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何も思いうかべることのない
壁の中で
風をしたためている 気がする
恐らく そうなのだと

風の中でページをめくり
立ち止まり 彩りを
見つめているとき
草の色の 内側に

呼吸を ....
今日も山手線に乗られては、知らない人と肩を合わせて心を揺りうごかさている。窓の向こうは今日も暑くなりそうだった。鉄の線路の向こうには埼玉県のような、千葉県のような山々があって、薄い群青色の面をしていて .... 道を歩けば 犬とすれ違う
人とすれ違う
暗雲を 見上げ
虹を見つめる

屋根を見上げ
雨だれで 口を潤し
石ころの 匂いを感じ
緑の葉を 味わう

小石を拾いあげる
川の中に 放 ....
楽しげな手応えを 夕暮れは手のひらで掴もうとしている
確かな 部屋一面の 公園が 
たったひとりの 自分でもない 雷鳴の中
鋭いアパートの極彩色が聞こえている


テレビをつけると 亀 ....
男は、まさかりを担ぎながらその畑にやってきた。びっしりと、杉林がその向こうには生えている。茶色い魚が川には泳いでいる。目には畑が緑色の向こうに広がっている。男はまた、一本杉のところを曲がると、走り出し .... 何にもない手の
何ですらもない 路地で
ひとり 奏でる
つぶやきの中を 立ちつくす

緑色の 芝生の上に
楽器をなくした
誰かに 届くであろう
声を 私は持っている

何にもない手 ....
暑い日の中で
シーツは 眠りにつこうとすると
部屋から ひどく遠いように
とても思える

煙草の煙を見つめながら
色々なことを 考える
自転車を こいで
ギターを弾いている

 ....
一個の詩を思いながら
何もないのだろう 私の言葉を
日は 知っている
暮れている 私が 私の夜を


そんなため息の中で
ものごとを そして ひとつ描きながら
わからないことに は ....
ノートなどを見るのであれば
私は白く綺麗なノートがいいのである
シャツを買うのであれば
とても白くて綺麗なシャツが欲しいという風に


広い海に入るのならば
浅瀬のない 遠くの深い海へと ....
白色でもない意味を
内容として 見つめている
大気の流れを 抹消する
深夜の時間の 彼方として

塊の内部として
手にしたばかりなのは しおりだった
胸に抱いたのは 人間
紙ぺらとして ....
何もない手に
私は 見る
空っぽな 自由を
私は 思いうかべるだろう

夜の中だった
空の そこかしこに
木の根として見つめさせられた
湖の音が 打ち寄せられていた

同じ色の ....
何にもするべきことのない
そんな毎日を、私は
泳ぎ回るようにして、じっと
漂っていくだけ

私は手にコインを持つ、そして
疲れた体はその一つを捉える
手にお金があるのだと知り、眠りにつく ....
国会へと集まれば
漆黒の門塀の裏門で
鯉を釣り上げた漆黒として 想像する
セミがギャンギャン 鳴きわめく


国会の裏手だった
そして 議員の人と握手を交わした
議員として 震えている ....
言葉を叫ぼうとする祝日に
疲れた労働者の体を
不満の心の内側から
メロディとして歌う
校庭の中に集っている

サッカーの試合を
傍観していると
母校がやられた感じだった
速いシュート ....
私は松屋にカレーを食べに行こうと思う。しかしながら立ちつくした人には吉野屋が向かい側に存在する。街は昨日からのお祭りでたむろしていた人などが吉野屋の手前側を行き交っていて、街の向こうには青い海など見え .... 晴れている日には
晴れた 澄み切っている 色をしている
健康である 体になっていく 澄み切った
湖のそばにて ラーメンで 健康になる


恋人であることを思いうかべる
文庫本のページを閉 ....
何にもない体で生きていくとき、眠気を感じさせられた。私の腰は、人に疲れているのだろう。人である1日は続いていく。あなたは誰なんだろう。私には人間にも、見えなかった。窮屈な言葉の私は空の窮屈さに疲れてい .... 私は 無だ 
貝殻の絵に
甘い体を 遠のく 人に
視覚の岩肌に 凍てつく 心は
地面の 花畑に
未来を味わった


