仮面
遊佐



端正な横顔には
少しばかりの憂いがよく似合う

彫刻の様に滑らかで、なまめかしい純白の肌に、
赤いレースの衣をかざせば
魂(資質)が、
美(生き様)と、
溶け合って、
不可思議が生まれる


女は、着飾る事で
飛躍する。
隠す事で
飛翔する。

衣の下に
一番淫卑で、一番美しいモノを隠して
微笑(わら)う




自由詩 仮面 Copyright 遊佐 2008-06-13 20:22:58
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