切望することは、
あなたが外側に在ると、
認めることでしょう。
あなたに会うために、
何百もの方法を築きました。
あなたが囁く時、
愛でいっぱいでした。
この有害な混乱に、
わたしはば ....
小説も香水も好きだけど
ヤカンが飛ぶほうがいいと思っていた

空港の誘導灯も
機上から見下ろす街明かりも闇も好きだったけど
お湯を沸かすヤカン
ヤカンが飛ぶほうがいいなぁとは思っていた
 ....
生まれてすぐに言葉を食べた
降る雪のように冷たい言葉
それは小指の爪のように
やわらかく甘く
そっと僕の心臓に住まった


なんだか涙が出そうで
手のひらを握ったりしていた
つぼみが ....
{引用=玉子の親じゃ、ぴよこちゃんじゃ、ぴっぴっぴよこちゃんじゃ、アヒルじゃぐぁーぐぁー。}


(一)

「兄ちゃん、コイツをくんねぇ」

カーバイトランプに照らされた
みか ....
同じような空でも
どこか少し違うから
そう言って
その日の雲の形を惜しむように
写真を撮る、君

同じ空を見上げ
何が面白いんだろう
そう思いながらも
念のために持ってきた傘なんか
 ....
不可思議な理論を思いついては
窓辺の君に押し付けた
紙媒体のレポートなんて
古過ぎると君は呆れたが

速度に追われたキーボードを見ると
理論すら何処かへ逃げてしまうから
骨董屋で買った万 ....
切羽詰まって
吐き出される言葉より
感じ始めて 喋る言葉のほうが
人は豊かなはずだ


 時代(とき)よ 追い詰めないで


なんとなく 
一緒に過ごす時間を大切にしよう
たとえ ....
  ターンテーブル
                080910


ゆるやかに日が暮れ
跳びハゼが眠る頃に
三日月色の雲が出る
古着を売って流離う風も
そろそろ退屈するはずと
 ....
只、彼が良かったのは、丁重過ぎたやり方でなく、まるで記帳するよういつも忍ばせていた必然性だった
それまで経験してきた四、五人との交際の中で、しだいに漠然と、私は遅鈍な女だと、思うようになっていった ....
重たいよ、重たいよ、と稲が鳴ります


生まれるよ、生まれるよ、と栗がもうすぐ妊娠八ヶ月です


うーーん、と心地よい秋風に、晴天が背伸びをします


ぐう、ぐう、と魚の雲を見たわた ....
今この瞬間
このタイミングで
あの日
じいちゃんは何を思って居たのだろう
確かまだ
南の島で
息を潜めていたのでは
無かったろうか
いや
野戦病院
だったろうか
それとも
帰国 ....
この気持ちは
決して言葉に表せることのできるようなものじゃなかった

だけど
どこ探しても  言葉しかなくて
それでも
言葉は
あまりにも脆いから

この言葉に
とっびきりの愛をこ ....
本当に大切な思いは永遠なんかじゃなくて
でも   思い込みとか
気の迷いとかでもなくて
本当に大切な思いはこんなにも脆くて
儚くて
でも
揺るぐことはなくて

決して
弱くはないけど ....
お願いしなくても
地球は回ってくれていて
お願いなどしなくとも
太陽と月は巡回してくれる
わざわざ願わなくても
両親は私を産んでくれた
そして願ってもいないのに
心臓は今日も動き続けてい ....
寝苦しい熱帯夜抜け
頬を撫でる風向きも変わる
部屋の明かり消して
闇に耳を澄まそう
きこえる きこえるわ
微かな鼓動 儚げな虫の音
戻りたい あのころに
なにも知らなかった
君を待つ寂 ....
結婚祝いの掛け時計
箱の中で眠ってた
曲がった針のその横で
若い妻と僕とが笑ってた


今は時を刻まぬ時計でも
思い出一杯刻んでる
僕は写真を取り出して
出窓に置いて眺めてた

 ....
粗雑な人生の

粗雑な吹き溜まり

サヨナラ出来ない

このサヨナラ


茫々とした

ひかりと雲が

茫々とした

前途をてらす


粗雑な人生の

粗雑な吹 ....
人を愛す
ことが出来る
人間は、
人の
痛みを
誰よりも
知っている

だから、
傷ついたことを
卑下する
必要は無い
ただ、淡々と
誇ればよい

傷口は
治ることを
 ....
             080903



明日も良い天気
保障する
空約束と信じていたが
少し軽率すぎたようでした
宗谷本線
抜海駅で降りて
歩きだしたときは、よく晴れていて
 ....
湯船に浸かり
うつらうつらしていたら
突然誰かが部屋に入ってきた気配を感じ
バスタオル胸元に巻いて飛び出すと

