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あおい蕾が
春の嵐にぽきん、と折れて
公園のくずかごに捨てられている
花の命のありかがわからなくて
こわごわ抱いて家に帰る
光に翳すと
やわらぎながら
ほどけてゆく部屋
輪郭をも ....
渚を歩いていたときのことだ。
波打ち際に、細くなめらかな黒い曲線が描かれていた。
それは波の姿を象って視界の及ばぬ範囲へと延々と続き、
足元に目をやれば無数の点の集まりで、なにかの種を思わせ ....
6月25日 0:17am
パパとママが罵りあう声が床を転がってる。
なんで朝まで帰ってこないの、からはじまって
どんどん醜くなる言葉たち。やがて高周波に達する。
悲鳴は床にたた ....
悲哀の音色と光の乱舞が
互いを完全に打ち消しあって
零れ落ちた沈黙に
回転木馬の夜がくる
めぐり、とまる
とまり、めぐる
繰り返されてきた物語はその結末 ....
ばんざわ くにおさんの夏嶋 真子さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花
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夏嶋 真 ...
携帯写真+ ...
29+*
10-4-9
海と蟻
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夏嶋 真 ...
自由詩
25*
09-7-2
雨中の虹
-
夏嶋 真 ...
自由詩
20+*
09-6-27
回転木馬
-
夏嶋 真 ...
携帯写真+ ...
19*
09-6-20
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