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なにひとつ選ぶことなく空に舞う恋に似たもの水蒸気になれ

ぼそぼそとつぶやく君の独白を私は聞いていてもいいのか

「迷うという時点でそれは偽り」と決めつけられど、まだ迷う吾

「その通り。 ....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡



(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
 ....
このままで そうねがい乞う 時はうたかた 君の移り香 髪に残して 木漏れ日がもしも零れて落ちたなら
        享けとめるためまつ毛をカール


ハリウッドの女優気分で歩こうか秋色緋色の絨毯の上


空高く群れる羊を追いかけて風の尻尾を捕ま ....
破裂する宇宙服からこぼれ出すはるかな草原駆けゆく少女


一片の光は遂に熟れ過ぎて落下してゆく宇宙の果実


むらさきの虚無が飛来す青空の上で吐血す宇宙飛行士


太陽のひかりときお ....
冷房のままで空き地に棄てられし軽トラックが消えた秋の日


足首に薔薇のいばらをくくりつけあなたはをどる秋と告げれば


ほとばしる滝の飛沫の花びらを浴びるあなたの背骨が欲しい


 ....
はらからの反対語ってなんだろう。実はずうっと考えています
日本語の何を愛好するんだろう。やっぱりずうっと考えています

我はシサム我はヤマトンチュ国の名は知らない彼女のカイビガンだよ
西はイリ ....
こんなにも切なく強く愛されし“愛しのレイラ”に妬ける夕暮れ

いつまでも男の子でいたい君。BORN TO BE WILD、背伸び、横顔

父と母、若かったころ聴いていたキャロルキングを私も君と ....
トランプをきるのがうまい手品師の名刺がころころ変わるのはなぜ?


テーブルに咲かせてしまった薔薇だから血にまみれつつ手に取る醤油


この剣をここに刺しますこの剣はここに刺します あら不 ....
01.追伸。今朝はちょぴりっと寒いです。湯の温度は高めに。茶の葉より
02.うちゅうにさいたひまわりにのみこまれるでじゃぶああぁあさひがのぼる
03.(エフ ブン ノ イチ)ノ ゆらぎ ヲモツ人ヨ ....
雷鳴にかきけされてく「さよなら」と微笑みながら消え逝く夏よ



画用紙の上でちぎれんばかり手をふるは向日葵それともきみか



欠けてゆく月も満ちてゆく月も紙一重に映す海鏡


 ....
我ひとり凛と咲きたるケイトウの立ち姿に見る揺るぎなき赤


夕焼けを映して林檎の色づいて食むる乙女の頬にうす紅


ひそやかな紅き花よと見惚れたる君のまなざし吾もまた乞う


い ....
着慣したる父の背広ひろげれば 知らぬ匂いの蝶が湧きたり {引用=
文法がめちゃくちゃだから英語にはしてほしくない短歌でござる}




どうしても變態だからお魚になる直前の君とやりたい


アメイジン’グレイスの鳴る真夜中にペンから生まれ ....
嘘なんてポッキーに塗るチョコ味のクランチくらい美味しく食べる


飢えすぎて死にそうになり貯めといた嘘を食べたらその場で死んだ


笑ってよ、嘘だと分かる二秒前、嘘だと分かることに笑っ ....
あまがさをかまえてわたしは強くなる
銃に見立ててばばばばばばば
リードギター 弦を歯で切る 指で切る ベースも真似して 切れずに泣いた


おまいらの 心の琴線に 触れるだとぉ 冗談じゃねー ぶち切ってやる


たましーが あればなんでも ロックだ ....
とりあえず、ではじまる朝の洗面所嘔吐している昨日の夢を


長いながい蝶のねむりをほどくとき薔薇の二文字のほころぶを言ふ


とうもろこし畑に無数の歯は落ちて兄弟喧嘩に暮れゆく夕陽

 ....
心から悲しいことがありますか?
          ただ時々にブラックホール



{引用=何でもないことや
ふと通り過ぎる景色にも・・・
なぜか・・・
   ごめんごめん。。
悲し ....
サツマイモもらった。ついついさっきまで土の中にいたサツマイモだよ

