚したらできなくなる。
辛く苦しい。
修行のようだ
自分を痛めつける
コーヒーを飲む
部屋の中はごった返 ....
還暦をむかえたばかりのお母さんの夢を見た
このまえの夏ヨシミは姉と姉のこどもとお母さんとで還暦の旅行をした
旅先で見た原始てきな川がつよく流れていてそれは前日までの雨で増水もしていたようだった
....
真夜中のモータープール。コンタクトのまま寝てしまってたみたいだ。世界は半透明な膜に覆われていて、ゲンジツカンがない。筋肉痛で首がごわごわだよ。ルームミラーに映る曲がったスプーンのような月が、不 ....
人の匂いのまったくしない詩と
欲の色がぎらぎら浮いている詩の
どっちがいいの
どっちがいいの
ってあなたがきくから しつこく
大きな口をぐあばと広げて
ヴぉぼヴぉぼと吐き出してやったの ....
Line man konpasu de kururi kin no en.
マネージメントを行う者にとって、[部下に夢を語り、役割の範囲を伝え続け、成果を期待し励ましてゆく]ことは、きわめて重要なことだ
もうひとつ重要なことがある
それは、[部下のリアルタイムの貢 ....
セーターを忘れたことを思い出す
戻るべきか残すべきか
その部屋がこの部屋になる君の部屋
あのセーターが君の部屋着に
レコードも本もおかしな置き物も
君の部屋に残し ....
その日ジリはキリカの部屋の近所の居酒屋で、キリカと一緒に夕食がてらビールを飲んでいた。
近くに住む常連客が集まる、気取りの無い賑やかな店だ。
「なあ、キリカ一緒に住まないか?」
アルコ ....
昨日まで君と呼ばれた肉塊をを小刻みにしてトイレに流す
コンクリで足首巻かれ沈む海溺死ランドのJAZZが聞こえる
側溝に死んだカラスがつんのめる僕らの歩くいつもの舗道
ドブ照らす場末の ....
若き日に帰りたりけり今日もまた午睡の夢のしばしの間
雀たち囀りておりにぶき陽のさしこむ路地に水無月の風
体力の弱りを知れど負けるなと言い聞かせては七十路半ば
パラソルの陰に座りて ....
いくら頭を抱えても
仕方のないことで
うじうじしている自分の{ルビ面=つら}を
本の頁から取り出した
厚手の{ルビ栞=しおり}で、ひっぱたく。
薔薇は
許されたかったのだろう
棘をまとって
なお、
許されたかったのだろう
それゆえ薔薇は
愛された
かつ、
おなじ分だけ
避けられた
薔薇には罪が
....
噛み付いた歯の先から、刺激
微笑みの国タイランド
とにかくひどく蒸し暑くて
立っているだけで背中を汗がつたう
ホテルの側で借りた自転車には
鹿児島県の防犯登録証が張り付いていた
....
イライラしているとき
心がザワザワしているとき
私は決まって 部屋の掃除をするのです
変なクセ毛ができて なかなか直らない朝にも
チカチカ切れ掛かってるキッチンの蛍光灯にも
まる ....
お前のタトゥーのドラゴンが
夜な夜な俺らを苦しめる
片目のカモメが現れて
穴ぐら行きのキップをくれる
....
宗教上の理由で
挨拶 謝罪 感謝等
封印してみた
朝起きてメシ喰ってたら
年上の同居人が
「おはよう。」
を無理強いした
ダッフルのフードに
マフィンかくして
家出するしかなかっ ....
この悲しみはひとにやさしくなれる
いちど別れた女となんねんかぶりに会った
肌をふれあわせる以外のことを夜通しした
この女は最愛だったが
ふたりで制度のなかにくるまれることはなか ....
---浦風も吹きわたらない 惰眠にふける公園の広場
申しあわせたのか
夕食前の腹時計の計算に
集まったこどもたち
その黄いろの声を
つりがねのひびきのように聴いたとき ....
水を打ち水滴の付くあお葉見て妻の居ぬあさこころなぐさむ
知り人が不治の病に伏しおりてしきりに願う良くなることを
今朝もまた陽は昇りゆき風は吹く良き一日をすぐさむと思う
スズメバチ ....
日が沈み時計の針が急速に冷えると、もう帰れと時報が鳴る。
ドアを閉める音、乱暴に踏み込まれたエンジンの音もある。
客にクレームをつけられた車屋の友人は、ガレージ脇に立てかけられた
サンドバック同 ....
三本のアジサイの木はふくらみて六月に入り咲きいださんと
豊かなる朝の陽を受け今朝もまた歌書きつまに贈らむとして
出勤す妻のこころをはげまさん朝食ととのえ漢詩紀行をみる
今日も ....
平素はクジなぞ当たらぬくせに
何だかその日は朝の牛乳がいつもより多く置いてあったり
雨も降らぬのに天井画の龍のように鮮やかな稲妻を目撃したり
....
そらを蹴って
そらを蹴って
つま先の
その先にある
ちっぽけな
ボクのうでが
鉄棒を
グンと引いて
成し遂げた
小さな充足を
夕暮れが
優しく包む
それだけで
よ ....
実話です。
僕は三十歳の男性サラリーマンですが、どうにもこうにも行き場が無いので投稿してみました。
気が向いた人は『いや、それは違うよ』とか『そう!それで正解!あんたは間違ってない!』とか無 ....
フェットチーネがおいしいのは誰のせいなのか
という設問に対してウィットに富んだ
受け答えをしないと
面接試験で落とされることがわかったので
ひと晩対策を考え
当日
豚野郎のせい
....
最近すぐカッと来る
疲れているのだろうか
全然遊んでいない。
でも人の評価は高い。
期待に答えるのが辛い。
カラオケも
酒もタバコも
旅行にも行っていない。
温泉に行きたい。
....
ぼくらは両の手足と口で其々の聖書と夜を持つ
自愛の絹の帯で隔てられた小宇宙のなか
滑らかなつめたさにあやされて歌い
明日を諦める
朝を祈りながら憎み二度と望まないと誓う
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