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2004apr/nov diaryより抜粋及びリミックス
2009年07月22日16:37

不安の話をしよう。たくさん
まず正確に今の状況を逃げずに。正確に。

身体化されていく運命 ....
どのやりかたもまずいが子育てに正しさはない
人生のようなものにも
それがないように
あたしたちにともなう
正義は/悪は
それらの構成とセンスで
角度を変えながら進んでく
冷静でい ....
マックでメガマックを食いながら水が欲しくなる
砂を
噛むような孤独が押し寄せる
午後四時半
水道水を公園までチャリでいって飲む事に意義がある
そういってチャリで父は多額の借金ととも ....
プライベート
の日記みたいなものを心底必死にねつ造あるいはコンフェッションする
ミクシーとかSNS系の
わりに狭い空間みたいななかに
さまざまなジャンルの人々に公開することについての
その意 ....
世界を救うんは
お前やから
そんな風に惚けたように
言う母親は
年の割には肌がきれいで
触りたくもなる

僕は頷いて
今後のプランを彼女に示すけれど
それにはそれほど興味は持たない
 ....
世の中で一番暗いときはいつですかという質問の答は
夜明け前
だそうです。



レディース&ジェントルマン

この闇の意味を問いただし
まぶたを何回も何百回も何千回もまばたきしな ....
庭先に止まったアゲハチョウの羽には
感情の全てが閉じ込められている

そのざらざらとした声色が気持ちよくて
いつまでも肌をなぞっていてほしかった
淡い空にうろこ雲がほわりと浮かび
右目の向 ....
渚を歩いていたときのことだ。

波打ち際に、細くなめらかな黒い曲線が描かれていた。
それは波の姿を象って視界の及ばぬ範囲へと延々と続き、
足元に目をやれば無数の点の集まりで、なにかの種を思わせ ....
6月25日 0:17am

パパとママが罵りあう声が床を転がってる。


なんで朝まで帰ってこないの、からはじまって
どんどん醜くなる言葉たち。やがて高周波に達する。

悲鳴は床にたた ....
なぁ、オカア

子どもの頃から口癖みたいに
女の子はこれくらいできなあかん言うて
台所に立たせてたやろ
うちはあれがすごい嫌いで
何だかんだと理由をつけては逃げ出して
そういえばお弁当一 ....
「日常という名まえのスペクタリズム?」
そういうのがすでに
定着したニュータウンになにげなく灯ろう
白熱球と蛍光灯の下の
テーブルと人数分の椅子の数を数えて
寄り添いみんな一つの影に ....
 
 
父のベッドのところまで
凪いだ海がきている
今日は蒸し暑い、と言って
父はむくんだ足を
海に浸して涼んでいる

僕は波打ち際で遊ぶ
水をばしゃばしゃとやって
必死になって遊 ....
そういやこの曲を聴いていたときに
君はすでに死んでたんだね
なんだか不思議だね
僕がこんなに素敵な音楽を聴いているときに
君はとっくにこの世にいないなんて

あのとき僕はどんな思 ....
いやもーモリマサちゃんてば全開でローダウンモードで白目の現実が
スロースピードで少しずつ贅沢にすぎてくから
どちらかといえば最後までできる時間のかぎりせいぜい生きたいとか
布団の中や液晶画 ....
そうこうしているうちに
定期券などというものも
すっかり使わなくなったと彼は言い
ひとさし指を使って首をかいた
それで生活はだいじょうぶなのかと私がきくと
どうもこうも
生活などというもの ....
コンクリートブロックを敷きつめた街に
私 は裸で腰かけている

見知った声が聞こえたので左手を上げて後ろを振り向いたが
誰もいないのを確かめただけだった

何故なのかを思い出すことは
当 ....
五月の夜が更ける
上限を過ぎた月が
丘々を 森を照らし
小さなこの庭を照らしている
ほの甘い空気の中には
すでに夏の気配が かすかになやましく
ひそやかに 息づいている