消したはずのルームライトに薫る
わたしの大好きな秋桜のアレンジメントに
添 ....
涙にぬれた街角や草木の生える路地裏で

煙草をふかし帰宅する

わが道は遠くにあるけどつかめると


祈りは遠く何百光年の彼方にあって

叶うものと信じているが

星空みえない都 ....
深夜2時。
車の窓を全部開けて走る。
少し冷たい夏の終わりが少しずつ距離を明確にするから、
夜に引きずられないように、スピードをあげる。

例えるなら「切ない」ってこういう夜の事で、
流れ ....
片手で空中にまるをつくる
親指をくちびるにもってゆき
その場の空気を吸い込む
恐怖も限界も肺にためつつ
決して傾かず真っすぐに息を吐き出す
履き心地の悪い靴なんて捨てちまいな  ....
貴方が好きでいてくれる

私のままでいたいの


屋上、太陽、揺れる水


雨上がりの屋上。9月の放課後。
貴方がどうしてもと言うから、楽器の練習に付き合ってあげることにした。

 ....
私が ここに居ることが
皆の安心となり
くつろぐことが出来ますように

私の言葉が
皆の輝きとなり
自信が持てますように

私の行いが
皆の喜びとなり
感謝の気持ちで満たされますよ ....
ひたひたと

君の足音が 近づいてくる



今日も 僕の傷ついた羽を

その やわらかな唇で 癒してくれる



とてもうれしい反面

ほんとは不安でいっぱいなんだ

 ....
ねえねえと肩を揺すっても
寝たふりしてたはずの
あいつは
いつの間にか深い眠りに落ちていて

久しぶりに触れ合いたかったのに
わたしのこころは
ちょびっと傷ついてしまった

それでも ....
君が僕を揺らして止まぬ
陽炎が滲む午後

風と木々が触れ合う度に
君に想いを寄せる

駆け抜けて夏の鼓動 まだずっと速くなって
待ちわびる君の影を 目を閉じて声を洩らす


空色に ....
悲しみから抜け出せない時は
逆に明るくポップな曲を作ることにしている
あぐらをかいて床に座り
ギターを膝に抱き
最初の指は決してマイナーを押さえないよう

歌いながら
少しずつ構築さ ....
あなたの名前を連ねてみたら
あなたがどこにいるのかわからなくなってしまいました




私の 孤独 は
生来、明るいもので
この心に佇む
静かな
先の見えない穴蔵にせせらぐ
わず ....
ヒロシさんのおすすめリスト(150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
名も知らぬ女の手記より- K・フラ ...自由詩408-9-13
フライング・ケトル/夜間飛行- 海里自由詩408-9-13
詩人と海- アヅサ自由詩11*08-9-13
ひよこなひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*08-9-12
シャッターを切る音- 皆月 零 ...自由詩9*08-9-12
ラブレポート。- りぃ自由詩1*08-9-12
会話- 青い風自由詩4*08-9-11
ターンテーブル(習作- あおば自由詩6*08-9-10
不感症女の数時間- 詩集ただ ...自由詩1+08-9-10
初秋- 小原あき自由詩16*08-9-10
じいちゃんへ。- プル式自由詩6*08-9-9
結局は言葉しかない- fuji自由詩308-9-8
決して永遠ではない- fuji自由詩108-9-8
生き道- 木屋 亞 ...自由詩3*08-9-8
うつろい- しずく自由詩408-9-7
妻(きみ)に捧げる詩- 青い風自由詩6*08-9-7
このサヨナラ- 吉岡ペペ ...自由詩408-9-6
君に- 野狐禅自由詩208-9-6
夕焼けヒッチハイク- あおば自由詩22*08-9-5
ゲリラなひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-9-5
夢枕- yoyo自由詩308-9-4
km/h- R自由詩108-9-4
オーパーツ- モリマサ ...自由詩29*08-9-3
屋上、太陽、揺れる水- セルフレ ...自由詩3*08-9-2
生きがい- 青い風自由詩3*08-9-2
足音- じゅじゅ ...自由詩308-9-2
考えるひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*08-8-29
太陽の花- P.B.自由詩108-8-26
暮らすように歌う- RT自由詩708-8-19
初恋- 水口わす ...自由詩108-8-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5