すべてのおすすめ
自分の好きなものを求めてみようという行為は
決してあなたの全てと繋がらない
おそらくそれは不一致というもので
私はただ茫然としてしまうかもしれない
恐れを知らな ....
新しいマンションに、
彼女が、テレビが必要だと言うから、
たぶん、テレビを買うと思う。
でも、
ぼくはあいかわらず、テレビは、
いらないと思っている。
へやに、ドラム缶がいらないのと同 ....
轟音に
おびえるばかりの私には
列車そのものの
揺れになど
考えの
およぶ筈もなく

可憐な花、
それも一輪の花、
そんな風景ばかりに
こころを砕いて
いた


眺める ....
今ごろ何しているのかな

きっと趣味のデジイチを首から提げて
お気に入りの被写体を求め
谷根千あたりを自転車で走り回っているのかも

そんな感じに好きなひとを想ってみる

なんか幸せな ....
  白い雪が
  透明に変わるころ
  蛇口を静かにまわして
  飲みかけのビールを捨てる
  部屋を照らしている
  つけっぱなしのテレビ番組と
  灰皿に残った、ただ一本の吸殻 ....
わたしのありったけを


あなたに



この上なく単純で、


鮮明な色を見逃さないで。




尊敬と愛しいが合致する。


繊細だ。脆すぎる。危ないな ....
置忘れたチェロのように
湿気た香気を曳きづり
レモンの輪切りに一瞬、鮮明になる
あなたの狂気ほどの余韻
そのなかに
モーツァルトのタクトが
華奢な骨格に納められる
青白い石膏のくちびるか ....
この半島には古い鉄路が通じていて機関車がときどき通る

小さなまちの路地裏には野菜くずや魚の腐った臭いが充満して

それが僕をつくっているのかもしれない


答えのない恋人に愛を告げるよ ....
ある寒い朝雑木林を歩いていると
桃色の温もりがありそうな耳が一つ落ちていた
自分の耳じゃなかろうかと
両手でそれぞれ触ると
ぽろりぽろりと落ちてしまった

あれれこれはいかんぞとすばやく手 ....
君が空を見上げる時

僕を思い出せるよう。

僕はいつも

青いシャツを着よう。


君がどこかで笑う時

僕を思い出せるよう

僕はいつも

君を見つめていよう。

 ....
ねむいの?
ときくと
うん
という
目の中に
トロトロの
ねむたいを溜めて
おとうとが
ゆめに
吸われていく
月がホロロンと泣いて、少し傾いたら

僕は首をかしげて元の位置にもどすよ

そんな僕を見て君も首をかしげるだろう



もしもそんなループが続いたら

傾いてないことが、ずれてるこ ....
さらさらとやさしいおとで
雪が全てを覆いつくそうと
冷たく白く、暗転の月夜で
ひと滴ずつ凍りついています

道端にうずくまり
街の中でこごえながら
凍ることなく頬をつたうものを
故郷の ....
すれ違う言葉に
疲れてしまうことが
疲れ、の原因


ひとの心を気遣うはずが
我が身がもっとも大切だから
我が身のつぎに
うまく他人を愛せないか、と
右往左往で今日が行く

 ....
検査が終わったら美容院に行こう

きょうの予定にふたつめのイベントを入れる


夜はいっしょに食事をする

今朝の地震は最近のいつものとは違った

浜通りが揺れずに山梨が揺れた

 ....
  しがない サラリーマンとか
  しがない 主婦とか
  しがないということは詩が 見つけられるということだ

  ピカリ と
   
  詩が
  
犬は従順でよろしい。猫は気ままでいけないよ。

賢い犬ほど痴愚と変わらない。猫は老賢者に似ている。自由で孤独だ。

僕は犬を望む。

俺は猫になりたい。
朝のダイナー
頬杖ついて
動かない鳩の群れ
眺めてる

夜は明け
挨拶交わし
薄いコーヒー
うずをまく

それでもね
まばたきすれば
浮かんでくるよ
無数のパンジー
新月だ ....
耳をふさいでも
世界中から聞こえてくる
叫び声
無視しても
聞こえないふりをしても
脳の中で蛇口をひねったように

これ見よがしに行進する
灰色悲色めいた
叫び声
払い落としても
 ....
天使に会ったよ18歳のね

親方を待って団地のアーケード街にいた魂

奴ら僕にタスポかしてくださいって

いいよ俺が買ってやるから

それで友達になった

明日パズで飲むの

 ....
ほーら、なけなしの激情だ
ほーら、なけなしの心情だ
ほーら、なけなしの原状だ
ほーら、なけなしの白状だ

さあさ、お上がり
冷めない内に
たんと、お上がり
バレない内に

ほーら、 ....
  非定型な雲は生硬な定型でしかない
  ぼくを尻目にとりとめがない

  ぼくのO市
  かのじょのN市
  どちらも雲と坂が多い街であるから水っぽい
  川が
  なにか ....
南天の実は 何想う
小さな赤い実 何憂う

昨晚 闇夜が長すぎて
ふかづめ しずぎてしまったよ
剥き出しになった指先が
世間に晒され 泣いている

夏に実を結う南天はない ....
へやじゅうに散らばるこまかいつぶを一つぶずつ拾いあつめ
へやの
左がわにもっていき
さいごの一つぶを左がわに置いたところで
いちばん左がわの一つぶから
右がわへ
もっていく
死ぬまで ....
たとえば僕が
宇宙人にさらわれたとして
僕の不在に
気がつかない人は多いだろうが
僕の不在を
嘆く人は片手で充分数えられる

別に怨みごとを言うつもりはない
そんなものだといつも思 ....
降り注ぐミサイルの雨
彼の地で見下ろす眼差したちよ  今、何を想う?


連日激しさを増していく  画面伝いの数的被害規模
連日激しさを増していく  画面伝いの映画的超現実
連日激しさを ....
存在しなかった者達よ

今更嘆いても仕方あるまい

世界はとうに終ってしまったのだ

君達が出てきたところで

どうにもならなかったことは必至の受け合いだ

存在しなかった者達よ
 ....
疲れたと目が言い
動かないと指が言う
痛いと足が言い
暇だと口が言う
きれいでしょと胸が言い
いつ使うのと子宮が言う
明日は雨だと腰が言い
嫌になるわと髪の毛が言う
空気が悪いと肺が言 ....
きょうというひは
もうこない

こんなにも
たのしいのに

たのしかったのは
わたしだけだった

それでもあしたを
いきていかなければならない
まだ自分は一人前だと云う
底の浅い知恵しか持っていなかった頃
周りには幾つもの扉があった
そしてぼくの手にはその扉をあける
すべての鍵が与えられていた

微かに自分は未熟なんだと云う
 ....
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