すべてのおすすめ
母方の祖母の雪江さんは
70歳くらいでガンで死んで
お通夜の次の日に突然生き返った

その時なぜか僕1人しかいなくて
雪江さんは自分の死化粧を見て
「えらい別嬪さんやなぁ」となぜか ....
あなたは、
簡素な手順でわたしの胸倉を開き
匂い立つ土足
こればっかりは慣れないものです
その度に鮮やかに毟られる


あなたと遭難したい
篭って
香しき動揺が眼に見える位置で
わ ....
僕は、いつものように、
かのん、と救急車に乗っていた。
かのん、は三つで
救急車はキライで
でも、救急車のおじさんはヤサシイ、
って言う。
透明な酸素吸入マスクのゴムがきつくて
イヤイヤ ....
  


いつの日かの憧れであった

本郷で道に迷った

しめしめと にたり顔で

坂道

のぼるとお稲荷さん


帰りたい

帰れない


僕の場所でない場所に ....
{ルビ小女子=こなご}が 土肥へ行こうと言う

わたくし 線路上で手と足がちぎれて
向こうへ行きますけど
あなたは その先を電車で走ってくれますか


めざせ城ケ崎

旅の味は
裏 ....
激しさの後には

心臓が弱ってしまって

ポンコツ寸前


私の耳よ

もう雑音を拾うな

笑えないのなら

余計な荷物を背負うな


水をたくさん飲むから

身体 ....
どーん

どーん
私の犬は

どーん
足も太いが
胴も太

それってあたい

どーん

どーん
もうやめます
触れてしまうと
消えていくものがある

まなざしに耐えられず
溶けていくものがある

凍えるべきは
私の手だ
蔑むべきは
私の目だ

暗闇の中
独り 閉じ篭って
見据 ....
影と
影が
重なり合うので
夜でなくても
うずくまりながら

なにかしらの気配が
ぐるぐると周回する
忘れられたまま
中心もないのに

ライカ
私の声が聞こえますか
 ....
だ る ま さ ん が こ ろ ん だ
つ か れ た よ か え り た い
こ ん な く ら し も う い や
だ け ど は た ら か な く ちゃ
く ら せ な い か ね が ....
千月 話子さんの未詩・独白おすすめリスト(160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪江さん- いとう未詩・独白3804-7-2
立春- 嘉村奈緒未詩・独白38*04-6-28
『ヤサシイ救急車のオジサンと一緒に』- 川村 透未詩・独白35*04-5-30
文京- AB(な ...未詩・独白9*04-5-27
岩の下- 山内緋呂 ...未詩・独白6*04-5-25
ポンコツ- 蒼木りん未詩・独白5*04-5-15
犬(歌ってみてください)- 山内緋呂 ...未詩・独白5*04-5-11
要冷凍- いとう未詩・独白1104-5-7
ライカ- いとう未詩・独白11*04-4-28
労働歌(実話)- 佐々宝砂未詩・独白10*04-4-23

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 5 6