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とくとくと心臓が鳴るポロシャツの色ごときみを思いだしている


頬杖をつくのをやめてどうせならぜんぶ教えてほしい道草


内側の傷つけ方が知りたくて今夜は床で寝ようと思う


 ....
呑まないと
ねむりかたすら分からない
昨夜よりやや
多目に注げ
この街はひとつの詩篇しずやかに置手紙のような息を吐くひと


光さす野をひたすらにゆくがいい、君、セルリアンブルーの尾びれ


湯豆腐を崩さぬようにくずしつつ星の底までゆきたいと言う

 ....
ピラミッドみたいな形の倒立を 目を皿にして隈なくみてる

血まみれの夕焼けぜんぶ呑み込んで(みない、いわない、きかない、しらない)

帰ろうとしている影が剥がされて/いつまでも帰ろうとしている ....
エメラルドグリーンの夜なまぬるい風がふたりを近付けている


陽炎を蝉が叫んで揺らめかす 入道雲が乗せてきた夏


わわわわと とおく、ちかくで鳴くかえる まっくらやみでわたしいまどこ
 ....
肩書きは「青い新宿回遊魚」まだあのひとはいますかここに





膝を抱き「東京事変」聴いていた人恋しくてベゴニアを買う



束縛を嫌いみずから糸切れば動けなくな ....
いいから、と君が言うからいいかあ、と とろけてゆくの朝の素肌に


もう顔も見たくないのにあの海の写真のきみは女神みたいだ


かなしいよ、かなしいよああ、どうでもいいチャンネルにして少し ....
目測で30センチ 幸せと君との距離を間違えない距離

また君は花の匂いを間違える桜の色を愛するのだね

三月がやっと始まるこの街に誰が桜を埋めたのでしょう

この街も桜の匂いが少しする ....
北山通の並木かなしむ夕暮れの色はほんのり青さをもって


少年が息をひそめていたわけは蛍でしょうか哲学のみち


宇治川を背に立つ君の少しだけ歴史を知っていることが ....
たゆたゆと零れおちゆく蒼いとき つめに絡ませ朝をむかえる

すべりおちのたうちまわる欲情を 涙のようにみちびく指さき

肌を知りささやきを知り朝を知り 自分の皮膚の分厚さを知る
いつまでも世界は甘く痺れます イエスタデイのしわざでしょうか

雨水と花で僕らは生きられた イエスタデイには分からないけれど

雨が降る世界のどこかの街でまたイエスタデイを歌っていようね

 ....
うそつきのうそつきによるうそつきのための国家はうそばかりなの


がらがらの電車の中には昼間とは違う世界の人、11時


ひとりでも眠れる きみにおやすみと言ってからもう1時間半


 ....
しおからい肌のおもては なまぬるく うらがえしてもどこか遠くて あまおとに そらにむらがる あまおとに たましいを忘れ たましいを忘れ

はねかえり つらなる円を 欲すれど あるのは怠惰な 水溜まりのみ

ひとことに ふとしたしぐさに まなざしに 弱い ....
魂を
込めてあんたに
火をともす
心でもいい
体でもいい
くじびきで誰の子供か決められる 欠陥品でごめんね母さん エナメルで拙く染めたら指先が赤くたわわにはじけていった



別離なんてこわくもなんともない昨日耳を小さくちぎって食べた



あなたに告げられた一声で包丁だけがぼうと明るかっ ....
泣いていることに気づいてほしかった 高い背中がやさしく揺らぐ


いつも無表情の君をゆるませる春の気配に嫉妬している


そのときがきたらやさしくころしてね 桜のにおいをまとうひとよ

 ....
{引用=
 花霞 目に映るのは君の背に散りゆくたったひとひらの夢



 北国の君に(好きよ)と花びらで書く 南風がさらってゆくよ



 首筋に君が降らせたひとひらは淡い花より ....
灰色の卵を割ったらからっぽだった。僕は黙ってねぎを刻んだ。 羽根休む 鳥に石ころ 投げつけて
飛び立たせては 少し笑う
わたしたちは時間をうまくやり繰りして乳清だらけのヨーグルトになる

触感がどうだとうではないのです(生き物なのね)あたたかい罠

皮膚擦れて 二階の角部屋は朝日に焼かれ まな板の上で震える枕
 ....
嫌いだよ同じくらいに好きなんだ 伝え方が分からないけど 本当に死者がおばけになるのなら君はアダムになるしかないね


アッパーな曲でノってるあの娘から流れる涙の味が知りたい


みんないなくなればいいって二億年ほんとにいなくなって豪遊
 ....
ごめんね、とホントはちゃんと言いたいよ だけどなんだか負けた気がする


きみの言う一つ一つがあまりにも ただしい意見で 黙ってしまう


子ども過ぎ。きみだってたまに、子どもだよ。 そう ....
「大丈夫」そう言われると僕はもう なにも言えない、きみが遠くて 今はただ生きる意志だけあれば良い。サナギのままで腐るのは嫌だ ジャンプするタイミングくらい分かってる いち、がいつか わからないだけ はい、あげる。うれしかったよあのときは あのサボテンは枯れちゃったけど なごり雪、春を待てずに十八で溶けたあなたのように儚い
あぐりさんの短歌おすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新しい日- 苅田由枝短歌12*10-9-19
まいにちまいにちぼくらはてっぱんの- TAT短歌6*10-8-24
風紋/夏- 萩野なつ ...短歌1110-8-23
ピチカカ反応- ことこ短歌13*10-6-22
むっつ_夏のうた- はちはち ...短歌11*10-6-21
東京哀歌- Rin.短歌2410-6-15
むっつ- はちはち ...短歌9*10-6-9
花の匂いと今を間違えるなんて喜劇さ- きらく短歌310-6-2
京都慕歌- Rin.短歌28*10-5-28
少女と少年- はるな短歌610-5-26
イエスタデイより君へ_君から君へ- きらく短歌410-5-25
むっつ- はちはち ...短歌5*10-5-25
抱き合う- はるな短歌710-5-23
通り雨- はるな短歌210-5-22
生きてゆくために- TAT短歌2*10-5-16
アンドロイド- 朱印短歌4*10-5-9
耳を食べる。- f.luna短歌910-5-4
春の気配に嫉妬- 七波短歌310-4-30
桜並木- ことり ...短歌910-4-4
フィクション1- sh短歌4*10-4-1
疲れ- ぽこぽこ ...短歌4*10-3-29
(ほのかに腐った匂いにときめく根ナシ草が見るゆめ)- 佐藤真夏短歌6*10-3-28
嫌い- 朱印短歌110-3-26
ごめん雪舟、君の涙の味だね- ピッピ短歌1610-3-23
ぼくの悪いところ- 朱印短歌410-3-21
トヘロス- 朱印短歌410-3-20
意志- sh短歌4*10-3-20
いち、に、で、じゃんぷ- 朱印短歌410-3-18
サボテンが笑ってた- 朱印短歌510-3-15
なごりゆき- ことり ...短歌9*10-3-10

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