本当に死者がおばけになるのなら君はアダムになるしかないね


アッパーな曲でノってるあの娘から流れる涙の味が知りたい


みんないなくなればいいって二億年ほんとにいなくなって豪遊
 ....
彼女はいつも小さなベランダから
校舎裏の駐車場で
憂鬱に潰されてかかっている俺を見つけては
静かに螺旋階段を下り
情熱も慰めも含まれていないキスをくれた
唇が触れた跡には淡い火傷のような感触 ....
ごめんね、とホントはちゃんと言いたいよ だけどなんだか負けた気がする


きみの言う一つ一つがあまりにも ただしい意見で 黙ってしまう


子ども過ぎ。きみだってたまに、子どもだよ。 そう ....
「大丈夫」そう言われると僕はもう なにも言えない、きみが遠くて 今はただ生きる意志だけあれば良い。サナギのままで腐るのは嫌だ トイレの中を
赤い鳥が
泳いでいる
すっかり
無駄になったものは
なんて
きれい
捨て去ってしまう
ぜんぶ
胸ぐらを
つかんだ
手の硬さ
殴ろうと
思って
会った相手を
 ....
ジャンプするタイミングくらい分かってる いち、がいつか わからないだけ  覚えている。
 まつげ。くちびる。あごひげの、長いところ、みじかいところ。つむじ、寝ぐせ、大陸みたいな背中。せまいキッチンの、ほこりをかぶったトースター、使われたことが一度もないみたいな炊飯器。ひ ....
夜な夜な通う男があった。
おのれとは不釣り合いな貴人であると思ったから、
娘は誰にも告げなかった。

幾山越えて川越えて
林を抜けて森抜けて
夜な夜な参る者の名を
ちちはは知らずたれ知ら ....
某東京都の条例に関して、簡単な覚書を。
細密な批評ではないです。



まず思うのは、石原に「エロいのは不謹慎」なんて言われたくないわな、ってこと。
じゃぁご自身の小説はどうなんだろう、 ....
はい、あげる。うれしかったよあのときは あのサボテンは枯れちゃったけど なごり雪、春を待てずに十八で溶けたあなたのように儚い ゴミ捨て場レシートのたば見つけては きみと同じ商品をかう  
 
雨上がりの軒下で
兄はひとり
シュレッダーになった
わたしは窓を開けて
要らなくなったものを渡す
最新式なのだろう
やわらかな音と振動で
兄は細断していく

ダイレクトメ ....
{引用=

眠っているあなたに ささやきかける
海峡の海鳴りがきっと
霧のような不確かな、消え入りそうな言葉を運んでくる
小さな螺旋の都に吸い込まれるように
淵をなくした深淵へと
言葉な ....
大学生のぼくが朝おきて携帯をみて駅から電車に乗って学校で友達に会って
帰り道にスーパーマーケットに寄って出来合いのお惣菜と鮭を買って
うちに帰って焼いて食ってテレビを見てお風呂に入ってメールして
 ....
わたし、を閉じ込めた包み紙がべたべたする悪夢を
かなでる色彩の
調律に
まどった

はじめに黒を描いたのは
いちいち死んでいく感情のモノクロームを撫ぜるため、
であって
硬質のうみの底 ....
 
 
正確な数値はわからないけれど
たぶん5%くらいになったあなたの体が
目の前に横たわっている

よほど熱かったのか
素手で触れることはできなくて
箸で摘まんでいる

かつてあ ....
この部屋は まるで 水槽
口をぱくぱくさせている 光のあわいに あわせて
線路から 水があふれでて ドアをたたく
6:10 6:20 6:30 6:40 6:50 7:00
   電線を雲がは ....
かわいてる ぼくをそっと 湿らせて 水を吸い込み 吐き出すは、きみ 悲しみをすえ、そうじきよ。ぞうさんの長いおはなも彼に届かぬ 窓の外 ぐるり見渡し 水浸し 街を沈めよ 雪解けの水

外の街 人の差す傘 並び替え 空に届けよ 赤青黄色

街の空 雲の谷間に 春の色 赤に染まるよ つないだ手と手

空の赤 視界を覆う ....
冬空をひこうき雲はまっすぐに。どこまでもゆく、どこまでもゆけ。 夢に見たラーメンほおばりきみ想う 夢にまでみた二人の朝日 まず、声を変える
あー、あー、
自分にとって、いちばん低い声を確かめる。

鏡に向かうと、
バリカンで髪の毛を短く刈り込む
思っていた以上にサッパリとする。
大仕事はこれからなのに
 ....
日本映画特有のこげた画面の中に君がいるよ
私は突然キスしたくなって
君の視力の話をするの
「眼鏡を取ったらどれくらい見える?」
度のきついレンズをやさしく外して
ぼやけた視界をいいことにして ....
  
 
雨が魚の中に入る
滑らかな質感でバスが流れていく
タクシープールの人たちが性器まで濡らして
蝶番のついたドアの開閉に忙しい
窓に沿って座り
ベッドがあれば眠ってしまう
私はぴ ....
 
タンスの引き出しを開ける
中には冷たい水族館がある
死んだミズクラゲが二匹、三匹浮いている
私は係員ではないけれど
係員であるかのように網ですくい上げる
これをどうしようか思っていると ....
横断歩道の黒白正しく踏み分けていくように押す部屋番号「206」


無機質なふりして並ぶ玄関のドアは夜まで熱が抜けない


ココナツの洒落た香りが悔しくて窓に3ミリ隙間を作る

 ....
おもいでの淡くにじんだ夕暮れに冬の金魚のなみだがぽたり
あぐりさんのおすすめリスト(193)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ごめん雪舟、君の涙の味だね- ピッピ短歌1610-3-23
十六歳- 薬指自由詩410-3-22
ぼくの悪いところ- 朱印短歌410-3-21
トヘロス- 朱印短歌410-3-20
意志- sh短歌4*10-3-20
aTo- イシダユ ...自由詩1110-3-19
いち、に、で、じゃんぷ- 朱印短歌410-3-18
こいびと- はるな自由詩510-3-18
針刺して- 佐々宝砂自由詩9*10-3-18
非実在青少年なんたら- 真島正人散文(批評 ...20+*10-3-17
サボテンが笑ってた- 朱印短歌510-3-15
なごりゆき- ことり ...短歌9*10-3-10
きみを追う- 朱印短歌510-3-9
名残- たもつ自由詩810-3-8
ウミネコの部屋- 月乃助自由詩17*10-3-8
道楽と職業- セガール ...自由詩210-3-7
深海魚(グロテスク)- 甘雨自由詩210-3-7
5%のダイエット- 小川 葉自由詩4*10-3-5
むかしみたAVビデオのタイトルがおもいだせない- イシダユ ...自由詩1210-3-4
加湿器23時- 朱印短歌510-3-1
cleaner- ことり ...短歌9*10-2-27
二階、窓際- 朱印短歌410-2-26
冬空- sh短歌7*10-2-26
ラーメン- 朱印短歌5+*10-2-25
男装- 楽恵自由詩910-2-23
本当よりも少し歪んで- なき自由詩3*10-2-23
大雨- たもつ自由詩710-2-22
水族館- たもつ自由詩810-2-14
下手なキス、して。- Rin.短歌1410-2-13
きんぎょ- ことり ...短歌310-2-12

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