長いこと 時間はたった


ずいぶんと 睫毛も 声も 痩せてしまったね、と笑う

それすらも

全部両手で抱えて持ってゆきたい 日常の風景のひとつだった



おぼつかない足取り ....
混沌を抽出したような
音楽に溺れていると

時おり

冴えた月光だけが支配する
澄みわたった湖畔の風景だけが
浮かび上がるんだ

ノイズとスクラッチと
サンプリングと器楽音
音の ....
さっき そこの角で 天使の羽根を拾ったんだ
君が落としたんじゃない?

嗚呼 なんて神々しいんだ
人間だとは思えないよ
ねぇ どこに翼隠してるの?
僕を置いて天国に帰らないでね マイ スイ ....
あのとき、偶然
だれにも声をかけられていなかったなら

ぼくは今ごろ
ここにはいなかったのだ


偶然、生きているぼくは

今日も、また改札口をぬけ

ケータイを開き

牛丼 ....
端正な横顔には
少しばかりの憂いがよく似合う

彫刻の様に滑らかで、なまめかしい純白の肌に、
赤いレースの衣をかざせば
魂(資質)が、
美(生き様)と、
溶け合って、
不可思議が生まれる


女は ....
かなしい
かなしい

と思っていると
なにをかなしいと思っていたのか
わからなくなってしまった
返事を期待しないきみのなまえを
部屋のそこここに置き散らかしたまま
 ....
郵便受けに入っていたのは
営業スマイルの葉書と
ネクタイをきちんと締めた葉書

営業スマイルの葉書を開いてみると
べりっという音を立てて
用のないパンフレットを差し出してきた
次から次へ ....
あやつり人形のような
お前だった

細く、長く、
私の随分先を行ってしまいそうで
失うのが恐くてお前の腕を
強く握りたかった

でも
パラパラと砕けそうで
出来なかった

 ....
繰り返す梅雨の憂い

水溜りに映るのは
また歪む空


さよならのかわりに
泥水を蹴り上げる


汚れても笑っていた
強くありたかった


暴れる水面に
反転する空
 ....
本当はいつまでも
隣りに居たかった という真意

嘘で固めた道の
続く未来は悲しい

祈ってるの 貴方の幸せを

あの扉がもう2度と
開くことはなくても
目をこすった

ボヤケル世界

視界

ハッキリしない

それで良かった




夢からサメル

天井のシミ

くっきりと

窓の外の世界

目に映る

 ....
僕らには、どうがんばっても未来を見ることが出来なくて。

僕らには、過去という現実に引きずられて跳べなくて。

僕らには、今見えてる世界しかなくて。

でも。

少なくても、僕は僕でこ ....
突き抜けるほどのブルースカイ
爽やかだけど違和感がある
そうか雲が無いからなんだ

快晴の空はこの町を飲み込んで
日常の景色から輪郭を奪う
まるですべてが合成であるかのように

ホリゾ ....
可哀想な兄弟
鎖に捕らわれて
狭い部屋で
声を重ねて歌うよ

昔に聴いた子守唄
眠れよ眠れ
静かに眠れよ
響き合う声は透けて
やがて光を呼ぶ

兄さん、聞いて
僕たちは
呪わ ....
窓は私と世界をつなぐものだ
晴れの日は紋白蝶の光が注ぐ
粒々だらけの目で愛でる世界
雲は脳を冷ます高純度の白で
純白の雲は影がない密な氷だ
私は頬張りたくて口を開ける
窓が息に曇ってすぐに ....
主よ
あなたのお示し下された道は
余りにも厳しいものです
この私に
歩むことができるでしょうか

私には見えます
主がゴルゴダの道を
歩む姿が
荊冠を被り十字架を背負い
侮蔑と悪態 ....
コロコロと転がっていく
ずっとそれを眺めていた
問題なんて何もないよと
誰も口にはしなかった

