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つまずきなさい、
何度でも

ほんとの意味のつまずきに
出会うときまで
何度でも



傷つきなさい、
何度でも

深手のつもり、で
いられるうちに
癒しのすべが
 ....
 
木枯らしに吹かれて
落葉たちが駆けていきます
その先で
誰かが待ってるかのように
子供たちが
追いかけていきます

それは
生きるための
練習のようにも見え
あるいはいつか死 ....
沖縄の桜は
一度寒くならないと春にならないので
開花フェロモンは
山の天辺にまず舞い降りる

そこから
四方にかけ下ってゆくので
沖縄では桜前線は
少し南下したりもする

北へ向か ....
ホントは皆分かってるんだと思う

明日が晴れない事も、望んだ時にキセキが起きない事も

ホントは皆分かってるんだと思う

そう簡単にこの雨が止まない事も、願ってもない嵐がやって来る事も
 ....
深く奥底に沈んだ
牙の先端を探して
いくつもの時間の粒が
真夜中の闇の隔たりに消えた


愛の音がしていた
夢の音がしていた
晴れの日の
花の匂いが ....
毎日尻の穴からぶりぶり汚いものを出している
ぶりぶり=うんこ

中学のとき初めて触った友達の電子辞書で
ちんこのついでにうんこを引くと
「うん」は息む音、「こ」は何だっけ
何かそういう風に ....
めざめると 小学校のチャイムが聴こえる


そしられ れらしそ しそられ れらしそ


ぼやけた頭は 過去にゆく

あれは わたしの おもいこみ
せんせいは わたしを いじめたりしな ....
先生
今年も忙しさに思想が流されてしまう
そんな季節が来ましたね
あなたは貴婦人だったり豪傑な男の人だったり
駆けだしの幼い人だったり するのだけれど
先生は 忘れた頃に
夢枕にきりりとた ....
ひとつのファンタジーがある

それは 
ファミレスのチェリーパイに象徴される
1990年代の遺残だ

アルケー と 唱えて
僕は 学生時代の夢を見る

世の中の仕組みなんて
 ....
{引用=悲しみを知らない人などきっといません、


同じような顔で同じような服を着て、
量産型が街を歩いているよ、
ねぇ、
おかしいね、
おかしいね、
同じでなければ怖いんだ、
臆病 ....
第一楽章


    ホ長調の音符引き連れた春が
    草原に咲く
    いつか播いた喜び
    これから花開く出会い

   朝靄去って
   ピアノに向かっている君
 ....
あのときあなたと
原宿で
ピザとパスタを二人で分けて

そのとき初めて
お互いの秘密を話したよね

あのとき駅のホームで
あなたの頭を撫でて
見送って

そのとき初めて
見た事 ....
奨学金の返還誓約書を提出しなきゃいけないとかで
今日、はじめて三号館という建物の七階までのぼって
はじめてそんな高い場所からこのキャンパスを見おろした

僕は、
四年もこの学校に通って
そ ....
夕焼けは音を消させたみたい。
ついで、砂場のスコップも、ブランコの揺れも。
寂しいなら帰ればいいのに。


雲を眺めてるんだ
オレンジっていう色らしい
いつかのやさしい声はもうきこえな ....
どこから降って来るんだろう

幸せなメロディーは

どこから溢れてくるんだろう

悲しみの底に見えかくれする 
わずかな微笑をたよりに
明日はやって来るんだろう

知らなくてもいい ....
 
 
近所の用水路で小さな魚を捕まえた
家にあった水槽に放し
部屋の日当たりの一番良いところに置いた
魚は黒く細っこくて
その頃のわたしは
なんとなくまだ幼かった
 
+
 
 ....
「詩人不在証明」

不在を、証明せよ、と、書き殴られた、黒板、放課後、幾つめかの、チャイム、掃除用具入れの、造形美、誰もいない、教室の、大気。


足元から伸びる影を追いかける、ような、 ....
延々回帰線をなぞって
大丈夫なのに、のどが咬めない
知らないの そう聞こえる、
逃げてきたセクターを端から閉ざされる
私が歩みを進めるほどに
故郷の地面まで
焦げてゆくのだと気が付く
( ....
何処から来たのか知らないけれど
擦れ違ったから
おはようと声を掛けた

でもその人はチラッと僕に目を遣って
道に戻っていった

求めるな、とか言うけれど
求めるのはいけないことかな
 ....
 
