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わたしはこの風景を切り取り
自分の懐へ持ち出すことに成功した




白い砂を踏む幼子が
その足を冷やしながら
ふるさとを築いていく

かつて少女だったわたしも
そうして ....
「水際」


水際、を考える。

ボーダーラインを越したり、引いたり。

波打ち際の刹那。

それは躊躇するもどかしさにも似て。

繰り返し訪れる人生の選択にもなぞらえる。

 ....
理由なんて、そんなの

眩しくて
寂しくて
怖くて
切なくて

胸の奥が、握りしめられる感覚

その手を、開いて



撃ち抜けば



このめちゃくちゃな呼吸も
伝う火傷しそうな熱も

浮かんだ顔も ....
赤赤赤赤赤赤赤赤・・・・・・・赤!!!

圧倒的なる赤。

TAROを貫く
赤に染まる

血の
情感の

飛び散る


毒を交ぜた
あたしの中の


染出て
こい!
腑抜けた愛から
腐臭が漂う

いつから
始まったのか

あおぞら

蘇る思い出さえ
あおに染まって

崩壊はもう
目の前にある
ぬるめの
無色透明の
温泉は

肌をもちっと
つるつるに
してくれる

湯に入っては
地酒飲み
浜を歩いては
湯に入り

湯治の旅は
ゆったりと
盲目の天使が墜ちてきたら

ぼくはひとりの人間として

この両の目をあげたい

何も見えなければ
光すら知れなければ

この寂しい視界も

知らなくて済むのだ
さびしいよさびしいよ

ひゃっかいとなえたら

ちがうさびしさに

かえれるだろうか

ごせんかいとなえたら

あなたの腕の中に

もどれるだろうか

なんかいとなえたって

さびしいよさびしいよ
この風に

のって走るなら

きみの元に辿りつきたい

はかない

きぼうと花びら

めぐるきせつを一緒に

いたいだけ

いたいよ

きみからの電話

何もいえなくて

恋になった

呼び方ひ ....
コーヒ−カップの底で
四角い哲学者が
溺れながら
プラトン的愛について
考察している

僕が
スプーンでかき混ぜると
永遠を
ひと時が飲み込んで
一行の詩が
生まれた
誰か教えて
声にならないその向こう側で
両極端の明日がこちらを見ては
じっと佇んでいる


何が正しくて
何が間違っているのか
見つかるはずもない不毛な問い
なのに


いきたい
いけない
秘められた ....
ともだちと遊ぶ約束をした学校の帰り道

違うともだちに遊びに来ないかと誘われた

約束があるから、そうことわったのだけれど

そいつのうちだとマンガを読むだけで面白くなかったのだ

そしたらそいつはこ ....
消えてしまいそうな

私は目についた雑誌を一冊手にとって
日曜日の空気に紛れた

昨日の電話

聞いてよと願えば3日以内に会えた頃とは違うから
突然の変化を驚かない
痛くない
なにもないところにど ....
いやあ おにィさん 
真っ赤にならはりまして
うぶどすなあ
世間の風あたり冷とうおますので
この密通がばれたら
また おまめさんを なげられますなあ

先日 おにィさんが わ ....
ベランダにでて月をケイタイで撮るひとがいる

月のしたで勉強を誓うひとがいる

試験は春ごろだろうか

どこにゆけば

安定した幸福を感じつづけられるのか


天体はまちに住んでいる

オリオンがから ....
うすくつもった無音

じゃれあう轍

だれかオレに

うまい珈琲をいれてくれないか

きょう傷ついたことなども

香ばしくてすっきりとした

あったかな気持ちにかえてくれないか

うすくつもった無音
 ....
夕暮れは音階を待ち
染められるべき旋律は藍にて



焔は色をひそめ

少しばかり
せつなく風が抜けて




境界を曖昧なままに




ひと息の独唱は
明日へと続いている








 ....
背中に感じるあなたの熱

あなたが優しい武骨な手で
そっと抱きしめる

頭ひとつぶん
旋毛にかかる吐息

{引用=まだまだ
傍にいてね?}

あなたの膝の中も
少し筋肉質な腕も

まだまだ
わたしのも ....
君との関係はお洒落じゃないけど
誰にも壊せない絆で結ばれている
昔、傷を分け合った
まるでお互いの事が自分であるかの様に何でも知っていた

