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遠くからお帰りなさいと声がして
あったかい部屋へ転がった
ころんころん おもいやりをください

おみやげです
受け取ってください
あたため続けた 愛してる

夕べ寝ないで考えた
一生 ....
僕は閉じた片目で
海を引き剥がし、
青の翡翠の深海を
手に入れたんだ

風から風へ色を贈り
東から西へ光を沈め
海から海へ船を済した

君は乾いた片眼で
空を引き剥がし、
灰色の ....
ずっと覚えている
長いこと凭れてきたあの約束
なんども繰り返し巻き戻して
いやだね、よのなかはつらいね
死にたい、死のうかいっしょにもうだめだと
おもうかたちが重なったらそうしようし ....
 
 
きたぐにから やってきた
トラックに たくさん 
つみあげられて
まっしろな ゆきが やってきた
だれも たのんでいないのに

こうさてんで ていしして
ゆきは はずかしそう ....
竹の生い茂る中を歩く
辺りは暗い
竹の脇に燈籠がともる
燈籠の火が揺れる
火の玉のように泳ぐ
竹の葉が騒ぐ
そういえばここは海の底

麦畑に迷い込む
誰も捕まえに来ない
立ち止まっ ....
ミラボー橋の下を流れてゆく
ラセーヌは
そしてぼくたちの愛は
また
思い出されるのか
喜びはやってきたのだから
苦しむたびに

暮れよ 陽も 鳴れよ 鐘も
そのたびに ぼくはまだここ ....
石垣島で怖かった

一月のぬるい風が怖かった

泡盛を売るおんなが怖かった

苦楽園に住むこともあったっけが

石を探して土を落として

青い洗脳が怖かった

くずれた波が白か ....
カレーの中に牛はいた

5分後、私の中に牛はいる

結局牛はどこへ行くのか
共に私の中で生きていくのか

記号未満に成り果てた牛が
言葉へと向かわせる不思議
しかし
死んでいるので ....
真っ青な空
ぽっかりと浮かぶ白い雲

この景色を
切り取って折りたたんで
紙飛行機にして
あなたに送りたい

少しだけの
メッセージを添えて
「ありがとう」
猿が
ウキウキ ウッキッキのキ
と鳴いたので
私もいっそ猿になりました

畑の野菜をおばあさんがひとりで作ったが
嫁も孫も食べやしないから畑にどっさりこ

猿が
ウキウキ ウッキッキ ....
生まれた命のかずだけ

追憶はある

みんな誰かしらの

何かしらの追憶なのだ


この夜も、あの朝も

昼間もあったか、夕暮れもあったか

七千年まえのナイルの少年の

 ....
悪意が隅々まで根を張り
陰気な葉が鬱蒼と絡み合い
地べたを這う
どこにでもある雑草
クローバー
なのに君はこんな俺から
幸運の四葉を探す気でいる
ひたいに汗して一生懸命
幸せすぎるから ....
少年、

顔を上げろ、少年
そして歩け、前へ前へ

下を向くな、少年
何があっても、しゃんと前を見るんだ
前を見れば、泥を掴む事はないんだ
そして、一歩踏み出せ

走れ、少年
お ....
白く霧がかる水面を
小船でゆっくりたゆたってゆく

しんと静かだけれど
怖くはない
うっとりするくらい、穏やかだ

オレンジ色の光は頭上
霧の中にぼんやり丸い

わたしは小船の縁に ....
おとうさん
そう呼ばせてください
あなたをおとうさんと呼んだ記憶がないのです

おとうさん
こっちをむいてください
あなたと視線をあわせて話したことがないのです

おとうさんの娘として ....
 
 
 
【Love Letter】
 
 
 
 あなたを
 あなたを
 あなたをいつも愛していた。

 あなたの
 あなたの
 あなたのすべてを ....
{引用=


青に蒼が重なり
空の行方 風の行方
降りしきる水晶


しろに白が重なり
雲の行方 水の行方
絹は舞いに舞い




追憶の衣ははためき
旅人は斜め

 ....
静かの海に来る前に、晴れの海に寄ったんだ
月の海、そうこの大きな穴ぼこ、クレーターは月の内部から湧き出してきた溶岩で覆われている
僕の銀色の船についている小さな窓からのぞいていると
ちょうど灰色 ....
今日も1日 肥溜めの中
に、浸かりきって
明日の我が身を考えながら
ぬかるんだ ドロ みたい
な、顔をしてるんです
 
社会ってなんだか

に、
伸びて、いるようです
 
私は ....
冬は人が死ぬ季節だと思っていた
小学校4年生の1月におじいちゃんが死んだ
その年
田舎では何十年に一度かの大雪が降った

毎週法事があって
行くたびに大雪で
父親たちは屋根の雪おろしをし ....
  辿り着かなければならないところがある
  険しい道だけど

  辿り着かなければならないところがある
  人を待たせている

  幾つもの岩山を登り
  幾つもの深い谷を渡って
  ....
              わたしは 
              水色のコートをまとう
              これは あなた

              ぼくは きみの毛布
    ....
この土地にくらして/わたしは深く息をする

なびかない風の日も/灰色の冬もあった

草の使命とはなんだろう/道の記憶はどこだろう



この土地にくらして/わたしの炎がはし ....
レッドウッドの梢のさき
木漏れ日は森閑のゆらめき

  私のなかで…落ちていきました

  小さな音がかえってきては、
  だからか、そこに声を聞いた気がしたのです
  のどの奥でわ ....
ちぇっ!

右肩に強い衝撃を感じたと思ったら
見知らぬ男のひとの舌打ちが耳奥にまで突き刺さる

ちぇって言われてもね

いつもと変わらぬおっちょこちょいだから
うっかり階段踏み外して捻 ....
どこにいる

なにしてる


知る由もなく
知る術もなく


でもいつか出会って恋をする


花も嵐も味方につけて


私はきっと

恋をする
いつか僕が死んでしまうとして
どれくらい君の記憶に残るのか
なんてこと考えながら
会ったりするのはイヤなんだ

昨日の僕はとても嘘つきで
というかいつも嘘をついてばかりで
なんだかとても ....
地球は丸いのに
底辺があるんだって
堕ちてしまったら
もう戻れないんだって

地球が丸いのは
外から見るからだって
中は三角形で
底があるんだって

てっぺんは尖がってて
おっと ....
 雪

       乱太郎 作

雪がひらひら舞い降りて
少女の耳元
静かにささやく
――ごめんね
  冷たいでしょう

手のひらの上で
溶けていった雪に
少女 ....
かなわないなんていっても
あきらめない
いまを乗り越えるんじゃないんだ
自分でも知らなかったつぎの覚醒
だめだって言ったって 僕は夢中だから
きみのすぐ横にいるならできそうで
いままで ....
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