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ゆっくりと
息を止めるように一日を仕舞う
箱の中のガラクタはいつも
明日になれば綺麗になっているから


ゆっくり、と
息を
ここ、に戻す
主のいなくなった
家の、傾き
通り沿い ....
重たいよ、重たいよ、と稲が鳴ります


生まれるよ、生まれるよ、と栗がもうすぐ妊娠八ヶ月です


うーーん、と心地よい秋風に、晴天が背伸びをします


ぐう、ぐう、と魚の雲を見たわた ....
ゆっくりと日が沈む
みたいに
さよならを言う
もういない君とか私みたいな
消えていった
あなた
過去というものですか

陳腐だ
陳腐だ
陳腐だ

言わなくてもいいことを言い続け ....
紡ぎ方を忘れた鳥は、手のひらに何を刻めばいいのか
温度差、呼吸の深い、遠い
渡ることの出来なくなってしまった彼らを
僕らは繋ぐことで
   (手のひらだったのか、どうか)
          ....
女子高生のスカートが短すぎるけど
パンツを見せびらかしたい
わけじゃないっぽい
たぶん
僕らの青春なんて
誰かのひざ小僧とパンツの間で
いつも迷子になっていて



キオス ....
昨夜の暗闇がまだ腕に残っていて
深く吸い込むと、まだ匂いがする
目の奥まで染み込んでくる、とうめいな朝は
ついに溶け残ったあなたと私が、水溜りする隣で
新しい一枚を捲ろうと、もがき続けている
 ....
時間は、斜めから溶け合う頃になって
辺りはいつの間にか曲がり角になって
それは
人生、
とは呼べないような私たちだったり
生きている道のことだったり


例えなければ綺麗だったのに
 ....
ハロー
いま、ぼくのそばにいる、コトバ、は
みどりいろをしています。
ハロー
もう、ハル、なんですから
きっとすべてがうまくいきます。
ぼくの、てのひらで、
コトバ、は、硝煙、の匂いに
 ....
伊月りささんの自由詩おすすめリスト(218)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
息を止めるように- 霜天自由詩708-9-13
初秋- 小原あき自由詩16*08-9-10
もういない君とか私みたいな- さだあい ...自由詩3*08-7-31
渡れ、鳥- 霜天自由詩7*08-5-8
くらげはやさしいゆめをみる- ねことら自由詩1008-3-14
それと、いくつかの朝- 霜天自由詩207-9-25
トワイライト- 霜天自由詩607-8-27
『ハロー、ハル』- 川村 透自由詩19*07-4-8

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