すべてのおすすめ
赤い感情と青い記憶とを
つむいで
むらさきを織る
夏の恋

ひざまでの深さのつもりで
いつのまにか飲みこまれている
息継ぎに顔をあげるたび
水面にゆれる ほほえみに似た光を
肺にかさ ....
菜の花畑
咲きさかり
やまぶき色とみどり色
そよ風と土のかおり
織りあわされる

やわらかな茎の
なかほどで
てんとう虫は
僅かのあいだ
同朋の仔を
確かに見守る

てんとう ....
{引用=
眩さを手放すように
広がる
女とも男ともない
曖昧な
なめらかな皮膚に似た
花弁が
湿度の高い夜を抱いて
此処で居ますから
それだけで
報われますから
苦しまないでくだ ....
スキー好きー!
超特急で直滑降
ウェーデルンで
ルンバ、サンバ、タンゴ

右に左に突き抜けて
コブ斜面もなんのその
ジャンプ、ターン、着地!
自由だけがルール

バックオーライ
 ....
夜中にひとり食パンをかじる
バターをつけないで
ジャムをつけないで
電気もつけない

冷蔵庫の前にしゃがんで
はみはみ
虫みたいに食べる


どこか外国から船に乗せられて
海をこ ....
眠っていると、起きたくなる
起きていると、死にたくなる
死にたくなると、活動したくなる

音楽をきいていると、旅に出たくなる
旅に出ると、家を持ちたくなる
家を持ちたくなると、乞食になりた ....
珍しく晴れ渡った青空の
ぼくから見てちょうど真ん中に
白く浮かんだ月の色を
穴があくほど見ていたら
こころが腐って
口から外へと零れ落ちていく


地面に散らばったこころを
 ....
三角の窓
ブラウン管が眩しい
薄黒い木の梁
人の温もり

鱒の甘露煮
沢山の山菜
熱い味噌汁
楽しい一時

涙は七色
電動の舟
私達生きている
早寝早起き
寛ぎの時間
全てが終わり
ゆったりとする
涙が出てきた。

最上の祈りをする。
人の罪を許します。
私も許してください。
悪を遠退けて下さい。

コーヒーをドリップする
いい匂い ....
騒がしすぎる街角の雑踏を
見渡せる場所にあるベンチから
晴れやかな薄曇りの下を
右に左に行き交う人を見てる
たくさんの方向から浴びせられる会話
待ち合わせの時刻を気にして先を急ぐクラ ....
むかしむかし
あなたと私の
鳥の骨のような関係が
ありました

肉はもうとっくに
誰かに与えてしまって
白い骨格だけが
残っているのです

飛翔の予感を秘めて
飛翔の過去を秘めて ....
手紙の言葉を
口の中で反復しながら

月の墜ちた水を掬い上げ
砕ける欠片を喉に流し込んだ

言葉を飲み込み
生成し、消化して
闇に融ける声で囁く

掌に残る水滴
掴めない、残らな ....
波に揺られて
太陽の陽を浴びて
みかん箱
お魚の観察

プリズムの世界
音は聞こえない
日焼けした素足
元気をいただく

ゆらゆらゆらり
砂の音
さらさらさらり
灯台の閃光
 ....
幼い頃より私は
自分が昆虫の一族であると
思ってきました

色香だとか
瑞々しさだとか
まばゆさだとか
そんなものには縁がなく
私のからだは
金属のように硬く
乾燥しているのです
 ....
オレンジジュースのプライス300YEN
君の未来は∞

濃縮還元のちょっとした詐欺は
細いのどに吸い込まれた

さあ
バブルオヤジに
圧迫面接されてきな

若さを賛美する若者と
 ....
びょうびょうと犬が鳴くのでここいらはもう一帯冬である。
山も空も野も白いので、逆さになって落ちる童が後を絶たない。

びょうびょうと犬が鳴くのでここいらはもう一帯冬である。
雪の上に落ちた南天 ....
君じゃなくてもよかったなんて言いたくないけど

君しかいないわけじゃない

「君だけが好き」なんて言っちゃだめだよ

君が、好きなんだってただそれだけ言ってほしい

短い人生だね

 ....
夜にさまようノマド
夢に似た旅路
くらやみの中へ
伸びていく根毛

黒髪の思い出は
満月の丸み
汲み上げられて
つきあげるよろこび

歌うことばすべてに
ひとしく炎、やどれ
こ ....
雪の上に乗って
あなたのところまでいったんだ
あなたはやっぱり泣いていた
泣いてない
泣いちゃいけないっていったのに

