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ジャングルジムでの遊び方を忘れたのは
威勢が良いだけの雄叫びが、もう通用しなくなったからで
不安定な足場で怪我するくらいなら
帰り道でつまずく方がカッコいいと思っていた
汚れを知らない白いスニーカーが ....
こんな
青空の下で

あなたは
結婚式をあげる

おめでとうなんて
ありきたりだけど

言わずにはいられない

おめでとう
おめでとう

神さま
ふたりに祝福を

ぽっかり開いた
青空のような
幸せを
くすぶった闇の在処は見せもせず
星の数ほどの「真実」をさらけ出し合い
本当はどこにも帰れないと知っていた

茜に染まる道に転がる虫の死骸で、
初めて命の理を知ったあの頃のように
渇いた日々が続いても
 ....
母のことが なぜあんなに嫌いだったのだろう
殴られたことがあるからでもなく
押入れに閉じ込められたことがあるからでもなく
蹴飛ばされたことがあるからでもなく
わたしは母の愛情に満ちた視 ....
ぼーっと
通路に座り込んで
足を投げ出して
そのまま横たわる途中で

ボートハウスの屋根の上
の丘
の上の空

見つけたんです

あと、30分
いずれ修復されるだろうと
私はただ見つめていた
やがてそれすらも忘れてしまい
背景の一つとして色を変えた

置き去りにされたもの
斜陽がそっと撫でてゆく


価値がないから捨てられるのか
捨てられて価 ....
   てっぽうゆり



武器の名を持つ 白い精神には
滑走路はありますか

新月の日の始めの朝には
草原を はだしで歩いてごらんなさいな
一足ごとに 露がはじけることでしょう
 ....
夜明け

目が覚めかけて
うとうとしたまま
窓辺に寄る

朝の蒼が
とても深くて

ぼくの眠りを
追い払っていく

わかっているんだ

イマジンみたいな世界は
どこにもな ....
太陽が昇り始め
朝がきた

キミとの
最後の夜が
終わった

寝不足の瞼に
氷を押し当てて
苦いタブレットを噛み砕く

明日から
どう生きようか

つまりは
キミのいない ....
例えればあなたは
この砂漠に育った


風の紋様のように
年輪を刻んだ



太陽の灼くように
苦痛と恵みとがあって


月の照らすように
癒しと哀し ....
西の空に描かれた
夕焼けと浅い夜のグラデーション
高い大気圏に置いてかれて
光は冷静に冴えていた

網膜を冷やかして
今日の終わりをそっと告げる

夜が来て 暗闇が幕を上げたら
反対に瞼を閉じよう ....
月のひかりに近い
比重の


愁いが
瞳から溢れたとき


あなたはすでに
詩人であった





淡い湖に半身を浸して
何かを探し求め



深層に沈む
リングに手をのばす






ひと ....
{引用=
ハイビスカス


なき濡れる ハイビスカスよ 咲かないで キミに会えない 夏はいらない 


「あいつって…」 噂話が 気になって ゆるゆる溶ける チョコレ ....
[女子高生]と云う
必然的なブランドを持っている わたしは

勉強 部活 テスト 友達

いろんなオマケに追われながら

毎日を貪るように 喰らい
生きているような気がする

虚 ....
世界は円で完結する




民族も
思想も
姿かたちも




些細な異差の
凝縮された拡大




あなたのどこかが
もしも欠けてしまったとしたら


誰かと
手をつなぐとよいのです



 ....
それは神聖で
侵されることない神秘

逃避行

もう

終わりにしよう

命なら

ここにあった
真夏日のホーム
フィルター越しに世界を見つめている

うろうろ悩んでみたところで
今が、ベスト!そう言い聞かせても
胸にさびしくツンとくる痛み

今から時速二百キロ?で
東京までこの身を運ぶのだ

真 ....
蒼と紅が溶け合う黄昏

澱んだため池と 汚れたアスファルトを割く
目に痛いくらいの白いレールに

咲いていた

薄黒い緑手を緩やかに伸ばして

《寂しいんだ》

絡みつく

そっと触れれば
震えるよう ....
 わたしの中の真昼の闇
 闇の中の狼の虹彩
 虹彩の中のおまえの影
 ふるえている

 耐え切れない心を
 掻き毟るための
 1/4拍子を宿した指先

 どうかわたしの爪を切っ ....
わたし

脳が絶え間なく
考え続けてる
こころがたゆまず
感じ続けてる
止めるすべはない

青空

雲がゆるやかに
ゆるやかに
風に流されてゆく



だから、
次 ....
イメージで泳ぐ僕の夢と
かつての神々の残像



ファッショナブルの開放

ラッシュアワーの独唱




イヴの訳解とアダムの髪

トラディショナルの革新





おもいは ....
いつぞやの朝露に綻んで居たのだが、
思い込みではないかと揺らぐほど
呆気なく潤いは早々に太陽が持ち去った



赤黒い夜明けの曙にいきり立つ蒸気が射光の糸に捻り寄るみたいで、
 ....
6月4日AM0時05分

玄関の鍵をあけ、
わたしを窮屈な女に閉じこめている
ストッキングを脱ぐときが楽園。
爪をひっかけて伝線、
1回500円の過ちにイライラする。

 ....
そこそこの底にはいつも君がいて
そこそこの底ではいつも雨
そこそこの底の君が濡れないように
そこそこの底までおおう傘をひろげる

闇にも鮮やかな黄色い傘に
金の糸で縫いつけた心星が

そこ ....
そらまめ そらまめ


ぎゅっと つまってる 大地のちから

ぎゅぎゅっと つまってる パパの汗

ぎゅうぎゅう つまってる ママの愛

ぎゅうっと  ....
枝先に
気が
佇む

歳月は
雨粒のよう
滴る度に
数えを投げた

枝先から
気が
垂れる

歳月は
風塵のよう
散る度に
堪えを解いた

枝先に
気が
留まる

歳月は
氷雪のよう
結ぶ度に
怯えを ....
流れ往く雲に

人を見て
自分を見て



気がつくと

薄い天幕を破って透過する粒子が

浅い深呼吸を促す




何てことのない
モールの吹き抜け




何てことのない
ありふれた日常
 ....
あなたには魅力が満ちている

この花は
告げている


星は再び巡ってくると

あなたは
告げていた



いつかまた
この道で出逢える日まで



私は花を
摘み続けていよう



星が降るまで ....
むくわれない想いに
身を震わせて


とまどう心に
もてあます春風


真っすぐにそそがれる
あなたの視線さえ


拒む理由を
淡い紫の吐息にかえて




ひとり、うつむいて ....
うつつの中の独唱

ただ完璧な迄に白く


それは愛の形を持って


目覚めれば消えてしまう程に淡く


七重八重と夢を織る
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