サツマイモ食べるよ。土から掘り出したばかり、今度は体に入れるよ

サツマイモ、アルファー化した澱粉の色かな。きれいなレモン色 ....
ヨークシャーテリアのくしゃみ。夏の風。塩素の匂い。嬌声。虹彩。



深い緑。蝶のような。蝶のような。流水。涼風。深い影。



内臓。ガラス瓶。牡丹。薔薇。迷走。精錬。製造番号。
 ....
深海に響くサイレン 旋律のようなうねりはやがて波へと


呼吸ひとつ躊躇うほどの静寂に抱かれて眠る幼い嵐


海水に混ざれぬ雨が沈みゆく マリン・スノーの一粒として


なにもかも蒼 ....
「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声

親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた

表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」

四文 ....
青空ではさんで食べる人間味サンドイッチは夜空の口に


教科書の意味を持たない言葉らが飛び立とうとする深夜のふるえ


君のことだけで育てたまっしろな花は胸ごと焦がして枯れた

 ....
灯台で夜明けを待てばすこしずつ世界は回り海が生まれる

田園を静かに渡る鉄道のすべての窓に死者達の顔

寝室にまき散らされたビー玉の光のなかに夜が満ちてる

熱帯夜大家に黙りバスタブに ....
紫の灯りめがけて飛ぶ虫を 笑うあなたと笑えない吾と

 
そんな字がやさしさにだって欲しかった 高圧電流さわるな注意


君はいう 川面に映る街は幻 私はつぶやく 恋もいっしょだ
 
 ....
ブルー問ふ京の都の古家ぬけ落ち込むぼくに空指しながら


麗しき姿であれどきみに問ふ如何なる意図や人魚の胸像


高速の指の運びに混ぜられてゆく鍵盤ももはや灰色


「色たちが心中し ....
君はゆく夜行列車の汽笛鳴り鞄ひとつを両手で抱き



傷つけた僕の言い訳聞き流し香る林檎に話をそらす



さよならは言わぬ契りのふたりなら軽く会釈で旅立ちの秋
花ことば常に前進ガーベラよ
         夏の花だとおまえの笑う



すれ違う風の香りの優しさは
         コンマ二秒心留まり



夕闇に街のネオン瞬いて
    ....
洗車用ホースで水の弧を描けば重なる虹の橋ふたつみっつ


あきらめの悪い蜩夏の背にしがみついてうわぁんと泣いて


初嵐小昼の庭を吹き抜けば夏痩せのポチ鼻先で追う


稲の穂 ....
PULL.さんの短歌おすすめリスト(144)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空模様- 一代 歩短歌3*05-10-21
ここでは宇宙を- ふるる短歌50*05-10-19
蜃気楼- 和歌こゆ ...短歌405-10-19
プロムナード- 落合朱美短歌14*05-10-14
宇宙葬前奏曲- 本木はじ ...短歌1505-10-13
early_autumn- 本木はじ ...短歌805-10-8
はらから/御中ではなく、言葉そのものに- 小池房枝短歌14+*05-10-1
MUSIC_LIFE- 一代 歩短歌2*05-9-30
トリックスター- 本木はじ ...短歌805-9-30
茶の味- 美里和香 ...短歌10+*05-9-26
夏のフィラメント_- 望月 ゆ ...短歌15*05-9-25
照葉- 落合朱美短歌14*05-9-25
父の女(ひと)- 杉田蝶子短歌505-9-24
ジャパニーズ・ランドスケープ- ピッピ短歌8*05-9-18
ライ- ピッピ短歌805-9-18
ななさい- ゆみ短歌705-9-16
重金属短歌- クリ短歌6*05-9-16
装飾の鹿- 本木はじ ...短歌1305-9-6
未だに判らないこと- しらいし ...短歌3*05-9-3
天高く- 小池房枝短歌905-9-3
暗室。眼帯。- ふるる短歌9*05-9-2
喫水線の住人- ソマリ短歌13*05-9-1
アポロチョコ、青い月、雫する朝、筒の声。- 短歌13*05-8-31
自殺禁止(一日ミチル「ボールペンで書き出す短歌」によせて)- ピッピ短歌1105-8-30
世界の回る音- シアン短歌605-8-27
電気ナマズの夕暮れ- umineko短歌11*05-8-27
第三芸術- 本木はじ ...短歌1905-8-25
別れても好きなひと- 恋月 ぴ ...短歌8*05-8-25
心パラソル- しらいし ...短歌16*05-8-23
処暑- 落合朱美短歌10*05-8-20

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