この町を1人また1人と飛び出して
それなのに離れられない私達 ....
見上げられたり
ボールをぶつけられたり
喚き散らされたり
夕陽をむりやり飲み込んだり

よりかかられたり
素敵な落書きをされたり
蹴っ飛ばされたり
三日月に添い寝してみたり

 ....
何処にでも
在る
言葉の塵

散らかしては
掃除する
片隅に追いやっては
在った事さえ
忘れてしまっている

でも

ひとつ

忘れられない
捨てられない

指輪に嵌めて

ひとつだけ

あなたからの ....
あたりまえの朝を
あたりまえに迎えることを
あたりまえだと思っている
おめでたい自分に
ときどき気づく

あたりまえのベーコンエッグに
あたりまえのソースをかけて
あたりまえに頬張るだけの
おろかし ....
終わりたくない昼と
始まりたくない夜が
西の空で見つめ合っているような
そんな色だった

手放したくない光と
受け入れたくない闇が
西の空でせめぎ合っているような
そんな色だった

思いがけない桃色 ....
もっと触りたい
ふわふわの領域を
もっと抱きしめたい
ふわふわの範疇を

手のひらから沁み込んだ
もふもふは一気に
視床下部まで駆け上ると
セロトニンの波に乗って
第3肋骨の裏側に潜んだ
「不」のつ ....
毎日ドレスアップの君
太陽ばかり見つめて
恋文を鳥に運ばせている

片想いの僕は
君の肩に触れることも出来ず
届かない詩を綴って

ときおり零れる
君の涙を
掬ってみるだけだ
テンションが上がってくると
ヂっとしていられなくなって
後先見ずに飛び出してしまう
僕のやんちゃな意識は

行き当たりばったりに
モノやヒトにぶつかって
喜怒哀楽を撒き散らしながら
僕の内側を言葉 ....
言葉を
見つけた

探していた
ジグソーパズルの
最後の1ピースのような
言葉を

言葉を
見つけた

欠けていた
色えんぴつの
代わりの1本のような
言葉を

そっと
近づいて

陽だまりと一緒 ....
過去の事ばかり話すのは
もうやめた

未来の事ばかり想うのは
もうやめた

高い空から降って来る
いくつものYESを
招き入れるために
自分を開こう

自分の底に降り積もった ....
3寸のおおきさで
生まれたわたし

お嫁にいきたく
ないです
と、

もういちど
竹の中にもどれれば
いいけれど

それはどうにも
無理だから、

月を見ながら
涙します

ここにいたいと
涙します
【くちなしの実】

夏のわたしの 誕生日、その朝 発した言葉は
おはようでも こんにちわでもなく
「くちなし」 だった
 
喋れなくなるほどに
薫る高貴な色彩の白
雫 ....
石川敬大さんの携帯写真+詩おすすめリスト(59)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふるさと- 小原あき携帯写真+ ...4*14-2-14
水際- 渡 ひろ ...携帯写真+ ...22*12-1-17
shoot- 愛心携帯写真+ ...211-5-7
赤。- 森の猫携帯写真+ ...9*11-5-5
あおぞらの崩壊- 風音携帯写真+ ...311-4-30
潮風温泉- 森の猫携帯写真+ ...5*11-4-23
I_cannot_see_very_well.- 愛心携帯写真+ ...211-4-15
腕の中に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-4-15
きみへ- かんな携帯写真+ ...5*11-4-6
哲学- 乱太郎携帯写真+ ...17*11-4-1
狭間- AquArium携帯写真+ ...511-3-10
郷愁- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-1-30
見ている。- 瑠音携帯写真+ ...411-1-30
もうすぐ_節分どすなあ- るるりら携帯写真+ ...12*11-1-30
天体の住むまちに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1111-1-23
珈琲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...911-1-18
電線状のアリア- オリーヴ携帯写真+ ...911-1-11
予約ずみ- 愛心携帯写真+ ...411-1-1
ドウシ- 少女A携帯写真+ ...310-12-31
- nonya携帯写真+ ...9*10-12-23
言の葉- 乱太郎携帯写真+ ...16*10-12-15
あたりまえ- nonya携帯写真+ ...8*10-12-12
桃色時間- nonya携帯写真+ ...18*10-12-4
もふもふ- nonya携帯写真+ ...12*10-11-24
- 乱太郎携帯写真+ ...1610-11-20
蛍光灯- nonya携帯写真+ ...9*10-10-26
そっと- nonya携帯写真+ ...16*10-10-24
感度良好- nonya携帯写真+ ...7*10-10-23
竹取物語- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...14*10-10-17
くちなしの実- るるりら携帯写真+ ...13*10-10-12

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