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理由なんて、そんなの
眩しくて
寂しくて
怖くて
切なくて
胸の奥が、握りしめられる感覚
その手を、開いて
撃ち抜けば
このめちゃくちゃな呼吸も
伝う火傷しそうな熱も
浮かんだ顔も ....
盲目の天使が墜ちてきたら
ぼくはひとりの人間として
この両の目をあげたい
何も見えなければ
光すら知れなければ
この寂しい視界も
知らなくて済むのだ
背中に感じるあなたの熱
あなたが優しい武骨な手で
そっと抱きしめる
頭ひとつぶん
旋毛にかかる吐息
{引用=まだまだ
傍にいてね?}
あなたの膝の中も
少し筋肉質な腕も
まだまだ
わたしのも ....