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赤赤赤赤赤赤赤赤・・・・・・・赤!!!
圧倒的なる赤。
TAROを貫く
赤に染まる
血の
情感の
飛び散る
赤
毒を交ぜた
あたしの中の
赤
染出て
こい!
くだんの事を
耳にしたことは
あろうか
人に牛と書いて
件
凶事の前兆に
生まれ
その集結と共に
死ぬという
件とは
人の身と牛の頭
又はその反対とも
伝えられ
....
ぬるめの
無色透明の
温泉は
肌をもちっと
つるつるに
してくれる
湯に入っては
地酒飲み
浜を歩いては
湯に入り
湯治の旅は
ゆったりと
深く刺さった
棘のように
貴方の名前が
とれないの
つぶやき過ぎたせいかしら
泣き過ぎた せいかしら
棘は
痛みはしないけど
あたしの身体の
一部になった
まっ ....
ずうっと前に
プレゼントしたカップ
貴方は割ってしまったから
新しいカップを
選びます
もう誕生日も
過ぎちゃったから
照れかくしに
娘のカップと
一緒に選びます
....
すらっとした
チノパンの下に
君は
ポンぽこりんを
かくしている
家に帰り
手を 洗い
メガネをはずし
スウェットに着替えると
あたしの待つ
おこたの隣りに
座る
....
午後 4時44分
見上げると
東の高く
薄い青空に
少し欠けた
白い月が
浮かんでいた
立春もとうに過ぎたのに
しばらく
引きこもっていた
たまっていた
所用 ....
気がつくと
インスタントラーメンを食べている
雪で 食材が底をついた
はい ラーメン
昼食 何にしよう
はい ラーメン
ちょっと 小腹が空いた
はい ラーメン ....
それは
冬 限定の屋台
あたしの
生まれた
県北の街
深谷市西島の
母の実家の前に
現れる
夕食前の
薄腹の空いた時間
銭湯のまん前の
母の実家は
タバコ屋さん
....
愛しいひとが
痛んでいるのを
目にすることが
いちばん
自分が 傷つくのだと
思い知った
たとえ
文字の上だとしても
胸は
キリキリと痛む
たまらなく
声が聴きたくな ....
久しぶりにあったJは
北の都市に住んでいるものとばかり
思っていたが
意外
都内の桟橋に車を止めた
???
はて
この先は海だ
と フェリーのような
車一台の乗る
船が ....
19時20分
マンション前の市バスの停留所に
降りる
空を見上げた
青空!
ポツ ポツと瞬く
外灯の上に
灰色でも黒に近い青でもない
青空が広がっていた
夜の青空だ
....
眼鏡をはずした その人は
鋭い瞳をしていた
はっ
一瞬息をのんだ
心臓がバクバクする
今まで見たことのない
ヒカリを放っていた
話していた
その人とは違う
別人を見 ....
寒い寒い凍った 夜
月も凍っている
こたつにもぐり
ここちよく酔った
あたしは
貴方の肩に
頭をもたれる
互いのキモチを確かめるように
手と手を絡め合い
貴方の手を
胸に押 ....
ひなびた温泉地の
居酒屋で
地酒の熱燗を呑む
まわりは
方言を使う
地元のお客ばかりだ
あさりの酒蒸し
厚揚げ豆腐を
肴に
2合の徳利を
猪口に注ぐ
木作りの梁
温 ....
二十数年ぶりに見た
人の骨は
白く
しっかりとしていた
ついさっきまで
人として
形をなしていたものが
手術台の半分くらいの
てらてらした
金属板の上にある
寿命 ....
キミは書き 続ける
日記のように
独白するように
日々のキモチを
日々の痛みを
悦びを
切なさを
あたしも
書き 続ける
この命
果てるまで
続ける
続ける ....
さびしんぼの
あたしに
なつかしい人から
メッセージが
届いた
突然だった
うれしかった
あったかかった
元気にしているのだろうか
忙しいのだろうか
今はもう
わ ....
君と会うため
黒服を着た 男たちをさけて
繁華街をライブバーへ向かう
半年ぶりに会う君は
また ひと回り細くなっていた
バーへ入り君を目にして
ハグし合う
いつもと同じ
申 ....
アナタという
嵐が過ぎ去り
アナタという
業火に焼かれ
あたしは
あたしに
もどった
いや
なった
もう変えられない
あたしの本性
・・・魔性
白よりグ ....
零時近くに 帰宅
気づくと ゴゥゴゥといびきをかいて
眠っている
手をのばせば ふれあう
距離にいる N
Nは ってくれない
あたしの感じやすい
ほこっとしたおやまの先端 ....
友よ
つらいだろう
さみしかろう
ひとりの夜は
さむかろう
けっして 無理だけは
しないでほしい
キミのことを
たいせつにおもって
いるひとは
たくさん
いるのだ ....
どうして
秋の晩は
うらさみしいのだろう
年を重ねるごとに
どんどん
さみしがりに
なっていくように
思う
父と母と双子の兄
4人の食卓は
いつも話し声で
にぎやかだった ....
ひがな一日
猫のように
ぼうっとして
まどろんでいる
あたし
たまぁに
さくさくと
動く
ふっと
感じる
脳のどこかで
きらっとひかる
何か
すると
....
じぶんが
やさしいのかつめたいのか
わからない
でも あたしは
ひと をののしる
ことばは もちあわせていない
なぜなら
それは
じぶんにもどってきて
けっきょく
じぶんを ....
この3週間
あたしは
貴方から離れなかった
出張の時以外は
南の部屋で打撃を受け
北の部屋へ泣きついた
さらけ出す
情けない みっともないあたしを
ごめんなさい
....
後ろから
脳を一撃された
と同時に
ウィルスも
身に入る
悪寒がはしり
発熱する
リンパはパンパンに腫れ
首から上ばかりが
熱い
ぐらぐらとしためまい
脳の中は
....
泣きじゃくりながら
坂道を登っていた
気がつくと
そこは
深い森
森の中だった
緑 緑 緑の渦
苔むした木々
鳥の声
時折さす
きらめく太陽の光・・・
声 ....
突然
ばっさりと
胸から斜めにやられた
ぱっくりと開いた
傷口
血は出ていない
だか
奥の奥が
深々痛い
痛い 痛い 痛い
痛む 痛む 胸
このまま
雷雲にさら ....
靖国通りを東へ 東へ
ずんずんと 歩く
もう 近くには
新宿御苑
しずかな
新宿のダウンタウン
あたしのあたらしい
隠れ家は
そこにあった
定期的に
家族と離れ
ひと ....
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