掌は舟
温かくて何も運べない
体液を体中に満たして
今日も生きているみたいだ
塞ぎようのない穴から
時々漏らしながら

階段に座って
ラブソングを歌ったり
駅前の露店で
プラ ....
峡谷を挟んで
街がまた一つ
大きな白い砂漠に
のみ込まれて
消えた報せ

夜空の向こうには
目が醒めるほど
白い砂漠の朝を待ちながら
砂粒は銀色に輝いて
すらりとした紺色の地平線へ ....
秋の笛はススキ野をつらぬいていく 
そらがたかい 木は枯れた

あしもとを照らす街路灯
遠くを照らす燈台
世界を包むあなたの一息

遠くの砂漠で聞いている
あなたは雨を呼んでいる
一 ....
まぶしい雨が
わたしのひたいに落ちて
ぽとん と
奏でた
それは総天然色の
はかりしれない次元の
やさしさ

おもっていることが
おもっているように
雨は降るのだろう
だとすれば ....


風が吹いてくると
潮のにおいがしないかと期待して
きっとそんなことはないんだろうと
わかってはいるのさ

東京 東京
なんてさ

てぃん とぅん てん とぅん


聞こ ....
存在が耐えられない程軽いのは
存在が耐えられない程重いから
あんまり軽かったら
重しがないと
フワフワ飛んでいってしまうじゃないか

存在が耐えられない程苦痛なのは
存在が耐えられない程 ....
  あの子に惹かれるのは

  重力のせいだと思う

  毎日量り売りしてもらってほうばる

  そんなわけで増えるのだ

  あの子はとても軽く

  難なくこなしてるよう
 ....
石から人の想いを感じ取る

櫛に平和を思い浮べる

僕はそこに僕を見る
はっきりとした輪郭の


名の知れた詩人の詩に
美を感じる

店で流れる知らない曲に
耳を傾けている
 ....
うっかりついてしまった
溜息の先端から
滑り落ちたマンボウが
午後3時17分の紙コップの
コーヒーの中に浮かんでいた

セクハラまがいの
丸い横っ腹を堂々と晒して
背びれと尻びれを ....
 
それからどうしても
行きたいところがあると言うので
つれていった

寝ているときは
額に汗をかく人だった
まぶたの裏の世界でも

雨が降っていた
誰かの涙なのだろう
誰かがと ....
点と点を結んでも
直線にならない
揺らいだ線を描き続ける人がいた
好きだった、らしい
景色は額縁に飾られ
憶測は掠めるように
いつまでも引き摺って仕方がない
会議は思い出についての議論に ....
依さんの自由詩おすすめリスト(170)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つまずきなさい- 千波 一 ...自由詩21*08-11-19
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G7- BOOKEND自由詩208-11-17
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day_dream- 月音自由詩108-11-16
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ノクターン- 乱太郎自由詩15*08-11-12
告白- まぽ自由詩1+08-11-12
ドライ- チグトセ自由詩15*08-11-11
_- ニルギリ自由詩408-11-7
幸せの雨は- BOOKEND自由詩508-11-7
ねむらない- たもつ自由詩72+08-11-6
「詩人不在証明」- rabbitfighte ...自由詩14*08-11-6
セパレーター- 梶谷あや ...自由詩508-11-5
信心- 高橋魚自由詩108-10-29
空の匂い- たもつ自由詩4308-10-29
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雨明かし- 渡邉建志自由詩508-10-27
まぶしい雨- 唐草フウ自由詩14*08-10-24
てぃん_とぅん_てん_とぅん- AB(な ...自由詩508-10-21
存在の耐えられない軽さ- 渡辺亘自由詩208-10-20
hello- qipy自由詩208-10-19
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- 小川 葉自由詩608-10-11
花束- 霜天自由詩608-10-8

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