すべてのおすすめ
「スカッとしたい!」
ただそれだけのこと
年上同僚と上司からの絶え間ない
ツートップなセクハラ発言
尻はなでくりまわされ
後輩はクレームばかり持ち帰るから
年々増えていくお ....
風が痛いくらいにしみこむ
私の肌はまだ 怯えていて
街頭のネオンを通り過ぎるたび
臆病者の影は心配そうに現れる
風邪は曳くなよ
なんて言いたげに(君こそね)
周囲に誰も居なくな ....
とある惑星は猿が生息するらしい
ある惑星の猿は喋れるらしい
この惑星の猿は社会を持ってるらしい
その惑星の猿がこう言った
「人間を従えよう!」
とある惑星の人 ....
日の丸は燃えていた
戦時も戦後も戦前ですら
ふらつく狼煙
靡く先に迷う国旗
ただ
真っ赤に
(神風は讃えるべきものなのか)
神々しい名の裏
数え切れない人柱
....
丸投げされた洗濯物に埋もれている
わたしたちの日常の色というもの
どんどこどんどこ
どんどこ、まざりあう
洗濯かごいっぱいで
家族団欒としているよう
わたしの目尻がほんのり
....
海面にゆれる
ずっと上空
どんな世界なのか
知らないけど
太陽とやらが眩しくて
ぶくぶくぶくぶく
信号を送り続けた
返事はまだこない
産卵を終え
返事はきてないけど
い ....
表に隠し事を置いての帰宅
家庭内では夫婦みたいなものを演じて
翌朝のベッドのシーツだけが
不自然に整っている
*
夕刻の歓楽街
会社の上司に連れ添って
男は飲めもしない ....
ひとすじ、の 細道を辿る
わたしの集大成が惜しくも
失恋をしてしまったようで
ドミノ式に崩れ去っていく
ほのずっぱい雨
これは天気予報のいじわる
わたしの真っ赤な靴 ....
おやすみの、後の 跡
夢の中では丸裸
情熱がさめきらない朝が来て
火照りきったパジャマと ひみつ
焼け終わったトーストは甘い香り
漂わせて 塗りたくってあげたい
口 ....
今日も1日 肥溜めの中
に、浸かりきって
明日の我が身を考えながら
ぬかるんだ ドロ みたい
な、顔をしてるんです
社会ってなんだか
縦
に、
伸びて、いるようです
私は ....