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鳥たちは彼方より
不吉な報せ嘴に
たずさえ飛び来る
死の匂い羽根に含んで

闇が白んでいく都心の
明けの空に深いインディゴの
融解してゆくさまひたひたと
薄気味悪く清澄に

二重国 ....
奇妙な絵だった。

空には赤い月
青いグラディエーションの夜空に星はない。
地平産は白く
大きな駱駝が1頭
太い大きな足は象のようだ。
蹄はなく
指が3本
駱駝の顔は大きい。

 ....
赤目四十八滝すぐそばの温泉旅館に泊まった
滝を散策しようかと地図を貰ったが
往復一時間かかると言われてやめた

湯を浴びて廊下にでると深夜の館内に物音はなかった
愛人がでてくるのをしばらく待 ....
その日、僕は仕事を置き去りにして
青山墓地に向かった。
そして、
その日、僕の何かが壊れた。

さよなら神様
神様は本当に死んでしまったのだ。

五歳の僕は
毎月現れる本屋から
月 ....
咲き誇る花も
優雅に泳ぐ魚も
私の心に響かない

何故私の心の中に
何も響かないのか

身を削って生きるなと
そう教えを頂いた

しかし
身を削って生きることしか出来ない
不器 ....
家を出て
知らない町にやって来た
秋の雲はうすっぺらなんだと
空気の軽さに
気が付いた
やっと
上を見ることが出来たんだ

さようなら

ありがとう

あなたと過ごした季節は
 ....
 
精神は肉体を蝕む

精神は理性を奪い去る

精神は狂気に成り変わる

精神は命までもを喰らう



絶対的な終わり



手を伸ばす事は弱さでは無い
 ....
残り少ない飴を手に取り

それを口の中に運んだ

昔々の魔法が使えた頃の日々は

それはそれは楽しそうだな

軽快なケルト音楽に合わせて

何処までも蒼い草原を杖片手に歩いた

 ....
沈黙

必要とせぬ互いを
しかしなお繋ぐのは
切り離せぬ互いの
影を繋ぎ留めるため

ある日立てなくなった朝
影すら重くなった朝
それでも捨てる事ができずに
私はあなたを流すだろう ....
こがねに遠のくものを見ていた
忘れたままの息がひとつ
足元にかがやき 沈んでいった
冷たいまぼろしが 羽をひろげた


蝶は火のなかに火をそそいでいた
空腹への応 ....
さびしい仔猫が眠る部屋

国道が近いから
救急車が何度も通る
そんな音のない時間や
一日がない

もしや
そんな日があるとすれば
耳を済ましてしまうかも知れない
わたしが生きている ....
だまされるな
偽ったものに
惑わされるな
偽った言葉に

聞きなれた
言葉でも
それは
確かか
どうかもわからない
正しいか
どうかも
わからない

目に見えるものに
映 ....
歌になりたかった
いつでも人を元気づけるような
歌として生まれたかった
そして人に口ずさまれたかった
人の楽しみでありたかった
人の希望でありたかった
そしたら苦しみも絶望も知らなくて済む ....
世界の王を殺す旅に出よう。
彼の玉座は誰も知らぬ。
蝿の大隊を導いて
馬鹿の王を殺す旅に出るのだ。
旅の支度を整えよう。
 全ての者に別れは済ませたか。
 捨てて行く物は決まったか。
  ....
一瞬の中に永遠があった
女の顔に夕闇があった

わたし
たちは
あえぎ、つぐむ。

怒りの中に悲しみ
嘘の中に真

光の中に闇があった
灰の中に黄金があった
王の中に奴隷がいた ....
回ろう回ろう
地球は回る
踊ろう踊ろう
友達の輪

正しい道を
歩もう
一隻の船
行ったり来たり

川は流れて
花は一方通行
魚とは住む世界が
違います。
吸って 吐いて 跳んで
分かる?
視界の広がり
体の軽さ
吸って 吐いて 跳んで
ほら、もう一度

ほんとうは
みんな空を目指せるんだよ
もし望むなら
「翼がないから」
人々は口 ....
お前は強いなと言われても
あなたは弱いですねと言うしかなくて
言ったからといって私の気持ちが
どうにかなるものではありません


お前は大丈夫と言われても
保障もない断言だけで
生き ....
「晴」


青空の尻尾が眉間を撫でると

開いた眉がくすぐったそうに泳いだ

昨日の薄皮が少しずつ剥がれて

今日の陽光にりるりるとはためいた




「耕」


 ....
分からないままに歩き続ける
たどり着く場所なんて知らない

まして此処が何処かなんて
想い描く余裕もないから
ただ流されるがままに
諦めて誤魔化して色褪せていく

その世界を壊せばよい ....
この道を通るならあなたが愛する文章の一節を朗読しなさい
あなたが創ったものでも構わない
もしもあなたの記憶に誤りがあっても
口からでまかせを即興で唱えたとしても
誰もあなたを攻めはしない
耳 ....
柿の種とピーナッツが奏でるハーモニーは

僕らの心を捉えていつまでも放さない

こんな絶妙なバランスを保ちながら

僕と君が一緒に暮らしていけるのなら

時折感じるピリッとした辛さも
 ....
台風の進路
関東地方を過ぎれば
どうでもいいらしい
全国ニュースでは扱われなくなった

首都が無事ならそれでいい
むかしからの考えらしく
第二次世界大戦で敗北した
ある国は
開発に成 ....
窓辺にうつる

あたしの頬が

便箋に文字をしたためる

不惑は遅くて

別々のよるが

哀しみをガラスで仕切る


こんどの夢は

ながすぎたメルヘン

こんどの愛 ....
この宇宙の

この地球に生まれた

多くの人が新しい毎日の中

新しくない景色を見ている
新しくない毎日を送っている


この地球になにがあるのかわからずに
考えずに


 ....
俳優は事件をひとりで引っ被っている

現場にいた元総理の息子と

死亡した女とのあいだには

国家レベルで容認できない何かがあった

この事件を掻き消そうとして

あの女優夫婦にも ....
ねえ。ちょっと思ったんだけど。聞いて聞いて。
世界は2種類の人種に分けられるんじゃないかなって思うんだ。意図災害に遭った人たちと自然災害にあった人たち。

自然災害。洪水とか噴火とか、そういった ....
鞄はあまり好きじゃないんだ
手が塞がるのが苦しくて
リュックならいいんだけど
サラリーマンになったら鞄を持たなきゃいけないのかな
黒いスーツを来て
地味なネクタイをして

リーマンにはな ....
ひたすらまっくらな夜に
星を見上げながら
歩いていると
うう、ああ、宇宙に
ほうり込まれたみたい

さっきまでふたりして
立ち尽くしてだきあっていた
わたしは背筋をぴんとして
あなた ....
四次元ハーモニクスは

夜の公園に不気味に響く

欠片を拾うことを

罪へのお返しだと思い

喜んで組み立てていた

見えない所では

僕が思う人は今日も

ネオン街へ知ら ....
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