そっと壊さないように
優しく拾い上げてくれたのは
伝えたい言葉をなくして
探している人だ ....
僕は村一番の悪人だよ
物は盗むし
女は犯す
刃向かう奴は皆殺し

でも今日、僕は魔が刺して
ばあさんに道を譲ってしまったよ
まったく今日は胸くそ悪いぜ

僕は村一番の悪人だよ
あの ....
意識の底の光と影 互いに背を向けあい
太陽は私 三日月は君
あの香りがすれば君は微笑み

私を連れて行きました…鎖を巻いた楽園に
私を連れて行きました…詐欺紛いの笑顔で

私には君がいた ....
窓の明かりが消えた街に
歩く足音
吸い込んで高く澄む
黒く黒い空気
張り詰めた頬
耳を塞ぐ音楽が
どうしても君に会いたいと
叫ぶ
見上げる
高く澄んだ黒に
点いては消える光の名 ....
もう疲れたよ、終わらない迷路
ずっとおんなじことばっかり考えてる
毎日なんにも進歩がない

『もう忘れた?』『やめよう』『でもやっぱり』『ごめんなさい』『でもやっぱり』『好き?』『本当は』『い ....
あたしのなかにあなたが

ひと雫しみて
ふた雫しみて

だんだんと濃度が増してゆく

こうやって蝕まれていくのね
、この世のすべてのものは

細胞が喰われた、あなたの言葉に
血液 ....
愚かなりjesus
其の愛で破滅をもたらすがいい

いくら愛せども歴史は繰り返すのさ
殺戮の衝動は抑えられない
さぁ見な!!
黒き羊たちのshow timeさ

破壊しろすべてを
歌 ....
わたし、
あなたにひどいめにあわされたいよ。

たとえばわたしをだくならば
べっどではなくてつめたいゆかで。
たとえばきすをするならば
いきもできないくらいにはげしく。

やさしさより ....
毒薬を零したような
紫の空に
感ぜられたのは共感
崩壊した意識に

僕を溶かした空
お前は俺だ
、と呟いた
深くなるソラノイロ

さよならTuesday
君は飲み込まれる
 ....
ふたりのあいだに
ふたりのことばがふえていく

ふたりになるということはそういうことだ

いじわるをいうあなたに
わたしが拗ねて「ぷい」ということ

携帯をひらいたわたしに
あな ....
月夜乃詩音さんのおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花火- もも う ...自由詩2208-6-17
湖畔- kauz ...自由詩8*08-6-15
デンタルエンジェル- 北大路京 ...自由詩16*08-6-14
Re:- わら自由詩25*08-6-14
仮面- 遊佐自由詩2*08-6-13
かなしい、かなしい- ________自由詩3*08-6-9
客の来ない家- 小原あき自由詩19*08-6-9
お前の骨- 赤澤るろ ...自由詩308-6-9
瑠璃色の渦- 衿野果歩自由詩408-6-9
サヨナラを祈る- 衿野果歩自由詩108-6-9
ニジンデ世界- 赤澤るろ ...自由詩108-6-8
ミライ。- 狠志自由詩108-6-8
ホリゾント- 1486 106自由詩5*08-6-8
犠牲- AKiHiCo自由詩408-6-8
願わくば白い光の中を- 木屋 亞 ...自由詩2*08-6-8
慟哭(長崎の鐘)- 青い風自由詩7*08-6-8
ガラス玉- sui自由詩408-6-8
魔が刺す- かいぶつ自由詩108-6-8
another_heaven- Kuro:Neko自由詩108-6-7
スターフィッシュ- 衿野果歩自由詩408-3-8
愛して愛して愛して- lazy自由詩8*08-1-24
侵蝕!!- lazy自由詩7*07-11-3
ジーザス・キリスト- lazy自由詩3*07-10-29
本能- lazy自由詩11*07-4-27
To_Wednesday- lazy自由詩8*07-2-11
ふたりになる- lazy自由詩11*06-12-23

Home