室内では 夜 ....
ロンダの住む赤茶けた家は
アダレの街外れの丘の上にある
朝方、ロンダの澄んだ歌声が聞こえてくるのを
街の人は微笑みながら聞いた

 ※

アダレの街に徐々にネオンがと ....
詩は


誰にでも届かないところで
誰にでも触れられない距離で
詩は やわらかい
詩は 傷ついている


詩は
誰にでもからだをゆだねて
詩は おとなしく それでも ....
電車はもう乗り終えた
飴の袋もからっぽ
歩き出す
足元の道はごつごつしている
日の光は花や木にばかり当たっている
ような気がする
水が飲みたい
と思った矢先に
湧き水の立て札
山深く ....
メモ
あまり記憶がないので
自分の子供時代の話を母から聞く
3つで小児喘息がはじまったのであまりスポーツに熱中した覚えが無い
水泳とクラシックバレエをやっていた
小学校に上がる前から本読みだ ....
ハーモニカを吹き散らす
日が暮れたさきにあるとがった鉄塔の先を見ながら
いいかげんなよくあるブルースだからって誰も殴りかかっては来ない
ひとりぼっちだからさ
なにを蹴っ飛ばしたって誰もびっくり ....
ダイ、ダイラ、
風吹きわたり
陽あたりのいい場所で
投げ捨てた果実の種が
ことごとく芽吹いて巨樹となり
大地を引き裂いて
ダイ、ダイラ、
風吹きわたり
陽あたりのいい場所で
はらわた ....
世界中の友人、家族とやりとりが簡単にできる
初のパーソナルビデオ会議システムが、より一層充実しました。
というクリエイティブな文字がマッキントッシュのトップから消えない。
それでよろこぶマ ....
ろくろ首


それにしてもあなたを待ちすぎました
わたしの断ち切れぬ想いはあの日の
あなたのうしろ姿に縋りついたままで
身体だけが狂おしく軋みながら
いくつもの夜を越えて来たので ....
「死んでしまいたい」が口癖な君に
「生きていれば良いことあるよ」
と言いかけて言い切ることができなかった

それを時代のせいにしたところで何になるのだろう

夢とか希望を持ち難いこんなとき ....
小学校に行ったよ
山奥の
廃校になった

なにもかも小さくて
洗面台なんかほんと低くて
でも何でも揃ってて
まだ、ひとの気配がした

あんまり陽あたりがよくて
運動場も広いから
 ....
 
 
近所の用水路で小さな魚を捕まえた
家にあった水槽に放し
部屋の日当たりの一番良いところに置いた
魚は黒く細っこくて
その頃のわたしは
なんとなくまだ幼かった
 
+
 
 ....
当たりもしない宝くじを買う
予想通りはずれて事も無く毎日は過ぎていく

夢を見る
叶えるだけの気力も覚悟も無く無意識のうちに忘れていく

歳をとる
だんだんと自分の現在地がわかってくる
 ....
リューヌ 思い出して私との約束
おまえはどこに行ってしまったの
ある日突然いなくなった私の猫

リューヌ 何度もおまえの名を呼ぶけれど
私に答える声はもうないの
ただおまえに似た夜がそこに ....
ばんざわ くにおさんの自由詩おすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不在の時代- モリマサ ...自由詩509-7-29
天国の温度- モリマサ ...自由詩609-7-13
ひとり- モリマサ ...自由詩409-7-13
アイノー- モリマサ ...自由詩609-7-12
どうせ世界は終わるやし- なかがわ ...自由詩409-7-12
夜明け前- モリマサ ...自由詩909-7-5
アゲハチョウの夢- あ。自由詩11*09-7-4
海と蟻- 夏嶋 真 ...自由詩25*09-7-2
雨中の虹- 夏嶋 真 ...自由詩20+*09-6-27
なぁ、オカア- あ。自由詩14*09-6-25
しみ- モリマサ ...自由詩509-6-22
遠泳- たもつ自由詩1309-6-21
思い出しメロディー- なかがわ ...自由詩709-6-16
六月の乞食- モリマサ ...自由詩609-6-12
バラの花びら- キエルセ ...自由詩209-6-6
風の吹く街- キエルセ ...自由詩209-5-19
五月の夜- 塔野夏子自由詩8*09-5-17
ロンダの青い空- うめぜき自由詩4*09-5-16
遠ざかる5月の輪郭- うめぜき自由詩6*09-5-6
- ふるる自由詩31*09-5-1
未刊- モリマサ ...自由詩809-4-20
馬野君から夕方電話が来た「今新宿で氷結のんでるとこ」- モリマサ ...自由詩409-4-9
星型の住宅- 片野晃司自由詩26*09-3-28
ウェディングドレスきたまま- モリマサ ...自由詩309-1-15
百鬼夜行詩_<1>- nonya自由詩15+*09-1-5
がらんどう- 恋月 ぴ ...自由詩34+*08-12-18
いつか、約束の- 夏野雨自由詩49*08-12-16
ねむらない- たもつ自由詩72+08-11-6
宝くじ- 風見鶏自由詩3+08-11-2
リューヌ_〜月という名前の黒い猫〜- 未有花自由詩16*08-10-28

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