どうして私たちは
泣くことしかいつもできないんだろう

あなた ....
私が猫だったら
人の頭より高いところに
いつも寝ることにする
間違ってもだれかの膝の上なんかで
眠ったりはしない

私が星だったら
うっかり一番に目立ったりしない
みつかってさえない
 ....
思わず産毛が逆立ってしまう真夜中の二時。これから一人で生きていけるかどうか怖い。だから背筋に悪寒が走ったんだ。君は死んでしまったから僕の事は忘れてしまっただろうけど、僕はBUMP OF CHICKEN .... もうすぐ いくよ
だから もう 待たなくていい
夜 鳩は飛び立つんだ

だから もう 飛ばなくていい
もうすぐ


朝がくるから じゃなくて
朝がこないから

数えてみて
幾つ ....
ゆさゆさとある日の午後
瞼を閉じれば薫る風
泣いて笑った命のリズムで
まるで道端に植わった
草や花みたいに
君が揺れてる時が好き

ありふれていて
とても透き通っている
一篇の短篇小 ....
「宇宙人からの信号を傍受したんだって。」
そして人はああ夢があって良いよねという

新しい素粒子も
写真も
映画も
ああ夢があって良いよねと人はいう


こんなとき
宇宙人は何を呟 ....
あなたの夜風をもらいたい

ぼくの夜風をもらってほしい

それを交換するように

ぼくらはあの部屋に帰ります


ぼくらはふたりでひとつではなかった

ふたりでやっとひとりになれ ....
 さて、どうやら人々はひどく急いでいるようである。こんな瓶の中でいったい何を急ぐ必要があるのだろうか。誰も立ち止まる気配を見せない。ともかく、誰もがせかせかと動き回っているので、なんと ....  ようやく着いたかと安心していたが、よくよく見れば全く別の場所にいるようなのである。四階建ての白い建物が横一列に四棟並んでいる、というところは同じなのだが、果たしてこんなにツヤ .... 目を覚ますと、部屋の中に嗅いだことのある匂いが充満していた。どうやらドアの隙間から流れてきているようで、いつからしていたのかは分からなかった。目が痛くなるような甘い .... 明滅する夜空に太陽のような火が昇った
もはや目が見えないと慌てて走リ去る群集
蛍光の月に半透明の幕が降りた

足が長すぎて折れてしまった虫の
羽がむしられていく

明滅する夜空に舞うため ....
苦しみに満ちた貴方の歪んだ魂の形に沿って捩れながら蔦は這い進み巻きついて覆い被さり閉じ込められた貴方の魂は朽ち果てながら外郭だけを残し冬を待ち蔦が枯れて萎びた蔓の隙間に光が差し温められた貴方の朽ちた魂 ....
Gitonさんの自由詩おすすめリスト(452)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なつ、むらさき- 橘あまね自由詩14*11-9-18
菜の花畑- 橘あまね自由詩12*11-9-11
あさがお- 高梁サト ...自由詩711-5-27
雪降っているかい?- ペポパン ...自由詩4*11-5-25
深夜、食パン3枚- 橘あまね自由詩3211-5-17
へそまがり- はだいろ自由詩311-4-3
こころ- 寒雪自由詩111-1-28
ユパ様- ペポパン ...自由詩5*11-1-27
偉人の余生- ペポパン ...自由詩3*11-1-22
Solitude- 寒雪自由詩311-1-18
鳥の骨- 三条麗菜自由詩7*11-1-17
連詩「掴めない源」4/10- 愛心自由詩411-1-17
ゆらゆらゆらり- ペポパン ...自由詩8*11-1-14
昆虫と私- 三条麗菜自由詩3+*11-1-13
スーツの冬- skc自由詩111-1-11
びょうびょうと犬が鳴くので- 亜樹自由詩411-1-9
愛って恣意的- skc自由詩111-1-8
冬の夜の即興- 橘あまね自由詩1311-1-6
雪乗りうた- 朧月自由詩210-12-31
- 朧月自由詩210-12-6
天体観測- 時間が蕩 ...自由詩3*10-11-15
旅立ちの朝- 佐藤伊織自由詩110-11-3
共通概念- おるふぇ自由詩210-10-27
夢があって良いよね- 佐藤伊織自由詩210-10-25
あの部屋に帰ります- 吉岡ペペ ...自由詩310-10-21
ナルシス・ナルシス・- リンネ自由詩210-10-10
●●●●の回帰- リンネ自由詩210-10-10
- リンネ自由詩210-10-10
天球虫- 佐藤伊織自由詩2+10-10-9
ある聖堂の情景- rabbitfighte ...自由詩110-10-6

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