わかってた
ずっと前からこうなる事

わかってた

だけど
毎日空が綺麗だから
もうちょっと
もうちょっとだけだと
言い聞かせて

見て見ぬふりをしてきた

だから
君 ....
悲しい時
少し
休んで
空を見てた

そしたら
自然と
悲しみから
すっと
解放できた

悲しい時
死にそうなとき
つらい時
空を見てごらん

勇気がわいてくるから
 ....
自分で思い出すより

誰かに話しながら思い出したほうが

色鮮やかに甦る

あの涙を

いま、この手で拭えるように


僕らは大人になってゆく

俺にもこんな時間があったのか ....
室内灯の明りを落とし
明日の為にと目を閉じて
今週は何を片付けようかと
算段を繰り返している

かつては夢を見ない夜が嫌いだった
意識が途切れてから数秒後には
当たり前の朝を迎えていたか ....
ペン先に積もる黒い雪
世界は四角い
丸くない
背中の違和感
なんて静かな夜だろう
夏の夜の静けさのなかには震える孤独な生き物がいる
そいつは虚無と星の光の混合物だ
いつまでもいつまでも震 ....
雨が降りやまない

世界ってそんなもん


光はたまに射すから美しい


価値に追いかけられて
青い蜘蛛の巣に絡まって
何かの拍子に思い出すこと

忘れた、もうずっと前に

 ....
野獣をおもわす原初のにほい
俺に生きる力が残っているなら
生きろ
精一杯の力で
暗い憂鬱など噛み砕くがいい
むしろ暗い衝動を
我が生きる糧とせよ
はためく力があるのなら
はためくがいい ....
眠れない夜
詩が書きたくなった
誰かに伝えたいわけじゃない
誰かに存在を知って欲しくなった

S・O・S
愛だの世界だの大口叩いてはみたけれど
正体はただの寂しがりやなんです


 ....
{引用=

外は雨。







窓のガラスに幾粒もの涙が
透明な線を斜めに描いていく。





ベッドの上からその景色を見上げていると
左手がやさしい感触に包 ....
流れるプール
もう何周目かわからない

浮き輪に乗っかって
ぷかぷかスイスイ
ゆらゆらぐるぐる

上を見れば
塗っちゃったみたいにはじからはじまで青い
自分の流れていくのと逆に雲が流 ....
 あなたの心のいろは

 なにいろですか

 かわいらしい桃いろですか

 さわやかな青いろですか

 情熱のある赤いろですか


 わたしにはまだ

 いろがありません ....
暇つぶしに読んでいた夫の漫画本に
ヒミツが挟まっていた
それはちょうど主人公が
携帯電話のメールを確認している場面で
お札と同じくらいの紙切れだった
(本当のお札だったら良かったのにな)
 ....
走り去る緑

水田は
鮮やかにきらめいて

遠く木々が
燃え立つ

なんて
真っ青な
そら

これが
最後のドライブなら

そう言ってくれれば
よかったのに
 *灯台

   かすかにまだ
   光っている
   間違えたままの、
   やさしい思い出
   わたしの幸福な思い違いを
   あなたは
   そのままにしてしまったから
 ....
夜は朝を育む揺りかご
夜のなかで
寝ているのは朝
朝は朝寝坊
夜の寝心地はとてもいい

いつまでも朝が起きないと
いつまでも夜なので
夜は思いきって朝を起こす

朝、起きて
朝、 ....
 
とても正しくて
とても間違ってる
君はいつも正しくて
間違っていた

何かだけを目指し
何かだけに支配され
何かだけの君は
何かだけを支配して
何かだけを成し遂げた

セミ ....
梅雨と真夏の狭間で
紫陽花が耐えている

真夏の青空の色を湛えて

夏が来るのを
待っている

色はだんだん
褪せていく

散りきるまで
もうすぐ
その入り口にある 水溜りに浮かぶ弓張りの月が

太く老いた竹の節を 浅葱色にぬらしていて

ここから先に入ってはいけないと 知っていたけれど

だけど小さな燐の火が

竹の闇間を泳いで ....
身体の中で潮騒を飼っている
辞書はそれを焦燥や憂鬱や歓喜などというが
潮騒はそんなにもシュハリ、と
姿を変えるものだろうか。

生まれて初めての始発に乗った。
どうしてだろうかとは考え ....
おんなのこになりたかった
わたしずっと
おんなのこになりたかった

からだはおんなのこ
おんなのこになりたい
こころはどうだろう
おんなのこになりたい

おんなのこに ....
生きるのをやめてみようかな、と思った
ずいぶん前、絶望の淵で

そんなに大事ではない
ただ少し、休みたかっただけ

それから今まで生きてきた
生きることを選択したわけではなく
死ぬのを ....
ありがとう
僕らの朝食
光あふれる幸福な食卓に
小型の爆弾は落ちた

ばらばらになって美しく輝く体を
ひとつひとつ拾い集め
元に戻していく
どちらのものかわからないところは
昔のよう ....
「いらっしゃいませ。」


毎日 毎回

同じ笑顔をはりつけて

お客の言葉に

うんうん 頷き

詰られ 貶され

平身低頭


いつからだっけ?

まるで幽体離 ....
僕はキミのことをいつだって守るよ
キミになにかあったらいけないから
僕は体を張って
キミを包み込んで守りきるよ
だから
僕を信じてほしい
キミとずっと一緒にいたいんだ





 ....
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