地面の 花畑に
未来を味わった 私は
私の消された 世界へと 流 ....
私の色はハイな夜奏でられ

何もない地獄耳に鬱吐きだした

石ころの過去に見ていた心壁を
思いを流れる
風の中に ぼんやりと
私は眠る
風の どこに流れるのだろう


考えることなど ない
笑うことすらなくなった
食べていられたならと いつも願っている
幸せである世界を見 ....
01
私の世界は

私自身の 過去として

私の言葉は

私自身の 映像として


02
木の葉は

それ自体の 皮として

白の色は

それ自体の 一日として

 ....
木の上にもたれかかった

過ぎていく空気を手に入れる

ノートと消しゴムは教室だろう

教科書など 泣いているのかもしれない



うち捨てられた コウモリ傘に

灰色な 鳥の ....
私は明日を考えることなく立ち続けるだろう

今日としての景色さえ私の体には 明確には 存在しなかった

スーパーマーケットの中で 果物を 口にしながら 私は

見えないものを 思っている  ....
私より孤独な君から匂いする


絵を消して布を切り裂き破ってた


海の底戦争での傷もみ消しに


人として喜びのする水として


大空がそびえるページの教科書に


 ....
想像する 何でもない「意味」を
他人に「語る」空の中を
「海ではない」と 見つめているのかもしれなかった
私ですらない波紋として 「理解する」ように


季節の終わりに「また」訪れるのだろ ....
何でもない、俺は、
思いを出るだろう。世界に、
青い、川を見つめ、
自分自身として、見つめている。

プールの、中で、
昔は、追いかけっこをしていたこと。
小さかった私は、ラムネを開けた ....
雨はまだやってこないらしかった。私だけが蟹をとり続けていた。友達はワゴンの中で寝息を立てている。カラフルなポールスミスの紙袋は、まだ彼の眠りを妨げているはずだった。青いバケツの中に一杯の蟹が溜まっ .... 人は天井に
朝の訪れを知る
世界の中に吹き渡る 思いは
海を流れるだろう
海の景色に夢を見た 私は
風の流れを 起きあがる

人の何も知らない
体の奥を
暗闇で じっと 考えている
 ....
私は透明人間だ
世界に 立ち続けさせられた
そう 私は透明人間なのだろう 世界に
体を探し続けた 私として

反射した 光を探させられた
光は 体を 躊躇した
私ではない きらめきを 立 ....
私の腸としての幻想の、
幻想の指先は、指紋。
網膜の一点としての、知恵の輪。
渦の音色は月面のクレッシェンド、
おごりとしての憤慨。
salcoさんの番田 さんおすすめリスト(179)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青さ、ノートの空の- 番田 自由詩310-7-29
データ化する心- 番田 散文(批評 ...210-7-29
立つ河原で- 番田 自由詩310-7-28
フルーツ家- 番田 自由詩310-7-28
畑の夏の昼- 番田 自由詩310-7-26
緑の言葉- 番田 自由詩210-7-22
私の夏の夢- 番田 自由詩210-7-21
詩の白いノート- 番田 自由詩210-7-21
外車で- 番田 自由詩210-7-20
とある画家としての、夜- 番田 自由詩210-7-19
世界地図を、全部見た- 番田 自由詩210-7-15
絶望に、無欲- 番田 自由詩210-7-14
ひとりの、私にとっての兵士- 番田 自由詩110-7-13
労働者の主張する意味- 番田 自由詩210-7-12
ナンと何- 番田 自由詩110-7-4
アメリカ人か- 番田 自由詩210-7-2
疲れている人- 番田 自由詩110-7-1
囚人歌- 番田 自由詩410-6-29
ディスプレイ- 番田 俳句110-6-24
越冬- 番田 自由詩210-6-22
2個- 番田 自由詩210-6-20
午後の水色- 番田 自由詩410-6-18
何かひとり- 番田 自由詩210-6-17
7遍- 番田 俳句110-6-14
詩をたどる- 番田 自由詩210-6-10
何かを見つめる- 番田 自由詩210-6-9
カニミソ2- 番田 自由詩410-5-30
四畳半の夢- 番田 自由詩610-5-29
退社- 番田 自由詩110-5-18
鼻頭の腺- 番田 自由詩310-5-15

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